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2019年05月15日 14:00 更新

災害時に役立つ防災ラジオの選び方&ポケベルが再注目される理由

貴重な情報源となる防災ラジオは、災害時にとても役立つ存在になります。防災用品のひとつとして、持っておきたい防災ラジオの選び方を紹介。ただ情報を得るだけではなく、多機能のものがあるんです。また防災ラジオの代わりとしても使えると、ポケベルも再注目されています。その理由も解説!

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

災害時におけるラジオの重要性

Photo by Fancycrave on Unsplash

防災ラジオのメリット

災害の際にラジオが重要な役割を果たす理由として、ラジオが他のメディアと比べて地域密着度が高いことが挙げられます。実際、東日本大震災の被災者を対象としたアンケートでも、ラジオで必要な情報を収集したという人が多数を占めていました。

リスナーとの双方向的なやりとりが可能であるのもラジオの魅力です。ラジオ局では、普段からリスナーからの情報をもとに番組を構成しているケースが少なくありません。情報をリアルタイムで収集・発信することに長けているため、災害時でもリスナーにとって有用な情報を提供することができるわけです。

あまり知られていませんが、災害時には便利なサービスが提供されています。なかでもぜひ知っておきたいのが、ワイドFM対応ラジオです。「ワイドFM」とは、送信所が被災するなど電波が届きにくいエリアに対して、FM放送用の周波数を併用するAMラジオ放送のこと。広い範囲、よりよい音質でラジオを視聴することが可能です。

総務省のサイトでも、ワイドFMが紹介されています。
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/fm-seibi.html

防災ラジオのおすすめ5選

Lazy dummy

手回し防災ラジオ

災害時は停電によって電気が利用できないケースが少なくありません。防災ラジオが活躍するのは、まさにライフラインが復旧していない期間。そのため、防災ラジオは、手回しで充電できるものが便利です。おすすめの商品をいくつかご紹介しましょう。

パナソニック RF-TJ10

パナソニック ラジオ FM/AM/ワイドFM対応 手回し充電対応 ホワイト RF-TJ20-W
¥ 4,663 (2019/05/15時点)
(2018/8/17時点)

幅14.0cm×奥行き5.2cm×高さ5.4cm、重量288gとコンパクトかつ軽量。ハンドルを何度か手回しするだけで充電できて、オートチューニング機能付きで便利です。スマホの充電もできるという優れものです。

無印良品 手回し充電ラジオ

出典: https://www.muji.net

デザイン性も重視したい方には、無印良品の「手回し充電ラジオ」がおすすめ。ワイドFM対応で、もしものときに安心です(AM波は受信不可)。ハンドルの持ち手が大きくて、握りやすいのもポイント。スマホの充電も可能です。

多機能防災ラジオ

手回しだけでなく、ソーラー充電などいろんな方法で給電できるものがあればさらに安心。また、ライト機能を備えたものなら、懐中電灯としても使えます。おすすめの多機能防災ラジオをピックアップしました。

ソニー ICF-B99

ソニー SONY ポータブルラジオ ICF-B99 : FM/AM/ワイドFM対応 手回し充電/太陽光充電対応 シルバー ICF-B99 S
¥ 8,880 (2019/05/15時点)
(2018/8/17時点)

手回しはもちろん、ソーラー充電・アルカリ乾電池にも対応。スマホの充電もできて、LEDスポットライト&ソフトライトも内蔵しています。ワイドFMにも対応していて安心です。防滴仕様なので、いろんな条件下で使えます。

Coolist ソーラーデスクライト609

Coolist 手回し充電器 ソーラーデスクライト609 FM搭載 iphone Andorid対応『国内正規品』
¥ 5,880 (2019/05/15時点)
(2018/8/17時点)

手回し充電、ソーラー充電、USB充電に対応。懐中電灯としてだけでなく、デスクライトとしても使えますし、緊急サイレンやスマホ充電機能も備えています。

コスモテクノ LEDエコラジmini

LEDエコラジmini パールホワイト
¥ 2,200 (2019/05/15時点)
(2018/8/17時点)

ソーラー充電、手回し充電、USB充電、単4形アルカリ乾電池と4タイプの給電が可能。スマホの充電もできて、LEDライトも内蔵しています。AM、FM両方の電波を拾うことができます。

ポケベルが防災ラジオになる!?

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ポケベルが見直されている理由

1990年代に大流行したポケベル。過去の遺物と思われがちですが、現在は受信機として形を変え活用されています。受信機として活用されることになったことにより、その機能も大きく変化。

音声機能が備わり、自治体から送られる文字メッセージを音声に変換してくれるため、ラジオのような使い方が可能です。しかも味気ない機械的な声ではなく、より自然な発声で聞くことができるのだそう。

重要なメッセージのときは最大の音量で知らせ、赤い色の緊急灯を点滅するという機能も。何度も繰り返して再生することもできますし、一般的なラジオとして使うこともできます。

ポケベルの可能性

京都市では、2019年3月から防災無線にポケベル波が採用されています。豪雨の危険にさらされることが少なくない長崎市も、従来の防災行政無線に代わってポケベル波が採用されました。その後も各地方自治体で、防災を目的に取り入れられるところが増え、今後ますますポケベル波を活用した取り組みが広がっていくものと予想されます。

まとめ

ラジオは災害時に重要な情報を提供してくれる必須アイテムです。懐中電灯や電気スタンドとしても利用できて、万が一のときに大活躍してくれます。ポケベル波を受信する戸別受信機も含め、ぜひ一家に一台、ご用意されてはいかがでしょうか。

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