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2018年10月17日 07:00 更新

予算500万円のリフォームでどこまで可能? 申し込み手順とプランニングのコツ

予算500万円というのは、平均的なリフォーム予算よりも高めの金額。では、リフォーム予算が500万円の場合、どのようなリフォームが可能なのでしょうか? 今回は、500万円の予算でできるリフォームについて紹介。また、失敗しないリフォームプランを立てるためのコツについて解説します。

予算500万円のリフォームでできること

Lazy dummy

ここまでできる! 予算500万円のリフォーム

予算が500万円あれば、家の中のかなりの部分をリフォームできれいにすることができます。ここで、500万円でできる主なリフォーム内容と、その費用の目安について見ていきましょう。ただし、費用は4LDKのお宅で、ミドルグレードの設備を選んだ場合とします。

・水回りを全て新しいものに取り換える:約200万円
・キッチンの場所の移動:約30万円
・全ての部屋のクロスの張り替え:約80万円
・フローリングの張り替え:約90万円
これらを全て行うと、かかる費用は約400万円。

予算500万円の場合はあと100万円残っているので、
・屋根と外壁の塗装:約100万円
・和室を洋室に変更:約55万円
などをプラスして行ったり、水回りの設備のグレードをアップさせたりすることができます。

予算500万円でできないことは?

500万円の予算でも、壁を取り払うなど少々の間取りの変更は可能です。けれども、家の骨組み以外をいったん全て撤去して、間取りを大幅に変える「スケルトンリフォーム」は500万円で行うのは難しいでしょう。

また、家の耐震リフォームや断熱リフォーム、配管の取り換えなど、大規模な工事を伴うリフォームも、1,000万程度の費用がかかることが一般的。予算500万円でのリフォームは難しいです。

ただし、築年数が30年以上の古い住宅は、耐震性に問題があることが多く、大きな地震が起こると倒壊する可能性もあります。もし、「築30年を超えた中古物件を購入してリフォームして住みたい」「親が昔建てた家をリフォームして同居しようと考えている」など、古い物件のリフォームを考える場合は、予算を見直す必要があるかもしれません。

予算500万円のリフォームのプランニング方法

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

リフォームの優先順位の決め方は?

家のリフォームには、かなりの金額がかかるもの。リフォームしたい部分は、たくさんあるかもしれませんが、したいことを全てしようとすると、予算の500万円をすぐにオーバーしてしまいます。無計画にリフォームを行って、支払いのときに請求書の金額を見てビックリ! なんてことにならないように「何が何でも絶対にしたいことは何か」「予算内に収まらなければ諦めることは何か」と、したいことに優先順位をつけておくことが大切です。

優先順位を決めるために、まずは、
・雨漏り・サビ・腐食など、すぐに修繕すべき部分はどこか
・生活の中で困ったり、不満に感じたりしている部分はどこか
ということを考え、該当する部分を挙げていきましょう。すると、優先してリフォームを行うべき場所が見えてきます。

また、リフォームの優先順位を決めたら、中でも特にこだわりたい部分やお金をかけたい部分はどこか、明確にしておくのがおすすめ。リフォーム費用の節約も大切かもしれませんが、こだわりがある場所まで妥協してしまうと、せっかくリフォームをしたのに不満が残ってしまうこともあります。こだわる部分と妥協できる部分をハッキリさせ、メリハリのあるリフォームプランを立てるようにしましょう。

リフォームの申し込み手順

リフォームすることを決めたら、まずはリフォーム業者選びから始めます。数多くあるリフォーム業者のうち、どれを選択するかによって、リフォームの費用や仕上がりが大きく変わることもあるため、業者選びは慎重に行う必要があります。そのためには、複数のリフォーム業者へ見積もりや提案を行ってもらうこと! 比較することによって、できるリフォーム内容や費用が見えてきますので、よい業者を見つけやすくなります。

リフォーム業者を選んだら、見積書や工事内容に不明な点が残らないようにしっかりと確認し、申し込みを行います。リフォーム費用の支払いは、リフォーム業者によって異なりますが、着工時、工事の中間時、終了時の3回に分けて行うことが一般的です。

予算500万円のリフォームプラン例

Lazy dummy

子どもの成長に合わせたリフォームプラン

小さいお子さんが2人いるというご家庭の場合、間取りを大幅に変更して、将来子ども部屋として使える部屋をつくるのはいかがでしょうか。子ども部屋は、間仕切りできるようにしておくと、お子さんの成長に合わせて分けて使うこともできて便利です。

500万円の予算があれば、子ども部屋の新設以外に、キッチンを対面キッチンに取り換えたり、トイレや洗面台を新しくすることも可能。子育て世帯にピッタリのリフォームができます。

親との同居を機に、二世帯住宅へリフォーム

親と同居することになったのを機に、家のリフォームを考えることもあるでしょう。予算500万円の場合、二世帯用に一戸建ての生活スペースを完全に分けるというのは難しく、スペースを共用することになります。

二世帯住宅には、バリアフリーを意識したリフォームがおすすめ。水回りを新しくする際に、トイレや浴室の段差をなくしたり、手すりを付けたりすると良いでしょう。

まとめ

500万円あれば、リフォームできる部分や選択できる設備の選択肢はかなり広くなります。費用をしっかりとかけて行うリフォームなので、どこを優先したいか、どこを特にこだわりたいかをよく考え、満足のいくリフォームプランを立ててください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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