弟が生まれて……1人で遊んでいた長女が寂しさに耐えながら呟いていた言葉に号泣

小さな弟が誕生して、ママもパパもてんてこまい。すると2歳の女の子が……

思わず泣いた。

2歳の娘さんと0歳3ヶ月の息子さんを育てるぱの（@U60B5）さん。娘さんの自己肯定感をはぐくむため「お父さんとお母さんの大切な大切な宝物、大好きだよ」と、パパママそれぞれが毎日伝えているそうですが、泣き止まない赤ちゃんにかかりっきりになってしまい、長女のケアが後回しになってしまうこともあるといいます。

そんなとき、娘さんが1人で寂しさを堪えながら唱えていた言葉を聞いて、ぱのさんは思わず号泣。

『「娘ちゃんはお父さんとお母さんの大切な大切な宝物…」って唱えながら耐えていて泣いた』

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娘さんにとって、毎日伝えられる「あなたはママとパパの宝物だよ」という言葉はきっと、お守りのように大事な言葉になっていたのかもしれません。

ぱのさんは驚き、「ごめんよぉぉぉ、息子くんなかなか泣き止まなくてよぉぉ」と、泣きながら謝ったといいます。

この投稿には7万件以上の「いいね」がつき、「私も家族の宝物だから！と思って今まで誰よりも自分自身大切にして生きてこれました」「最近ティーンになり難しいナァとおもっていたとき、『ママの大事、大事な○○ちゃん』のおまじないを再開したら、最近の悩みを涙しながら話してくれました」など、自分自身の自己肯定感や、我が子への愛情表現について、たくさんのコメントが寄せられています。

投稿主のぱのさんにお話をうかがいました。

――このときはどのような状況だったのですか？

ぱのさん　この日は夫の帰宅が珍しく遅い日で、いつもは夫が娘を、私が息子をそれぞれ別室で寝かしつけているところを、私1人で娘と息子の寝かしつけをしなければならない初めての日でした。

――寝かしつけのタイミングだったのですね。

ぱのさん　先に息子を寝かしつけてからゆっくり娘を寝かそうと思っていたのですが、寝たと思った息子が10分ほどで起きてしまい、そこからまた寝かしつけることがなかなかできず、娘には「もう寝るよ」と声をかけて絵本を選ばせており、本当はゆっくり読んでいるはずだったのですが「ちょっと待ってね！　もう少しで〇〇（息子）くん寝ると思うから！　ごめんね！」と謝りながらひたすら息子を抱っこしてユラユラと揺れていました。

――それは大変な場面でしたね。娘さんの様子は？

ぱのさん　初めは選んできた絵本を読んでくれと言っていたのですが、息子が大泣きしているのであやしながら読んであげることも叶わず、寂しげな表情でしばらく待ったあと、今は無理だとわかったのか私が読んであげるはずだった絵本を自分で音読しはじめました。
その音読の合間にぽつりぽつりと例の言葉を発したので「こんな言葉にすがらなければならないほど寂しいんだ」と心苦しさを感じ、同時に「私たちが日々伝えていた言葉はしっかりと娘の中に根付いているんだ」と安堵しました。

――言葉が娘さんの安心の源になっていたのですね。その後、娘さんに謝ったそうですが、どんな反応をされていましたか？

ぱのさん　泣いている私の顔を見てポカンとしたあと、息子に対して「○○くん、早くねんねして？」と言っていました。

――この投稿には大きな反響がありました。

ぱのさん　多くの方から共感のコメントをいただき、心強く思いました。特に同じような声がけをしていた親御さん、されていたお子さんからの前向きなコメントがうれしかったですね。また「言葉だけでなく態度で示すことが重要」という旨のコメントも多くあり、これまでも意識はしていましたが、これは本当に忘れないようにしないといけないなとあらためて感じました。

――この投稿をきっかけに、愛情を伝える声がけを大事にしようと気持ちを新たにしたお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。ぱのさん、お話を聞かせてくださりありがとうございました。