普通の靴で雪道を歩くには? 滑り止め&濡れ防止の裏技
あまり雪が降らない地域にまとまった積雪があると街中が大混乱。なかには転んで大怪我する人もいます。とはいえ、めったに降らない雪のために靴を用意するのは気が引けるもの。そこで今回は、雪道を普段の靴で歩く方法を特集。靴底が滑ったり足が濡れたりするのを防ぐ裏技や、突然の雪に対応するための応急処置の方法などについてご紹介します。
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靴底に滑り止めパッドを貼っておく
普通の靴が冬用に変身
雪道を滑らずに歩くには、グリップ力の高い突起が靴底についている必要があります。ところが、パンプスや革靴など普通の靴はというと、靴底がツルツルなのが普通です。そんな靴を履いて雪道やアイスバーンはうまく歩けないでしょう。
そこでおすすめなのが、靴底に貼りつけて使用することができる滑り止め。かかと部分とつま先部分に合成ゴム製の滑り止めパッドを貼るだけで、たちまち普通の靴が雪道用の靴に変身するという優れものです。
雪用の靴は一応持っているけれど、いまいち可愛くなくてコーディネートしづらいからできれば履きたくないという方にもおすすめですよ。
道路から雪がなくなったあとも貼ったままにしておいてOKです。なにも貼らずに歩くのに比べてソールが減りにくいため、靴が長持ちしますよ。
滑り止めパッドの貼り方
靴底用の滑り止めパッドは、とても簡単に貼りつけることができます。
1. まず、靴の底についたゴミや汚れをキレイに取り除きます。水を使った場合はしっかり乾かしてください。
2. 紙ヤスリを使って、滑り止めパッドを貼りたい箇所を軽くこすってください。紙ヤスリはごく細かいものを使用します。購入した滑り止めパッドに付属している場合は、それを使ってください。
3. 接着剤を使って滑り止めを靴底に貼りつけたあと、しっかり押さえつけて10分ほど待ったらできあがりです。滑り止めパッドによっては粘着シートがはじめからついているものもあります。履いたときの違和感が気になる方は、なるべく薄いものを選ぶとよいでしょう。
雪で滑らないために! 応急処置として使える裏技
太めの輪ゴムを巻く
何年かに1度、外出しているときに突然の積雪に見舞われるということがあるはずです。うっかりパンプスで出てきてしまって、滑り止めパッドが買えるお店も近くにない! そんなときに知っておくと便利な裏技が、太めの輪ゴムを靴に巻くという方法です。
太い輪ゴムを2~3本用意して、靴のつま先から指の付け根のあたりにかけて巻きつけるだけ。とても簡単です。そうすることで靴底にひっかかりができて、ある程度の滑り止め防止になります。
輪ゴムは、1~1.5cm幅のものがよいでしょう。
靴底に絆創膏を貼る
同じく手近にあるものを活用して滑り止めにする方法として、靴底に絆創膏を貼るのもおすすめです。つま先やかかとなど、地面に接する部分に絆創膏を何枚か貼っておけば、滑り止めパッドの代わりとして使うことができますよ。
ただし、これはあくまで応急的な措置です。太い輪ゴムを使う方法もそうですが、しばらく雪道を歩いていると効果がなくなってきます。とくに絆創膏の場合は、知らないうちに剥がれてしまっていることも。
なるべく転びにくいような歩き方をしたり、雪のないところを歩くようにしたりしましょう。
雪で足が濡れるのを防ぐ裏技
靴に防水スプレーを吹きかけておく
雪道を普通の靴で長時間歩くと、ほぼ確実に雪や雪解け水が靴のなかにまで浸透してきて、足が濡れてしまいます。せっかく滑り止めパッドを貼っても、とっても不快な状態でいること強いられてしまいますよね。
滑り止め対策と合わせてやっておきたいのが防水処理です。靴に防水スプレーを吹きかけておくことで、水の侵入をかなり防ぐことができますよ。雪解け水によって水浸しになることで受けるダメージから、お気に入りの靴を守ることにもなりますね。
靴下の上にビニール袋を履く
足が濡れるのを防ぐ方法としては、靴下の上からビニール袋を被せるという手もあります。靴のなかに雪や雪解け水が入ってきても足が濡れる心配がありません。
ただし、ビニール服を被せることで足が蒸れやすくなってしまうことには注意が必要です。水分が足を冷やしてしまうことがないよう、帰宅したあとはすぐに靴下も脱いでしっかり足を乾かしてください。
なお、靴の上からビニール袋を被せて雪道を歩くことを推奨しているのをたまに見かけますが、おすすめできません。靴底が滑りやすくなるため、転倒してしまうリスクも高まりとっても危険です。
まとめ
滑り止めと濡れ防止を施してあれば、普通の靴でも雪道が歩きやすくなります。ご紹介した応急処理とあわせて記憶にとどめておいて、いざというときにお役立てください。
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