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2023年12月05日 17:05 更新

専用洗剤がないけど掃除したい!汚れごとに使い分け「ナチュラルクリーニング」のススメ

お掃除と聞くと、それ専用の「洗剤」がなければできないのでは?とついつい思いがちですよね。今回は、100円ショップでもゲットできる、手軽な簡単お掃除方法をご紹介したいと思います。

こんにちは。SNSなどを見て流行りの洗剤に飛びついてみたものの、結局使いこなせずにシンク下の奥深くに眠らせておりますankoです。

掃除があまり得意ではない人間からすると、例えばガスコンロの油汚れには『油汚れに効く!!』みたいなパッケージの洗剤をまず買いにいかなきゃいけないんじゃないかとか、水垢には『水垢専用!!』じゃないと効果がないんじゃないかとついつい思ってしまいがち。

洗剤

もちろん、いろんな汚れに特化した洗剤があるのは確かですが、その都度洗剤を買い足すのはなかなか大変ですよね。

ちょっとした汚れであれば、わざわざ専用の洗剤を買うこと自体が勿体ないと思うこともあります。

そこで、汚れの性質に合わせて使うことで洗浄力を発揮する「ナチュラルクリーニング」の基本を学び、あれこれと洗剤を買う手間をかけずにお掃除していきましょう!

オススメの「ナチュラルクリーニング」万能アイテム

SNSなどのお掃除情報を見ていると、ついつい流行りの洗剤に目を奪われてしまいがちですが、そんな情報に流されず、もう何年もの間我が家が常備している万能アイテムは、100円ショップでお馴染みのダイソーで購入したこちら!

洗剤

左から重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダとありますが、ダイソーだけでなくドラッグストアなどでも見かけたことがあるという方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

そして『ナチュラルクリーニング』という言葉に関しても、コロナ禍でのお家生活が長引いた背景もあり、最近よく耳にする機会が増えたように思います。

このナチュラルクリーニングというものは、自然由来の安心な素材を使ったお掃除方法で、環境にも優しい上に、お財布にも優しいということで、ジワジワと注目を浴びているんです。

ではそれぞれの特性についてご紹介していきたいと思います。

(1)重曹の特性と使い方

最初に紹介するのは重曹!

重曹は弱アルカリ性で、得意とする汚れは油汚れです。

油汚れは「酸性」なんですが、アルカリ性の重曹が油の酸を中和して、汚れを取り除くことができます。

キッチン周りは換気扇や電子レンジなど、油をよく使うがゆえにすぐギトギトになりがちですよね。そんなときにもこの重曹は大活躍してくれるので、我が家でもここぞというときに重宝しています。

油汚れ

こちらは数年前、祖母の家のレンジを掃除した時の写真です。

古い油汚れが黒く変色し、ちょっとやそっと擦っただけでは取れなくなっています。

油汚れ

こちらをスプレータイプの重曹を使って拭いてみると…

油汚れ

すっかり綺麗になりました!

スプレータイプの重曹は、粉末同様に100円ショップに売っているので、一本あると気軽に使えて便利です。

もちろん、重曹以外のクエン酸、セスキもあります。

洗剤

また、スプレーだけではなく、最近はシートタイプのものもあるので、掃除する場所に合わせて選んでもいいかもしれませんね!

洗剤

(2)クエン酸の特性と使い方

クエン酸は酸性で「アルカリ性」を中和させ、汚れを浮かせながら落としやすくしてくれる性質を持っています。

得意な汚れは、水周りに多い水垢、石鹸カス、トイレの尿石汚れなどなど…

また、クエン酸には抗菌効果もあるため、フローリングや畳の掃除、よく触るドアノブ、トイレの床などの消毒にも効果的!!

洗剤

水垢などの汚れがなかなか落ちにくいものに関しては、キッチンペーパーを浸したものをパックのようにして貼り付け、さらにラップをしてしばらく貼り付けておけば、頑固な水垢もスルッと落ちます。

洗剤

(3)セスキの特性と使い方

最後に紹介するのはセスキ炭酸ソーダ!

セスキはアルカリ性で、得意とする汚れは油汚れや皮脂汚れなどです。

水にも溶けやすく、キッチン周りの油汚れやお風呂の水垢、手垢などにもオススメです。

また血液の汚れにも効果的なので、しばらくつけおきしてから洗濯すると綺麗になります。

洗剤

コスパでいくなら断然手作り!自作スプレーの作り方

あらかじめスプレーで使えるタイプのものも販売されていますが、粉末のものから簡単に自作スプレーもできるので、コスパを考えるのであれば手作りをお勧めします!

作り方もいたって簡単!


分量は…

重曹スプレー ➡︎ 水200mlに小さじ1

セスキスプレー ➡︎ 水500mlに小さじ1

クエン酸スプレー ➡︎ 水200mlに小さじ1

基本は2~3ヶ月以内を目安に使い切り、
直射日光・高温を避けて保管することがポイントです。


重曹は消臭効果もあるので、キッチンで出た生ゴミなど、一度袋にまとめる前にスプレーをシュッとしておくだけで、臭いの元を中和してくれます。

また、赤ちゃんのオムツやトイレの臭いなどのアンモニア臭には、クエン酸が効果的です。


夏場の暑い時期などはゴミの臭い問題などもあるので、こうしたところにこそ惜しみなく使えるのは有難いですよね。

定期的にやっておきたい簡単リセット

排水溝やシャワーヘッドなどのお掃除には、重曹とクエン酸を合わせた簡単なお掃除法があります。

重曹を溶かした水の中にクエン酸を振りかけると、炭酸の発泡パワーで汚れを浮かせて取りやすくすることができます。

洗剤

肝心な使用量に関してですが、重曹とクエン酸を混ぜるときの比率は重曹が2に対してクエン酸1!

これ以上クエン酸を増やすと、重曹とクエン酸の中だけで完全に中和してしまうので、あまり反応しなくなってしまいます。

そうするとせっかくの効果もなくなってしまうので、重曹を多めに、クエン酸は少なめに混ぜるようにしてください。

洗剤

大さじ一杯の重曹をトイレタンクの穴の部分(水がタンクに流れる部分)に入れ、数時間放置してから流すと、防カビ、洗浄、消臭の効果があります。

なるべく長時間おいた方が効果的なので、お出かけ前や就寝前など、トイレを長時間使わない時にするのがベストです。

洗剤

コンロのギトギト汚れにはセスキもおすすめ!

ご自身で作るもよし!市販のスプレーやシートでももちろんOK!

こまめにリセットすることで、年末の大掃除になって慌てることも少なくなります。

洗剤

この使い方はNG!「重曹」「クエン酸」「セスキ炭酸ソーダ」

ここまでの話を聞くと、どれもすごいアイテムなような気がしてワクワクしてしまうかもしれませんが、じつはそれぞれ使用に際しての注意点があります。

①重曹

アルミや銅など黒く変色する恐れがあります。鍋の焦げ付き落としなどに重曹を使う方法もあるのですが、アルミ製ではないかなど、使用の前に必ず確認してください。


②クエン酸

掃除の際、クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生するので、塩素系漂白剤を使用した後にクエン酸で掃除をするのは絶対にやめてください。

こうした事は市販の洗剤においても言えることですが、用量や用法を守って安全に使うことが大切です。

③セスキ炭酸ソーダ

セスキはアルカリ性に弱い天然素材(畳や白木、天然石、アルミ、銅など)には使うことができません。シミや変色したりする可能性があるので、必ず材質について確認が必要です。

まとめ

いかがでしたか?

今は粉末やスプレー、シートタイプなど、いろんな形でのアイテムが販売されているため、用途に応じてはもちろん、いちいち量を測って自作するのは面倒…という方にとっても有り難いですよね!

皆さんもこれを機会に、ご自身にあった使い方で、ナチュラルクリーニングを始めてみませんか?

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