
羽毛布団の洗濯、おうちケア派? クリーニング派? 最適お手入れ法
昔から布団は陽に当てて干す、というお手入れが一般的だったと思います。数年前に布団用掃除機が爆発的にヒットし、わが家も随分購入を悩みました。清潔にするためや健康に良い家電、ということになるとぜひとも使ってみたくなりますよね。しかし、最近の話ではどうやら違うよう。今回は、羽毛布団の最適なお手入れについて紹介します。
知っておきたい羽毛布団のお手入れ方法

こんにちは、ライフオーガナイザー®️木原ことのです。
軽くて暖かい羽毛布団を愛用してる方は多いのではないでしょうか。私も冬用の厚みのある羽毛布団と春秋用の薄手の羽毛布団を、真夏以外は毎日愛用しています。
そんな羽毛布団のお手入れですが、実は布団用の掃除機では生きたダニには効果がないこと、ご存知でしたか?(死んだダニには効果があるそうです)
では、どうすれば良いのでしょうか? 効果的なお手入れ方法は3つ! 50度以上の夏日に屋外で干すか、乾燥機を使用すること、もしくはクリーニングを行うことです。
湿気を吸いやすく、直射日光も苦手なデリケートな羽毛布団。今回は、大切な羽毛布団を長く愛用するためのお手入れ方法をお伝えします。
汚れを予防する
汚れ予防にはカバーを、こまめに洗濯することが大事です。放っておくと布団本体にまで汚れが定着してしまいます。
カバーを洗濯している間に、布団用ノズルに付け替えて羽毛布団に掃除機をかけましょう。わざわざ布団用掃除機を購入しなくても、各メーカーから布団用ノズルが別売りされていますよ。
死んだダニだけでなく、縫い目にたまったホコリも一緒に吸い取りましょう!
室内干しでも大丈夫
羽毛布団は、吸湿性と放湿性に優れています。外に干す場合は月に1回、約2時間程で十分! 直射日光で痛まないよう日陰で、カバーをかけてから干しましょう。花粉が気になる場合は、風通しの良い室内に、ハンガーラックなどを使って干すことでも、十分湿気対策になりますよ。
また布団乾燥機を使って、羽毛布団モードで乾燥させるのも手軽ですね! 最近はマットもホースもないタイプがあり、手軽で使いやすいものも多いです。
梅雨の時期にはスッキリした心地よさを手に入れることができますし、寒い冬には寝る前にセットしておくと、暖かい布団で気持ちよく眠ることができますよ。
いよいよ羽毛布団をクリーニング!

布団の平均的な使用期間は7〜8年と言われています。寿命が来ると、徐々に薄くなった側生地(羽毛を包んでいる布地部分)から羽毛が飛び出して来たり、かさが減ってきてしまいます。
ある時、随分布団がペタンコになったことに気づいてリフォームしてから、わが家では定期的に布団のクリーニングを利用することになりました。
ここで重要なのはお店選びです。羽毛布団をどんな機械で洗っているのか、一枚一枚洗っているのか、どんな洗剤を使っているのか、どのように保管しているのか情報を公開し、しっかり明記しているお店を選びましょう。
あまりにへたっている場合は、リフォーム(布団の打ち直し)をすることができます。生地の中の羽毛を取り出して洗い、ボリュームが減った分、新しい羽毛を足して、新しい生地に詰め直します。継ぎ足す羽毛のランクや生地の柄も選べるお店も多いですよ。
最近では、羽毛布団と同レベルの暖かさの、羽毛のような素材で作られた商品もありますので、次回はわが家はそちらを選ぶかもしれません。(いつもディノスを参考にしています)
最近はネットクリーニングも十分普及してきました。ネットの利点は、なんといっても引き取りに来てくれること! さらに、冬用羽毛布団は、次に使う時まで保管してもらえるサービスもあるんです。かさ張る布団の収納スペースにも困らないので一石二鳥です♪
注文の流れ

クリーニングを注文する時の流れですが、発注すると発送キットがポストに届きます。細かいことですが、ビニール袋に布団を詰めてから、専用配送袋に入れるようにしている会社を選ぶのがポイント。そうすれば、雨天のときでも、持ち運びのときに水がしみてしまう心配がありません。
ファスナーも、開いてしまわないように留めるパーツがあります。大事な布団ですから、安心な状態で送り出せる会社を選ぶようにしましょう。
クリーニングから布団が返ってきたら

返ってきた羽毛布団は、まずビニールから出してあげましょう。長年使っていた羽毛布団の場合、クリーニングしたことで、かさが減っている場合もあります。
その場合、次回はリフォームした方が良いかもしれませんね! 返ってきた羽毛布団は気持ちの良い布団に仕上がっているはず。
布団の保管方法ですが、押入れやクローゼットなどに長期間収める際は、まずしっかり干してできるだけ湿気を追い出します。専用の布団収納袋に、布団を丁寧に畳んで詰めましょう。自分の体重を利用して、空気を抜くように畳むのがコツです。
押入れに収めた後も、ときどきは扉を開けて風を通すなどして、湿気がたまらないようにしましょう。
まとめ
「人生の三分の一は睡眠です。良い眠りは良い布団から」……こんなキャッチフレーズ、覚えていらっしゃいますか? 余談ですが、昔から長く放送されているこのCM、広島県福山市にあるお店が発信しているもの。
では、なぜ良い睡眠が必要なのか? それは、次の日も元気で過ごすために、身体の疲れを取る時間が睡眠だからです。そのためにも、寝心地の良い寝具が必要となってくるのです。睡眠時間を増やすことは難しくても、羽毛布団のお手入れによって、睡眠の質をあげることはできるのではないでしょうか。
大事な羽毛布団を長く使うためにも、今回ご紹介したような簡単なお手入れを続けることがポイントです。布団は毎日肌に触れています。清潔なふとんで良質な眠りを手に入れましょう。