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2022年03月11日 12:06 更新

【男性育休】8割弱が1週間以下しか育休を取得していないことが明らかに。プレパパたちが取得したい育休は「1カ月以上」

ピジョンは、全国の25~39歳の既婚男性を対象に実施した「育休に対する意識調査」の結果を発表しました。これは、4月1日より改正育児・介護休業法が施行されることを受け、既婚男性の意識や育休取得の実態を探るべく行ったものです。

育児・介護休業法の改正に伴い、自身の勤務先に育休制度が導入された際、あなたは将来お子さんができたときに育休を取得したいですか

パパの8割弱が、1週間以下しか育休を取得していないことが明らかに

今回の調査では、将来、子どもを持つことを考えている男性を「プレプレパパ」、現在パートナーが第1子妊娠中の男性を「プレパパ」としています。

育児・介護休業法の改正に伴い、自身の勤務先に育休制度が導入された際、将来お子さんができたときに育休を取得したいか尋ねたところ、、「プレプレパパ」の68.4%が「育休を取得したい」と回答しました。「プレパパ」の場合も64.9%が「取得したい」と答えています。

子どもを1人以上持つパパに、子の出産から生後1年までの間に、出産や育児のために育休や有給休暇を取得したか聞いてみると、全体の50.4%が「(育休も有給休暇も)取得していない」と回答しました。育休制度を利用して休暇を取得した割合に限ってみると、取得率は26.4%と低くなっています。

子の出産から生後1年までの間に、出産や育児のために育休や有給休暇を取得しましたか

育休を取るとしたら、どの程度の期間で取得しようと思うか尋ねると、プレプレパパ、プレパパの約5割が「1ヶ月以上」と回答したのに対し、実際に1ヶ月以上の育休を取得出来たパパは1割強でした。さらに8割弱が1週間以下の短期間でしか育休を取得できていないことがわかりました。

育休を取るとしたら、どの程度の期間で取得しようと思いますか

育休取得を望んでいない男性に、育休を取得したくない理由を聞くと、「所得が減ることに不安がある」(46.8%)が最も多くなりました。次いで「今後のキャリアへの影響」、「職場に迷惑がかかる」、「勤務先が育休を取得しづらい雰囲気がある」と続いています。

育休を取得したくない理由

育休の取得意向のあるプレプレパパ、プレパパと、実際に育休を取得した経験のあるパパに対して、「なぜ育休を取得したい/したのですか」と尋ねたところ、「妻・パートナーの体調や精神的負担が心配」や、「自分の子の成長が見たい」「夫婦で一緒に子育てしたい」が上位に並びました。

実際に育休を取得したパパの回答割合が高かった理由のひとつに「妻・パートナーに頼まれた」(11.9%)もありました。職場での育休制度整備などのほか、妻・パートナーからの働きかけも、男性の育休取得の後押しとなることがわかります。

育休を取得したくなる理由として最も高いことは、「給料が減らなければ」(47.6%)でした。次いで「勤務先から取得に対しての強い後押しがあれば」(43.4%)、「自分が休んでいる間の勤務先の体制が整っていれば」(30.6%)が続いています。

育休を取得したくなる理由

調査概要

・調査対象者:全国に住む25~39歳の既婚男性(事実婚を含む)計7,345人 
・調査日:2022年1月21日~26日 
・調査手法:WEBアンケート調査

ピジョン
https://www.pigeon.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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