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2018年10月06日 07:00 更新

予算100万円でリフォームできる内容とは? お風呂・トイレ・外装の費用例

リフォームというと、少なくとも数百万円程度かかるのが普通。ところが、改修が必要な場所だけをピンポイントで工事することによって、100万円程度の予算で行うことも可能なんです。100万円でもできるリフォームをキッチンや浴室など、場所ごとにご紹介します。リフォームのための予算を抑えるコツについても解説。

100万円リフォームでできること

100万円でキッチンリフォームは?

Photo by Al Kawasa on Unsplash

リフォームの定番といえば水まわり。とくに使用頻度が高く、設備が古くなるにつれて使いづらくなるキッチンのリフォームを検討している人は多いはずです。100万円の予算では、システムキッチンすべてを新しいものに取り替えるのは困難。また、給排水管工事が必要になるため、キッチンの場所を移動するのも難しいでしょう。

可能なのは、的を絞ったリフォームです。例えば、キッチン台だけを取り替えるのであれば、商品のグレードによっては、およそ90万円あれば可能です。また、15万円前後の予算があれば、ガスコンロからIHクッキングヒーターへ変更することができます。給湯器をエコキュートに変えたり、食器乾燥機を設置したりするのも、100万円以内にできることのリフォームに含まれます。

100万円でお風呂場リフォームは?

Photo by Abigail Lynn on Unsplash

やはり使用頻度の高いバスルームにも、100万円の予算でできるリフォームがあります。バスルームで最も多いリフォームが、ユニットバス(壁や床、天井と一体になった浴槽)の交換です。ユニットバスは、設備費用がおよそ50万円から100万円程度。これに加えて施工費用が20万円から80万円ほど必要になります。そのため、必要最低限の機能を備えた安価なユニットバスを選ぶことで、全体の費用を100万円以内に抑えることが可能です。

100万円でトイレのリフォームは?

Photo by Filios Sazeides on Unsplash

トイレを快適に使用するには、10年から15年に一度のリフォームが必要だといわれています。比較的スペースが小さいトイレの場合、100万円で十分な改修が可能です。例えば、洋式便器を新しいものに取り替える場合のリフォーム費用は、およそ10万円から。和式便器を洋式便器に変更する場合も、およそ40万円からとなっています。

さらに、およそ10万円から15万円の追加費用で、クロスを全面的に張替えすることが可能です。手洗いや小物置きを兼ねたトイレカウンターも、およそ10万円で設置することができます。100万円あれば、トイレを完全にリノベートすることができるというわけです。

100万円で外装のリフォームは?

Photo by Steinar Engeland on Unsplash

外装についても100万円でリフォームすることが可能です。もちろんすべては難しいため、優先順位の高い箇所を1つ、ないしは2つ選んでピンポイントで改修することになります。例えば、一般的な戸建て住宅に内窓を設置して防寒性を向上させる場合、およそ30万円から70万円の費用が必要です。窓の数次第では、さらに高額となる場合もあります。

屋根の塗り替えをすることもできます。30坪から50坪程度の広さの戸建て住宅であれば、およそ30万円から60万円の予算で、2階の屋根を新しく塗り替えることも。建物の温度上昇を抑制できる高反射率塗料を使用し、およそ70万円の費用でおさまったというケースもあります。

そのほか、およそ30万円から50万円の予算で、玄関のドアを新しくすることが可能。また、外壁の塗り替えも、費用相場30坪程度の一般的な戸建てであれば、70万円程度で行うことができるといわれています。

リフォーム予算を抑えるコツ

Photo by Penchant Styled on Unsplash

リフォームの優先順位を決める

リフォームのための予算を抑えるためには、業者に予算を事前に知らせ、その範囲内での見積もりを依頼しましょう。予算を重視していることを伝えるのも大切です。予算を曖昧にすると、次々にリフォームが提案され、規模が大きくなってしまう可能性があります。

リフォームしたい箇所はたくさんあると思いますが、優先順位を決めておくことも重要。例えば、最優先はキッチン台、次が換気扇という具合です。順序をはっきりさせておくことで、あらかじめ設定した予算のなかで効率よくできることを業者が提案してくれるはずです。

コストパフォーマンスのよい設備を選ぶ

コストを抑えることを重視するのであれば、設備に関するこだわりは置いておきたいところ。カタログやショールームを見ていると、ブランドやグレードが気になってしまいがち。もちろんハイグレードな設備は魅力的ですが、あくまでコストパフォーマンスに優れた設備を選ぶようにしましょう。自分が必要だと感じている機能にフォーカスし、それ以外のことにはなるべく目をつむってください。ローコストでも、品質がよいものは必ず見つかるはずです。

まとめ

部分的ではあるものの、100万円の予算でもリフォームすることは可能です。改修箇所の優先順位をはっきり決め、設備を選ぶ際に必要な機能にフォーカスできれば、きっと満足のいくリフォームになるはず。100万円の予算を明確に伝えて、業者に最適な提案をしてもらいましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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