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2018年11月18日 21:00 更新

凝固剤を使わず廃油を処分する裏技・節約術

キッチンなどから出る廃油はどのように処理していますか? 凝固剤を使用するやり方がよく知られていますが、処分するたびに凝固剤を使うと、コストもかかってしまいますよね。そこで今回は、廃油を処分する裏技を特集。凝固剤を使わず、手近にあるものを活用して節約する方法や、買い取りを依頼する方法についてご紹介します。

凝固剤を使わず廃油を捨てる方法

Lazy dummy

片栗粉や小麦粉で固める

廃油を処分する方法としては、市販の凝固剤を使って固め、そのままポイする方法がよく知られています。とても手軽で便利なのですが、コストがかかってしまうのが難点です。

そこでおすすめなのが、片栗粉や小麦粉で固める方法です。どちらも一般的な食材ですから、廃油のためだけに出費する必要がありません。方法は以下の通りです。

まず、油と同じ量の片栗粉もしくは小麦粉を油のなかに投入します。このとき、油の温度が高いうちに作業することが大切です。油が冷めてから片栗粉や小麦粉を入れてしまうと、きちんと油が固まりません。あんかけのような状態になって処理しづらいので、必ず油が冷める前に粉を入れてください。

片栗粉や小麦粉を入れてよくかき混ぜると、やがて油が固まります。完全に固体となったらそのまま新聞紙などに包んでゴミ袋に捨てればOKです。

紙パックに入れる

Lazy dummy

牛乳など紙パックに入れて、処分するという方法も手軽でおすすめです。紙パックに新聞紙やキッチンペーパー(使用済みのものでOK)、雑誌など、吸油性にすぐれた紙を詰め込みます。そこに常温に戻した油を流し込んでください。

このとき、必ず油と一緒に水を注ぎ入れてください。水を入れることで、油が自然発火するのを回避することができるからです。

油が漏れ出ないよう、紙パックの口をしっかり留めます。粘着テープなどを使うとよいでしょう。そのままゴミ袋に入れて、燃えるゴミとして捨ててください。

ポリ袋に入れる

紙パックの代わりに、ポリ袋を使うという方法もあります。市販されているビニール袋でもいいですし、スーパーやコンビニのレジ袋でもOKです。

紙パックと同様、新聞紙やキッチンペーパー、トイレットペーパーなどをポリ袋のなかに入れたうえで常温に戻した油を流し込み、しみ込ませてください。やはり水も一緒に入れて自然発火対策します。

ポリ袋の口を、輪ゴムなどできちんとふさいだうえで、燃えるゴミとして処分してください。

穴から油が漏れだしたら一大事です。ポリ袋に穴が開いていないかどうか、使用する前に必ず確認しておきましょう。小さな穴が開いていて気が付かない場合もあるので、ポリ袋を二重・三重にしておくと安心です。

廃油をリサイクルする裏技

Photo by Paolo Nicolello on Unsplash

エコキャンドルを作る

キッチンから出た廃油は、家庭内でリサイクルすることもできます。例えば、エコキャンドルを作る方法が挙げられます。用意するものや作り方は以下の通りです。

・缶やガラスの器
・タコ糸
・割り箸

缶やガラスの器はスリムなものがおすすめです。芯の太さによってはキャンドルが外側までキレイに溶けてくれないためです。タコ糸はキャンドルの芯として使います。なるべく太めのものを用意してください。割り箸は、油が凝固するまでタコ糸を垂らすのに必要です。

まず、油がまだ熱いうちに缶やグラスの器に油を注いでください。次に、タコ糸を油のなかに垂らします。やはり油が冷めないうちに行ってください。

このとき、タコ糸の先端に割り箸を縛り付けておきます。缶やグラスの器のうえに割り箸を置いて芯が垂直になるようにしてください。

そのまま一晩おくと、翌朝にはエコキャンドルが完成していますよ。

廃油を買い取ってもらう裏技

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廃油の回収業者って?

業者に依頼して、廃油の無料回収サービスを利用することもできます。精製してバイオディーゼル燃料などにリサイクルされるため、環境保全につながります。

揚げ物のカスなど不純物が含まれているものは、無料で引き取ってもらえないことがあります。あらかじめザルやろ紙などで取り除いておくとよいでしょう。回収してもらえるのは食用油のみで、ガソリンや灯油などは対象外です。

業者の例としては、以下のものが挙げられます。

株式会社グローバル・トップ・ケミカル
対象エリア:東京・神奈川・千葉・群馬・茨城・栃木
電話番号 :電話番号 03-5159-8885

ハルオ株式会社
対象エリア:関西一円
電話番号 :06-6684-1212

株式会社オオタ
対象エリア:福岡・大分・佐賀
電話番号 :0946-21-2345

まとめ

廃油は、凝固剤を使わずに手近にあるものを活用して処分することができます。家庭でのリサイクルや無料回収業者も活用して、賢く節約してくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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