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2023年10月24日 11:21 更新

カジサックさん、3歳娘の入院明かす 呼吸が荒く「普通じゃない」と救急へ「いつもと違う感覚って信じた方がいい」

YouTuberのカジサックことキングコングの梶原雄太さんが、三女の羽留(はる)ちゃんが入院していたとYouTubeで報告。「子どもの異変に気づいたら病院へ行ってほしい」と呼びかけました。

坐薬で熱が下がっても「呼吸が荒いまま」

カジサックさんは読者モデルだった「嫁サック」こと園田未来子さんと結婚し、2007年10月に長男の冬詩(とうじ)くん、2009年7月に長女の叶渚(かんな)ちゃん、2012年9月に次男の寅次郎(こじろう)くん、2016年5月に次女の千鈴(せんり)ちゃん、2020年3月に三女の羽留(はる)ちゃんが誕生。5人のお子さんを育てています。

YouTubeに公開した動画で、3歳の羽留ちゃんが入院していたと報告したカジサックさん夫妻。その経験から「子を持つ方々に聞いてほしい」と思い、詳細を明かすことにしたといいます。

はじまりは8月のある夜のこと。羽留ちゃんが38度の熱を出しましたが、遅い時間だったのですぐ受診するのもためらわれ、まず坐薬を入れたところ、いったん熱は下がったそう。それでも「しんどそう」「呼吸が荒いまま」「普通じゃない」様子の羽留ちゃん。「みぞおちがへこんで、お腹が膨らむ」呼吸をしていたというのです。

嫁サックさんは以前小児科で「みぞおちがへこむような呼吸があったらすぐに受診してください」と言われたことを思い出し、急いで救急病院を受診。

救急では薬などで処置した上で「酸素量が元に戻らなければ入院」と言われ、3時間ほど院内で様子を見ることに。無事に回復したものの、「喘息の可能性がある」といわれ翌日にあらためて小児科を受診。処方された薬を欠かさず吸入し、羽留ちゃんの体調は安定していたそうです。

しかし、それから約1カ月後。羽留ちゃんが「なんか喉痛いんだよね」と言いながらコンコンと咳をし始め、しばらくすると「どんどんしんどそうになってきて」、また以前と同じ「みぞおちがへこむような」呼吸の仕方に……。

すぐに受診したところ、酸素を送る機械を使わなければならず、羽留ちゃんは集中治療室に入りましたがそれでも回復しなかったため、入院することになったといいます。

診断は喘息発作で、精密検査をしたところ「5種類のウイルスに感染していた」ことが判明。その中のRSウイルスで喘息発作が引き起こされていたようだといいます。

入院2日目には一般病棟に移り、1週間ほど入院。現在は退院し、すっかり元気になったそうですが、この経験からカジサックさんは、みぞおちが凹むような呼吸を子どもがしていたら「絶対に病院に連れて行ってください」と視聴者に呼びかけ。親が「なんか(子どもが)いつもと違う感覚って信じた方がいい」と訴えていました。

子どもの咳、緊急性の高いケースは

子どもが辛そうに咳をしていると、ただの風邪ではなく、喘息や肺炎なのでは? と心配になることもあるでしょう。

そもそも咳は、喉に過剰な刺激が加わったときに発生するもので、分泌物や異物を体の外へ出そうとする生体防御反応です。よくあるのが風邪による咳ですが、そのほかの原因で咳が出ることがあります。

例えば、特に1〜2歳ごろに見られるケースとして、誤って異物を飲んでしまうことで気道が詰まり、咳こむことがあります。その場合は緊急の治療が必要になります。また、アレルギーによるアナフィラキシーなどによる咳の場合も、緊急性があります。

また、長引く咳は気管支喘息や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など継続的な治療が必要な病気が原因となっていることも。さらに、心理的なストレスで咳が続くこともあります[*1]。

咳がひどいとき心配なのは、呼吸困難(呼吸が苦しい状態)になることです。下記の様子が見られたら、速やかに受診しましょう。

・顔色が悪い
・近くにいてゼーゼーと音がするのが聞こえる
・肩を上下させて呼吸している(肩呼吸)
・鼻の穴が息を吸うたびに広がりピクピクしている(鼻翼呼吸)
・鎖骨の上や肋骨の下がくぼんでいる(陥没呼吸)
・咳がひどくて嘔吐してしまい、食事がとれない
・咳で眠れない

参考文献
[*1]日本呼吸器学会:咳嗽に関するガイドライン第 2 版 , p61, 63, 2016.

参照:
【医師監修】喘息? 肺炎? 幼児の咳をしているときの受診目安とホームケア5つ

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