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2023年06月18日 11:35 更新

<明日話したくなるマメ知識>コストコの知られざるヒミツ、こっそり教えてもらいました!

アメリカ発祥の会員制大型倉庫店「コストコ」! 高品質の商品をお得に購入できるコスパのよさに加え、日本ではなかなか見かけないような商品が並び、行くだけでワクワクしますよね。そんなコストコの知られざる秘密を教えていただきました。明日、みんなに話したくなりますよ~!

育ち盛り5人の子どもたちの胃袋を満たすべく、週イチでコストコに通う主婦、コストコナビゲーターのaoです。年間1,000点以上のコストコ品を実際に試して、おいしさやコスパなどをしっかりジャッジしてご案内しています。

コストコって海外製品ばかり? 実は……

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※本記事の画像は、メンバーコネクトに参加した筆者が撮影許諾を得た上で撮影しております。

コストコはアメリカ生まれの会員制大型倉庫店なので

「輸入食品を扱っているお店でしょ?」
「海外製品しか販売していないんじゃないの?」

というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、実はコストコ商品の6割が国産商品だというから驚きです。昨今の円高の関係から、輸送費等も考えて、さらに国産商品を増やすことも検討しているのだそう。

刻々と変わる世界情勢に合わせて、商品の生産提供から変えていく。我々がお得に商品を手にすることができるのは、この企業努力があってこそなんですよね!

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さらに、コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」の商品にはふたつの条件があるそうです。

ひとつめは、最高品質の全国的メーカー品と同等、もしくはそれ以上の品質であること。もうひとつは、他メーカー商品と比べて20%以上安い価格を提示できること。

どちらの条件も、利用者としてはありがたいことばかり。安さだけを追求したプライベートブランド商品を提供するお店もあるなか、これだけこだわった条件で商品開発をしているという点はかなりポイントが高いですよね!

コストコで大人気のあのパン、作り方にびっくり!

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コストコの代名詞的商品「ディナーロール」をご存じですか? 大きな袋にドサッとプチパンが詰められた大迫力の商品で、コストコに行ったら必ず買う人もいるくらいファンの多い商品です。

ふんわりとした食感と食べやすいサイズ感、ほんのりとした甘さでシンプルにおいしいパンなのですが、ちょっと形が独特なんですよね。台形のような形をしたパンが多く、機械で作るにしてもこの形にするほうが難しいのでは? なんて思っていました。

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こちらのディナーロールは、倉庫店内のキッチンで粉をこねるところから焼き上げまで一貫して行っている、まさにコストコ手作り商品です。

生地をこねて、一次発酵した後、計量して丸めます。これを専用の機械にセットして、スタッフがひとつひとつに力をかけてプレスし、カットしていくのですが……

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ここで一気に36等分にカット!

このカット後の形を見て納得!! 円形に伸ばされた生地が、この機械で一気にカットされるからこそ、ディナーロールはあの独特な形だったのですね。しかも、カットされた生地に余っている部分はなく、無駄がありません。

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カットした36個の生地が1枚の天板に移され、広げられます。

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その後、ツヤ出しを塗って2次発酵したあと、焼き上げます。

焼き上げたあとは冷まして、この天板1枚分を袋に詰めて完成!

無駄のない効率的な作業工程に脱帽です!

なぜ? パイナップルの頭がなくなった!

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最近コストコで並んでいるパイナップル、なにやら変わったのはご存じですか?

写真を見ていただけるとわかると思うのですが……パイナップルの頭部分の葉っぱがないのです!

これは「クラウンレスパイナップル」と呼ばれるパイナップル。パイナップルの頭についている葉を「クラウン」と呼び、それがないので「クラウンレスパイナップル」と呼ばれています。

こちらはコストコのサステナブルな取り組みのひとつで、最近取り入れられたものです。

パイナップルのクラウンを取ることで、輸送用の箱に入るパイナップルを30%増やすことができます。一箱に入る量が変われば、1パレットあたりに換算するとかなり数が変わってきますよね。

結果的には物流効率を上げることにつながり、輸送時の二酸化炭素削減にもつながります。

しかも、パイナップルは再生栽培が可能な植物。外されたクラウンは、2次栽培に使われることもあるんだそうです! びっくり!

あの大人気商品が並ぶ時間は、たったの2時間!?

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コストコのデリカコーナーの看板商品と言えば「ロティサリーチキン」ですよね。こんがりとジューシーに焼き上げられたチキンは、何度食べても感動するおいしさ!

毎日倉庫店内で焼き上げられて、焼き立てが売り場に並べられています。

しかし、このロティサリーチキン。販売用の棚に並べたあと、2時間経過したら引き上げるルールがあるそうなんです!

できたて熱々を提供するという品質管理を徹底するがゆえのルールなのですが、この引き上げられたチキンの行方、気になりますよね?

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実はこの引き上げられたチキン、別の商品に生まれ変わって再度販売されています!

もも肉部分はテリヤキソース風の味つけが施されて「ハニーグレイズチキン」という商品に!

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それ以外の部分、主に胸肉部分は「ロティサリーチキンペンネ」という商品になります。

どちらもデリカコーナーにときどきしか並ばないため「幻の商品」なんてコストコファンの間では呼ばれてきましたが、理由を聞いて納得でしたね。

フードロスに関しても、手間をかけてでも出さない工夫をしているのは素晴らしいですよね。

まとめ

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Cris C. - stock.adobe.com

今回はコストコの知られざるヒミツをまとめてみました。

詳しくお話を聞いてみるほどに「え? そんなことも考えてるの?」とびっくりするような取り組みも多く、知れば知るほど「コストコってスゴイな!」と感じることばかり!

特にサステナブルな取り組みに力を入れていると感じました。サステナブルとは「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味する言葉で、最近ではSDGsのひとつとして取り組む企業も増えてきましたよね。

ただ自社の利益だけを考えるのではなく、会員、そして環境のことまで考えて、商品開発や輸送の工夫など、積極的に取り組んでいる姿勢に感動しました。これからの時代、目の前の価格の安さで販売店を選ぶのではなく、企業の働きかけや活動などもしっかりと知った上で選んでいくことも大切なのではないか、とも感じました。

次回コストコに行く際には、今回紹介した商品にもぜひ注目してみてくださいね!


※記載の情報や価格については執筆当時のものであり、変動する場合があります。また販売終了の可能性、及び在庫には限りがありますのでご了承ください。
※本記事の画像はメンバーコネクトに参加した筆者が撮影許諾を得た上で撮影しております。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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