美容院で「伝えたイメージと仕上がりが違う!」はよくある? 失敗されてもやり直しをお願いするケースはわずか……
美容のプロがヘア・メイク・コスメの基礎知識や美容の雑学をわかりやすく解説するメディア「LALA MAGAZINE」が、美容院での失敗を経験した女性150人に「失敗事例と美容院でのお直し」について調査しました。その結果、失敗1位はカット、2位パーマ、3位カラーとなりました。また、お直しをお願いした人はわずか16%でした。
LALA(京都府京都市 代表取締役:下川直人)が運営する、美容のプロがヘア・メイク・コスメの基礎知識や美容の雑学をわかりやすく解説するメディア「LALA MAGAZINE」は、美容院での失敗を経験した女性150人に「失敗事例と美容院でのお直し」についてアンケート調査を実施しました。
1位は「カット」でした。
「伝えたイメージと仕上がりが違う」というケースが多かったようです。また、途中で指摘するにも、やはり気を遣ってしまう場合が多いようです。なかには、カット中に再度要望を伝えるもイメージに近づかず、諦めてしまったなんて声もありました。また、初めての美容室や価格重視で美容室を選んだ場合は、毛先がガタガタだったというような技術よる失敗経験もあるようです。
以下、カットに関する失敗コメント(抜粋)です。
1位「カット」
カット前にイメージ写真を見せていたのですが、カット後、仕上がりイメージよりだいぶ髪が短くなり、イメージと異なる自分の姿が鏡に映っていました。「1週間後にちょうどいい髪型になるから」と言われたのですが、なぜすぐベストな状態になるようにカットしてもらえなかったのでしょうか。(20代)
イメージ写真を見せてカットをお願いしました。切りすぎだと思ったのですがなかなか言い出せず、イメージと全然違うのに「似合っています」と言われ、お礼を言って済ませてしまいました。(30代)
毛量がとにかく多い私。美容師さんが一生懸命すいてくれたのですが、毛先がすき荒れでボロボロに。単純に美容師さんのカットレベルが低かったんだと思います。(30代)
2位は「パーマ」でした。
最も多かったのは「パーマが強すぎた又は弱すぎた」という失敗でした。「ゆるふわパーマ」は、ゆるふわにならず失敗してしまったというエピソードが多くありました。髪にダメージが出てしまったという声もありました。猫っ毛でうまくかからなかった。ボリュームが出過ぎてしまったなどの失敗ケースもありました。
以下、パーマに関する失敗コメント(抜粋)です。
2位「パーマ」
ゆるパーマに憧れて施術をお願いしました。ゆるふわっとなったのですが、2時間後くらいにはほぼストレートに。事前に説明してもらってはいましたが、さすがに早すぎてびっくりしました。(30代)
パーマをかけたいけど髪が傷んでいるので美容師さんと相談しました。「大丈夫だよ」と言われ、喜んでかけてもらったらチリチリになってゴムのような髪になってしまいました。(40代)
ゆるふわな髪型にしたいと思いゆるいパーマをお願いしたが、出来上がったのはロットの形がしっかりついた髪型だった。(50代)
3位は「カラー」でした。
希望したカラーよりも明るすぎた・暗すぎたといった失敗ケース、ビフォーアフターでカラーに変化がなかった、染めムラがあったという失敗が多かったです。なかには、しっかりカウンセリングした上でカラーを決めたのに、仕上がりが違ったなんて場合もあったようです。
以下、カラーに関する失敗コメント(抜粋)です。
3位「カラー」
初めて行った美容院でカラーをしてもらいました。初めてで色の入り具合などを間違えたのか、髪の毛が真っ赤に染まってしまいました。少し赤みのある茶色と注文したのに、見るからに赤くて外を歩けないと思いました。(20代)
「就活のため髪は暗くしたい、でも真っ黒ではなく自然な感じで」とお願いしました。仕上がりは黒染めをしていないのに日本人形のように漆黒になってしまい、悲しかったです。お直しは別の美容院でお願いしました。(20代)
希望のカラー画像を持っていったのですが、思っていたよりも明るくなりました。髪質は人それぞれ違うので、画像の人よりも明るく色が出る髪質だったそうです。あまりに明るくなったので、担当美容師も驚いていました。(20代)
4位は「縮毛矯正・ストレートパーマ」でした。
仕上がりに変化がなかった、矯正がかかり過ぎて不自然なストレートになったという失敗エピソードが最も多くありました。そのせいで、毛先がチリチリになった、枝毛になったなど、髪にダメージがでたという声もありました。矯正をかけたのにスタイリングしにくくなったというケースもありました。
以下、縮毛矯正・ストレートパーマに関する失敗コメント(抜粋)です。
4位「縮毛矯正・ストレートパーマ」
縮毛矯正が不自然な真っ直ぐさでスタイリングが逆にしづらかった。髪の毛もダメージが大きく1ヶ月後にはかけた部分がチリチリした毛質になり見た目にも残念になり、失敗したなと後悔した。(40代)
傷んでいたのですが、一応トリートメントをセットで縮毛矯正をかけてもらいました。前髪だったので定期的にかけていて特に傷みが蓄積していたせいか、チリッチリになりました。(30代)
縮毛矯正をしたが、全然元の状態と変化がなかった。お直しも提案されましたが、時間がなく返金対応して頂きました。(30代)
5位は「接客・サービス」でした。
多く挙げられたのは、接客の会話や営業にしんどさを感じた失敗エピソードでした。アンケートで会話はあまりない方が良いと回答したら、全くなくて辛かったという声もありました。美容室内の清潔さやスタッフの動きを見て、失敗したと感じることもあるようです。
以下、接客・サービスに関する失敗コメント(抜粋)です。
5位「接客・サービス」
いつも同じ人にカットをお願いしていたが、その日は予約でいっぱいだった。他の人でも大丈夫ですかと聞かれ大丈夫だと伝えると、若いお兄さんがカットすることになった。私はカット中話しかけられるのが苦手で、担当はそれを知っているので話しかけてこない。しかし、その若い人はこれでもかと言うくらい話しかけてきて疲れた。(20代)
クーポンを使って初めて行く美容室でカット、カラーをしました。カットは2.3cm切って整えたいだけだったし、カラーも思った通りの色で満足でした。ただ美容室内の至る所に切った髪の毛が落ちていて、暇そうにしている店員さんがいるのに掃除をしようとしておらず、少し不快でした。
また、◯ヶ月以内にまた来店したら◯割引きしますよ、と何回か会話の流れで話をされてしつこかったです。(30代)
やりたいカラーが全く出来ないお店でした。さらに自分の前に施術している方が常連の方だったようで、自分の施術の時の対応と差がすごくあった。(20代)
6位は「メニュー・料金」でした。
想像していた料金よりも上がってしまったという失敗が多くありました。施術中にお勧めされて追加したメニューは、会計時まで値段が分からないままだったということもあったようです。また、初めての美容室で施術してもらう際にクーポンなどサービスの活用ができず失敗したという声もありました。
以下、メニュー・料金に関する失敗コメント(抜粋)です。
6位「メニュー・料金」
予約サイトでメニューを指定して料金も確認して予約したが、当日にそのメニューにオプションを勧められ、あまりよくわからないままお願いすると、当初予約した時より料金がかなり上がった。(30代)
フルカラーのメニューを注文したのですが、色によって別途料金がかかると染めながら言われた時に失敗したなと思いました。(20代)
「傷んでるのでこのトリートメントしてた方がいいですけど、どうします?」と髪を洗っている途中で言われ、特に何も考えずじゃあお願いしますとそのトリートメントを使ってもらった。お金がいくらかかるとかも全く言われなかったのでサービスなのだと思っていたら会計時に有料だったと知った。(20代)
7位は「施術時間」でした。
想定以上の時間がかかったという内容です。髪をきれいにしてリフレッシュできると思ったけど、時間がかかり過ぎたため、逆に疲れてしまったという声が多かったようです。
以下、施術時間に関する失敗コメント(抜粋)です。
7位「施術時間」
飛び込みで行ったせいかもしれないが、明らかに新人っぽい美容師さんが担当になった。いつもなら30分くらいで終わるカットが、3時間近くかかってぐったりした。仕上がりも写真で伝えたイメージと違い、ヘルメットみたいになってしまった。お直ししてもらいたかったけど。時間的にも体力的にも無理だった。やっぱりちゃんと予約していけばよかった。(30代)
カットだけなので1時間もかからないと思ったら、やたらに待たされてトータルで3時間ほどかかりました。もう行かないです。(30代)
その他、失敗内容は様々ですが、シャンプー中の出来事が多いようです。なかには、シャンプーのあまりの心地よさに深い眠りに落ちてしまい、恥ずかしい経験をしたといったエピソードもありました。
以下、その他の失敗コメント(抜粋)です。
「その他」
シャンプーの時に顔にのせたガーゼがずれて、眉の辺りに水がかかってしまった。アイブロウで書いた部分が消えてしまいスタッフさんが書いてくれたが、あまり上手ではなく、やり直してもらうのも申し訳ないので、片方の眉だけ変なままヘアカットをしてもらった。店を出るまで恥ずかしかった。(40代)
カラー後のシャンプー時に左耳のイヤーキャップが外れたことに気付いたのに美容師さんに言えず、そのままシャンプーが続いたために左耳の中までカラー剤が入ってしまって失敗したと思いました。(40代)
「失敗した美容院でお直しをお願いしましたか?」と聞いたところ、お直しをお願いしたという方はわずか16%でした。多くの人は、他の美容院でお願いしていることがわかりました。「どうしても早く直したい」という緊急性が高いときには、同じ美容院でお直しをしているケースが多かったようです。
アンケートを実施した「LALA MAGAZINE」では、今回の調査を受け、「綺麗になって気分を上げるための美容室ですから、十分なカウンセリングをしてもらいイメージを共有した上で、ヘアチェンジをした方が良いようです」とアドバイスしています。
【調査概要】
調査対象:美容院で失敗を経験したことがある女性(10代〜60代)
調査日:3月
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:150人
調査結果URL https://lalahair.co.jp/magazine/hair/salon/failed/
(マイナビ子育て編集部)