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2022年03月25日 11:36 更新

イモトアヤコさん「なぜだか泣きそうになった」母の思いが詰まった“36年前の母子手帳”

昨年末に第一子の男の子を出産したイモトアヤコさんが、母親に渡された“36年前の母子手帳”について思いを明かしています。

「当時の母も今のわたしと同じように……」

(photoAC)

イモトアヤコさんは自身のウェブマガジン『よかん日和』のコラム記事を3月23日に更新。「母子手帳」と題して、産後一ヶ月の間にお手伝いにきてくれていた母親から渡されたという母子手帳の写真を公開しています。表紙のレトロなイラストが素敵ですね!

この母子手帳は、36年前にお母さんがイモトさんを妊娠・出産した当時のもの。これを見たイモトさんは「相当年期の入ったもので、歴史を感じ、思いを馳せ、なぜだか泣きそうになった。きっと、産後直後のマタニティーブルーのせいだ」と、感傷的な気分になったそう。

ページを開くと、「4月11日 はじめておんぶをする 5月1日~ じゃがいも少し食べた」など、イモトさんの成長記録が手書きで綴られていたといいます。離乳食の食べる量が「ものすごく」少ない、「内べんけいで外ではとてもおとなしい」「友だちと遊べない」といった記述のほか、イモトさん自身の記憶にないものの、母親が子育てに苦労していたと思われるエピソードも書き残されていました。

たとえば1歳6ヶ月のとき。「叱ると物にあたりなげつける/思い通りにならないと大声で泣く/甘えが目立ち嘘泣きをする」。2歳「わがままで自分の思うようにならないと泣く。妹をいじめてばかり」……これはなかなか辛辣な観察記録でもありますね。親としては「この子をどう育てたら良いのだろう」と悩む場面かもしれません。

また、イモトさんは「眠くなると耳をさわる癖」があるといいますが、母子手帳にも「耳をかまわないと眠れない」という記述があり、赤ちゃんの頃のクセが、大人になってからも続いているなんて驚きですね。

自身の母子手帳を読んだことが、イモトさんが子育てについて改めて考えるきっかけにもなったようです。自分にとって頼れるお母さんも、妊娠・出産していきなり「お母さん」になったわけではなく、最初は手探りで、今の自分と同じだったことに気づいたのだとーー。

「母子手帳を読みながら、当時の母も今のわたしと同じように悩み、不安を感じながら、今に至るのだなぁ、と今の息子と当時のわたしの成長記録を見比べる。
なんとなくの平均はあっても、正解も不正解もないわけなので、自分のペースでやっていくしかないのだと改めて感じた」
(イモトアヤコさんのウェブマガジン「よかん日和」より引用)

出典: https://www.yokanbiyori.com

母子手帳は一生もの

母子手帳は、妊娠の経過や子どもの成長を記録することができ、妊婦健診や乳幼児健診を受けるためにも必要なもの。なかには、自分ですぐに書いたほうがいい欄、健診のときに医療機関などで書いてもらう欄、子どもが産まれたら書く欄、成長を記録する欄などがあります。

妊娠中~産後しか使わないのでは? と思う方もいるかもしれませんが、子どもが大きくなってからも見返せる記録として残りますし、母子手帳を使って「赤ちゃんのころについて調べよう」という学習をおこなう小学校もあるようです。予防接種の記録などは将来子どもが大人になってからも確認が必要になるので、赤ちゃんのときだけ必要なものではなく、一生ものだと思ってください。

母子手帳には、妊娠中の体調・健康に関する情報だけでなく、「心拍確認! うれしくて思わず涙が出た」「初めて胎動を感じた。思っていたより力強くてびっくり」など、ママの素直な気持ちを記録するのも◎。あとから読み返せば、妊娠判明時の心境や、妊娠中の幸せな気持ちを思い出すことができますよ。

また、妊娠中や産後の健診では母子手帳を持参する必要があるため、医師に聞きたい疑問や不安も記録しておくと役立ちます。聞きたいことがたくさんある場合は、とりあえず思いついた疑問を付箋に書いて貼っておくのがおすすめです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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