エアコン取り付け工事の不安を解消! 作業内容・費用の目安は?
エアコンの取り付けを行うには専門的な知識や技能が求められます。業者に依頼するのが一般的ですが、完全に業者任せにしてしまうと余計に費用を請求されるのでは? などの不安がある方もいるでしょう。そこで今回は、エアコンの取り付け作業について特集。トラブルに巻き込まれないよう、作業の内容や費用の目安について解説します。
エアコン取り付け工事って何をするの?
エアコン取り付け工事の概要
エアコンの取り付け作業は室内機や室外機だけでなく、配管に関するものなど多岐に渡ります。主に、以下のような作業がエアコンの取り付け作業のなかに含まれています。
1. エアコン室内機の取り付け作業
2. 配管取り付け作業
3. エアコン室外機の取り付け作業
4. 真空引き作業
5. 配管貫通穴を封印する作業
6. 試運転の実施
まずは、コンセントの位置を確認。
エアコンを取り付けるために板を設置したうえで、室内機を運び入れ取り付けます。
次に、冷媒を通すための配管やドレンホース(エアコンの排水ホース)、信号線(室内機と室外機をつなぐケーブル)を室内機に接続して、化粧テープを使ってキレイに巻きあげます。
冷媒を通すための配管と信号線を室外機につなぎます。
真空引きとは、真空ポンプを使って配管のなかを真空にすることを言います。エアコンを正常に運転するために欠かせない作業です。
配管を貫通させたら、雨や風が室内に入らないよう隙間をパテで埋めます。
試運転をして、問題なければ完了です。
エアコンの取り付け料金はいくらくらい?
気になるのがエアコンの取り付けにかかる費用ですよね。家庭用のエアコンを取り付ける場合、必要な料金はエアコンのタイプによって変わります。
・6畳~12畳 約15,000円
・14畳~18畳 約18,800円
・20畳~29畳 約20,000円
・窓用エアコン 約8,000円
エアコンの取り付け工事で不安なこと
どんな場合に追加費用がかかる?
上記の料金は、あくまで基本的なもの。状況によっては追加費用が必要になるので注意が必要です。例えば、多くの場合、古いエアコンを取り外すのに料金がかかります。室内機や室外機の設置環境によって料金が異なってきます。
室外機が地面に直置き、もしくはベランダ置きの場合、約5,000円~の費用がかかります。室外機が屋根置きの場合、さらに費用がかかり約13,000円ほど。足場が悪い場所への壁面置きの場合は、屋根置きよりもさらに費用がかかるケースもあります。
リサイクル処分費や、運搬する料金もかかることは覚えておきたいところ。
このほか、穴あけが必要な場合、配管を延長する必要がある場合など、ケースごとに追加費用がかかってきます。
そのため、依頼するときにはオプションなどをふまえた上で、見積書を出してもらうことが大切です。
取り付け工事の所要時間は?
エアコン1台あたりの取り付けにかかる時間は、およそ1時間半と言われています。取り外しが必要な場合は、エアコン1台につき約30分の時間がかかります。
エアコン取り付け工事のトラブルを防ぐには
工事保証をチェック
追加費用がかかることが多い関係で、終わってみたら最初に想定していた金額と違ったなど、エアコン取り付け工事にまつわるトラブルがたえません。そんな事態を回避するためには、事前に工事保証をチェックしておくのがおすすめです。
エアコンの取り付け工事を請け負う業者は、あとで工事トラブルに発展しないよう、1年から数年にかけて工事保証を用意している場合が少なくありません。もし設置したエアコンに不具合があったときや、誤って壁面や家財などを損傷してしまったときは、保証期間内であることを条件に、無償での修理や補修をしてくれます。
この工事保証というのが業者ごとにまちまちで、保証対象となる期間や内容が違います。どんな場合に誰が費用を出すのか、期間も含めて依頼前に必ずチェックしておいてください。
打ち合わせを念入りに
業者との打ちあわせをしっかりしておくこともトラブル回避のためにおすすめです。できるだけ作業の内容について確認しあい、業者との共通理解を深めておきましょう。
完全に丸投げしてしまのはトラブルのもと。事前にしっかり打ち合わせして依頼主が工事内容についてしっかり理解しておくことが大切です。トラブルを未然に防げるだけでなく、問題に直面して工事がストップすることがないので、工事が円滑に運ぶというメリットもあります。
まとめ
エアコンの取り付けは専門性の高い作業です。だからといって業者にすべて任せると、あとで費用などの面でトラブルになることが少なくありません。できるだけ業者との共通理解を深めてスムーズに工事を完了させましょう。