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2019年04月04日 21:00 更新

防災グッズの中身を見直そう! 本当に必要なものリスト

防災グッズをそろえるときは、どのようなアイテムを用意すればいいのでしょうか。今回は、災害時に本当に必要なもののリストをご紹介します。リストをもとにチェックして、足りないものや見直したいいものを発見してください。家族全員で防災意識を高めるきっかけにしてくださいね!

常備したい防災リュック

Photo by Mitchell Griest on Unsplash

万が一の時に備えて、防災リュックを準備しておくことは大切です。いつでも持ち出せるように準備しておけば、心のゆとりも生まれますよね。では、実際にどのようなアイテムを準備しておけば良いのでしょうか。まずは、必要なもののリストを確認しておきましょう。

防災グッズリスト

非常時に必要なものはたくさんあります。例えば、食料や飲料。災害時は救援物資が届くまでに3日程度かかるといわれています。そのため、食料や飲料は3日~1週間分用意する必要があるのです。

政府のガイドライン(※)では、飲料水は1人あたり1日3リットルもの量が必要とされています。家族で分担したとしても、それだけの量の飲料水をリュックの中に詰めるのは難しいでしょう。

食料や飲料に限ったことではありませんが、防災グッズはリュックなどの袋に入れて非常時、すぐに持ち出せるようにするものと、備蓄品に分けて用意します。

今回は、防災リュックに入れるものについて、チェックリストで確認していきましょう。

□ 飲料水(1人あたり1リットル~1.5リットル程度)
□ 非常食(カンパンやビスケット、缶詰、ゼリー飲料など火や電気を使わなくても食べられるもの)
□ 懐中電灯
□ ラジオ
□ 電池
□ 手袋や軍手
□ 救援ホイッスル
□ ナイフ
□ ロープ(10m程度)
□ 地図
□ 家族写真
□ メモ用紙・筆記用具
□ 救急セット(常備薬、絆創膏、包帯、ガーゼなど)
□ マスク
□ ティッシュ、ウェットティッシュ
□ 簡易トイレ
□ ポリ袋
□ 使い捨てカイロ

(※)災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

防災リュックはどこに置く?

防災リュックは玄関先など、すぐに持ち出せる場所に置くのが基本です。一人暮らしの場合は、荷物の量が少ないため、玄関に置くことができますが、家族が多い場合は玄関の限られたスペースに置くことはできないでしょう。

その場合は、玄関に1番近い部屋にまとめて置いておくと◎。大切なことは、家族全員がどこにあるのかを把握し、万が一の場合にすぐに持ち出せることです。防災リュックは1人1つずつ用意したほうが良いので、子供部屋や寝室など、個々の部屋で管理するのもあり!

あると便利な防災グッズは?

Lazy dummy

防災リュックの基本セットを用意できたら、それぞれ自分の必要なものを考えて、カスタマイズしていくと、少しでも避難所での生活が過ごしやすくなるでしょう。例えば、女性であれば生理用品やメイク落としなどを、赤ちゃんがいるのであれば、オムツやおしりふき、ひざかけなどを入れておくといいですね! ここでは、用意しておくと便利なアイテムについてご紹介します。

余裕があれば持ち出したいものリスト

避難所で生活を送るうえで重宝するのが、耳栓やアイマスクなどの就寝時のアイテムです。シーツなどで仕切りを作ってもらえる場合もありますが、避難所ではプライバシーがないことがほとんど。心身の疲労から、不眠になりやすい状態に陥りやすいです。そのため、周りの音や照明の灯りを遮断できる、アイマスクや耳栓を用意しておくと良いでしょう。

100円ショップで手に入る防災グッズ

防災グッズはホームセンターなどでそろえることもできますが、すべて購入しようとすると、高くつくものです。そんなとき便利なのが100円ショップ。100円ショップでは、アルミブランケットや除菌スプレー、ナイフ、枕、アイマスク、給水袋、ホイッスルなど、さまざまなアイテムを購入することができます。

下記のようなアイテムを100均でゲットして、補填できるといいですね!

□ 飲料水
□ レトルトご飯
□ 缶詰
□ ようかん、チョコレートなどのお菓子
□ 緊急用呼子笛
□ レジャーシート
□ 軍手
□ 非常用ローソク、
□ マッチ
□ 布ガムテープ
□ レインコート
□ カイロ×2
□ 三角巾
□ 乾電池 単三×6
□ マスク
□ 救急ポーチ(綿棒 カット綿 ピルケース 絆創膏)
□ ウェットティッシュ
□ 緊急時連絡シート
□ アルミブランケット
□ アルコール除菌スプレー
□ ナイフ
□ エアーまくら
□ アイマスク
□ 耳栓
□ スリッパ
□ 非常用給水袋(3L)

防災グッズに関する注意点

Lazy dummy

防災グッズは、用意したら終わりではありません。用意した後も、定期的に中身をチェックするなど、いくつかの注意点があります。

定期的に中身をチェックしよう

防災グッズに欠かせない、飲料水や非常食。特に非常食は5年もつなど、賞味期限が長いのが特徴です。しかしそれ故に、いざ持ち出した時に賞味期限切れで食べられなかったという事態にならないよう、定期的に中身をチェックすることが必要! 賞味期限が迫っているものは、入れ替えるようにしましょう。

非常食は冷たい状態で食べなくてはならないなど、普段の食事とは異なるものです。もしもの時のために、食べ慣れておくことも大切。入れ替えるときには、実際に食べてみて「味」に慣れておくこともお忘れなく。

子どもの年齢に応じて中身を変えて

大人の場合は、避難所でも眠れるよう耳栓やアイマスクも持って行くことをおすすめしますが、お子さんの場合は、安心して寝られるようにお気に入りのぬいぐるみを持って行くのも良いアイディアです。

また、粉ミルクやレトルトの離乳食など年齢に応じて中身を変えていく必要もあります。いざ開けてみたら、数年前に入れた粉ミルクしか入っていなかった……ということにならないよう、こちらも定期的にチェックして中身を入れ替えていくことが大切です。

ヘルメットや軍手、ホイッスルはお子さんの安全を守るためのマストアイテム。建物内に閉じ込められてしまった時もホイッスルがあれば、大きな声を出さなくても助けを呼ぶことができます。どうやって使うのか教えておき、いざというときにお子さんひとりでも対処できるようにしておくと◎。

まとめ

万が一の時のために、防災グッズをそろえておくことはとても大切です。お子さんがいる場合は、年齢にあわせたものを、女性の場合は生理用品など、家族一人ひとりに合わせて必要なものを考えながら用意してください。家族全員で定期的に中身をチェックして、防災意識を高めていきましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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