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2023年12月23日 08:00 更新

知らなかった!冬場のエアコンは1℃下げると10%の節電に!? より効果的なエアコンの使い方とは

エネルギー価格の高騰によって家計に占める電気代の割合が増えるなか、電力消費が最も多くなる冬のシーズンを迎えています。そのような状況で、特に使用頻度の高いエアコンで節電ができたら嬉しいですよね。今回はエアコンに関する節電について、多くの人が知らない事実や具体的な節電方法を紹介します。

今年はエアコンの使用を控えたい人が約7割

1年の中でも電力消費が増える冬場。電気代が気になるシーズンですが、この時期に家庭で電力を多く消費するものといえば暖房器具です。現在、多くの家庭でメインに使用されている暖房器具と言えばエアコンでしょう。実際、ダイキン工業が行った「エアコン暖房の節電に関する実態調査」でも、エアコンを使用している家庭が約8割でした。

ダイキン調べ

さらに、エアコンを暖房器具として使用している人のうち、今年の冬はエアコンの使用を控えようと検討している人の割合は約7割にのぼりました。電気代が高くなることに不安を感じている人が多いことがうかがえます。

ダイキン調べ

設定温度を1℃下げれば10%の節電効果

電気代を抑えるために、なるべく節約しながらエアコンを使用したいですよね。エアコンは暖房時に設定温度を1℃下げると、10%の節電になるといわれています(※)。この事実に驚かれる方も多いのではないでしょうか。

実際、今回の調査でも76.1%の人が知らないという結果でした。

ダイキン調べ

設定温度を下げることで気になるのが肌寒さでしょう。肌寒さを感じる要因には設定温度以外に、湿度の低下や温度ムラも考えられます。したがって、加湿したり部屋の空気を循環させたりすることで、暖かさを感じやすくすることが可能です。

(※)出典:財団法人省エネルギーセンター「省エネライフスタイルチェック25」の各種行動と省エネ効果に関する調査報告書」(平成17年3月)

エアコン節電ポイント

今回のダイキンによる調査では、基本的な節電ポイントについても紹介しています。これらのポイントを押さえて、上手な節電につなげてみてください。

フィルターにほこりをためない!

室外機のまわりに障害物が置いてあったり、エアコンのフィルターにほこりがたまったりしていると、エアコンが効率的に空気を暖めることができず、無駄な電力消費につながります。

特にエアコンのフィルターを1年間掃除しないと、約25%の消費電力を無駄にしてしまうので、今シーズンにまだ掃除をしていないという人は、早めに掃除をするとよいでしょう。また、できれば2週間に1回、定期的な掃除をするとより効果的なようです。

スイッチのオン・オフは控えめ、風量は自動モードに!

エアコンはスイッチを入れた時に最も勢いよく動きます。スイッチのオン・オフを繰り返すことはエアコンに大きな負担をかけ、その分、電力消費も増えてしまいます。なるべく避けるようにしましょう。

また、節電目的で風量を弱くすることも、実は逆効果。かえってエアコンに負担をかけ、電力を消費する結果となります。風量は自動モードがおすすめ。自動モードははじめに一気に部屋を暖めたらその後は安定運転に切り替わるため、効率的だといわれています。

風向きは下に、サーキュレーターを使って温度ムラを防ぐ!

暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下にたまる性質があります。部屋の温度ムラを抑えるために、エアコンの風向は可能なかぎり、下向きにするとよいでしょう。ただし時間が経つとどうしても温度ムラができるのも避けられません。そこでサーキュレーターなどで定期的に空気を循環させることがポイントとなります。

また、湿度が下がると体感温度も下がってしまうため、加湿器などを活用して40~60%くらいの湿度を保つようにしましょう。

エアコンの電気代が気になる冬場。節電しながら上手に部屋を暖めるポイントを押さえて、乗り切っていきたいですね。

(マイナビ子育て編集部)

画像はイメージです


<調査概要>

■エアコン暖房の節電に関する実態調査/ダイキン工業株式会社
調査期間:2023年10月12日(木)~10月14日(土)
調査対象:全国の男女 528 名
調査方法:スマートフォンリサーチ

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