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2018年07月29日 11:00 更新

【要注意】不用品回収業者での気をつけたい6つのトラブルって?

不用品回収を無料できると思ったのに、トラックに積まれた直後に料金を請求された……など、トラブル発生のリスクがある不用品回収業者。今回は 不用品回収業者を利用するときに気をつけたい6つのトラブル例についてご紹介します。 不用品回収業者の選び方についても解説しているので、依頼する前に確認しておきましょう。

不用品回収業者のよくあるトラブル

Photo by Matias Rengel on Unsplash

ソファなどの家具や冷蔵庫、洗濯機などの家電まで、さまざまな不用品を一気に持っていってくれる便利な業者が不用品回収業者です。しかし、不用品回収業者を利用したトラブルが消費者センターにはたくさん報告されている様子……。一体どんなトラブルが起こっているのでしょうか?

無料回収のはずが……! 料金トラブル

一般的な廃品回収業者であれば、回収費用はもちろん、運び出しにかかる費用や運搬費用、処分費用など、さまざまな費用がかかります。しかし、あたかも無料で回収するよう案内して、後から何かと理由をつけて、事前に説明していなかった料金を支払うよう要求してくる業者もいるようです。

不法投棄トラブル

悪質な廃品回収業者の中には、格安で廃品回収対応をしておいて、回収した後に不法投棄をしてしまう業者もあるようです。不法投棄は、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられます。「悪いことをして罰則が科せられるのは当たり前!」と思う人も多いでしょう。

しかし、注意したいのは廃品回収業者により不法投棄されたということをしっかり証明できなければ、依頼主にもその疑いがかけられ、最悪罰則の対象になる可能性があるということです。

安く不良品を処理しようとしても、高くつくどころか法を犯してしまう可能性も。

不正な輸出をされるトラブル

悪質な業者は不法投棄だけではなく、正規以外のルートで海外にリサイクル目的だと偽って輸出しているパターンもあるそうです。もちろん、正しい方法で海外の支援団体に寄付するなど、といった活動をしている業者もありますが、正しい方法で使われているのかという点には十分な注意が必要でしょう。

破損されるトラブル

自分で運べない大きな家具や家電は、廃品回収業者に家まで来てもらって持ち出してもらうということもあるでしょう。きちんとした業者であれば、万が一、部屋から家具や家電を持ち出すときに部屋を傷つけてしまっても保険に入っているので、破損箇所の修理を業者負担で依頼することができます。

しかし、悪質な業者の場合はコストをできるだけ抑えるために修理保証の保険に入っていないこともあるようです。修理費用については、なぜか傷をつけられた依頼主側が費用を負担しなければならない……というトラブルも想定されます。

無許可の違法業者

廃品回収業者は一般廃棄物収集運搬業の許可や古物商許可証を取得していないと開業できません。しかし、正式な手順を踏まずに開業し、廃品回収業者だと名乗っている企業もあるようです。依頼する前に許可証を提示してもらうなど、悪質な業者ではないことを確認しておいた方が良いでしょう。

不適切な買い取り価格のトラブル

廃品回収業者の中には無料回収だけではなく、買い取りを行っているところも。しかし、悪質な業者の場合は、そのように見せかけて評価額をわざと落とし多くの利益を得ようとするケースもあるそうです。買い取りを行ってもらうときには、専門の人がいるなど正当な価格を評価できる人がいる業者を選ぶようにしましょう。

不用品回収業者を選ぶポイント3つ

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では、どのような点に注意すれば、良質なサービスを提供してくれる不用品回収業者に出会えるのでしょう。不用品回収業者を選ぶときに、押さえておきたい3つのポイントについて説明します。

国の認可を受けているか

廃品回収業者として事業を展開するには古物商許可証が必要になります。優良な廃品回収業者であれば、ホームページや担当者の名刺に古物商許可証を保有している旨がしっかりと記載されています。まず、詳しい話を聞く前に名刺をもらうなどして、古物商許可証を保有しているのかどうかチェックしてから具体的な話を進めるようにすると、余計なトラブルに巻き込まれずに済むようです。

料金体系(基本・追加料金、オプション等)が明確化されているか

初めに依頼を出した時から料金体系が変わらないよう、事前に明確な料金表が用意されているのかという点もしっかりチェックしておきましょう。料金が提示されたときに初めの説明と異なる旨を話しても、「このプランは対象外」といわれてしまえばなすすべがありません。細かな点にも注目して、不審な注意書きがないかチェックしておきましょう。

無料見積もりができるか

適正な価格で取引できるかどうかを見極めるには、複数の業者に見積もりを依頼し、その額を確かめることが有効です。依頼したらすぐに作業が始まり、一方的に作業費や回収費を請求された……ということにならないよう、正式な依頼をする前に、まずは無料で査定してもらえるかチェックしてから話を進めるようにしましょう。

不用品回収業者とのトラブルを防ぐポイント3つ

Lazy dummy

不用品回収業者とのトラブルを防ぐためには、以下3つの点に注意して業者を選ぶようにしましょう。それぞれ詳しくご紹介します。

口コミをチェック

いくら古物商許可証を持っていたとしても、愛想が悪かったり、仕事が雑な業者がいないわけではありません。細かな点にまで配慮してもらえるかどうかについては、口コミをチェックすると良いでしょう。

複数業者で見積もりをする

悪質な業者は見積もり時の評価額をあえて下げて、より多くの利益を獲得しようとするそうです。1社で出した見積もりをそのまま受け入れずに、複数社の見積もりを比較したほうが適正価格がわかるのでおすすめです。

見積書や領収書の発行を依頼する

見積書や領収書を書いてもらうというのもひとつの方法です。書面におこせるものはできるだけ書面にして残しておくことをおすすめします。

まとめ

不用品の処分方法を考えたときに、廃品回収業者を利用するという人は多いでしょう。自宅まで査定や回収に来てもらえる便利さはありますが、悪質な業者もいるため、利用する際は信頼できる業者に頼むことが大切です。今回ご紹介したポイントに注意して、しっかりと誠実に仕事を進めてくれる廃品回収業者を見つけてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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