古い吸盤の吸着力を復活させる裏技は? カンタンな順に試してみよう
ペタッと壁にくっつく吸盤は、便利なのでキッチンや浴室で使える優れものです。しかし、古くなると吸着力が弱まり、頻繁に落ちるようになります。そこで今回は、古い吸盤の吸着力を復活させる裏技を4つご紹介します。お手軽に試せる順に紹介していきますので、吸盤が落ちて困ったときにぜひやってみてください。
古い吸盤の吸着力を復活させる裏技①:まずは洗う
吸盤についた汚れを除去
吸盤の吸着力を上げる最もカンタンな方法は、吸盤を洗うことです。
吸盤は壁に向かって押しつけると、内側の空気が押し出されて真空に近い状態になります。外側とは気圧が違うため、吸盤の内側が元に戻ろうとして圧力が加わり、くっついた状態で固定されるのです。
しかし、吸盤に油やほこりなどの汚れが付着すると真空状態を維持できなくなり、吸着力が落ちます。とくにキッチンや浴室などで使っている吸盤には、油汚れやカビ、ほこりがつきやすいので、吸着力は弱まりやすいです。
そこで、古い吸盤を洗って汚れを取ってあげましょう。再びくっつく力が強くなり、落ちにくくなります。軽い汚れなら水洗いで十分ですが、油汚れは洗剤で洗ってください。油汚れは時間が経つと酸化して取れにくくなるので、吸盤がよく外れるようになったら、こまめに洗ったほうがいいかもしれません。
壁側の汚れもきれいに落とそう
壁側に油や皮脂がついている場合も、吸盤の吸着力が弱まります。吸盤を貼りつける壁やタイルは水拭きをするなどして、汚れを拭き取っておきましょう。
こびりついた油汚れには、アルカリ性洗剤をつけて落としましょう。壁の汚れを落とせば、以前のようにピタッと吸盤がくっつくように。
古い吸盤の吸着力を復活させる裏技②:ハンドクリームを塗る
ハンドクリームを吸盤に塗るだけ
吸盤に米粒大のハンドクリームを塗ると、吸着力がUP! 古い吸盤の表面には小さな傷やヒビが入っており、デコボコとしています。しかし、ハンドクリームを塗ることによって、デコボコを埋めることができ、壁との密着度が高くなるというわけ。
ハンドクリーム以外も使える?
ハンドクリームだけではなく、ジェルやクリーム状のアイテムでも代用できます。歯磨き粉やシャンプーなどが使えるので、ハンドクリームが手元にない方は他のものを使ってみてください。
古い吸盤の吸着力を復活させる裏技③:荷造り用透明テープを貼る
壁側をツルツルにすることで吸着力を高める
吸盤を貼りつける壁がデコボコしていたり、小さな穴が開いている場合、吸盤を掃除しても粘着力は復活しません。そこでおすすめなのが、壁に荷造り用透明テープを貼る方法です。壁に透明テープを貼ると表面がツルツルになり、吸盤の内側が真空状態になりやすく、ピタッとくっつくようになります。
古い吸盤の吸着力を復活させる裏技④:お湯につける
80度のお湯につけてみる
古い吸盤が落ちてしまうのは、経年劣化によって変形しているからかもしれません。とくにずっと壁につけたままの吸盤は平たくなっていることが多いので、真空状態を作りにくい形になっています。
吸盤の形を戻すためには80度のお湯につけてみましょう。温まることでカサの部分が膨らんで元の形に近づきます。
また、吸盤に油汚れがついている場合は、お湯のパワーで落ちます。油は常温や低温になると固まりますが、高温になると溶けるためです。キッチンの壁につけていた吸盤は油汚れが付着しやすいですが、この方法なら形を直すと同時に油汚れも取れて一石二鳥♪
お湯につけるときは、くれぐれも鍋に入れたまま加熱しないでください。お湯につけた後、ぐつぐつ煮てしまうと、吸盤が変形してしまう恐れがあります。
まとめ
古い吸盤は汚れがついていたり、変形したりしていることが多く、吸着力が落ちてしまいます。上記のようにほんの少し手を加えるだけで吸着力は復活。どの方法もカンタンにできるので、くっつかなくて困っている吸盤があったら試してみてください。