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2021年12月11日 07:12 更新

祖父母&ママパパ世帯300名に聞く「オンライン帰省」意識調査 60%以上が離れて暮らす家族を考える機会が増加

パナソニックが全国の祖父母とママパパへ、2020年3月以降に「オンライン帰省」と呼ばれる、離れて暮らす家族とのビデオ通話をしたことのある人合計300名を対象に実施した「オンライン帰省に関する意識調査」によると、60%以上が離れて暮らす家族を考える機会が増加したと回答しました。

パナソニックは、全国の祖父母とママパパへ、2020年3月以降に「オンライン帰省」と呼ばれる、離れて暮らす家族とのビデオ通話をしたことのある人合計300名を対象に「オンライン帰省に関する意識調査」を実施しました。

コロナをきっかけに、離れて暮らす家族について考える機会が増えたか尋ねたところ、「増えた」、「やや増えた」と回答した人の合計は、半数以上となる63%となりました。また、コロナにより離れて暮らす家族との絆は深まったと思うか、という質問については「絆が深まったと思う」「どちらかといえば絆が深まった」と回答したのは49.3%になりました。

2020年3月の新型コロナウイルス感染症の感染拡大から今年にかけて、度重なる緊急事態宣言の発令などにより、旅行や帰省の機会が減り、離れて暮らす家族と直接会う時間は減っています。にも関わらず、コロナによって離れて暮らす家族の健康や状況を伺ったり、今までよりも頻繫に考えるようになったことで、絆が深まったと感じているのかもしれません。

2020年3月のコロナ流行拡大以降、何回オンライン帰省を実施したか聞いたところ、最も多いのは「13回以上」で、約1年8カ月で1~2ヶ月に1回程度以上はしていることがわかりました。一方で、「1~2回」「3~4回」と回答した人をあわせると、約35%。半年に1回以下程度にとどまっている人は、13回以上と回答した人とほぼ同じ割合で、オンライン帰省の定着度合でいうと、頻繫に実施する人と数回のみ実施した人で二極化していたことがわかります。

オンライン帰省をした理由については、「緊急事態宣言中でも交流できる方法を探したから」が最も多く、コロナがきっかけになっていたことがわかりました。ただ、ママパパ世帯・祖父母世帯どちらにも「子ども(孫)がやりたいとせがんだ」がランクインしており、子ども(孫)をきっかけに実施していた人も一定数いたことが明らかになりました。

オンライン帰省の満足度について聞いてみたところ、「満足できた」「まあ満足できた」という回答の合算は、4分の3以上となる76%です。

実施の頻度や方法は問わない場合、オンライン帰省を続けたいか、という質問については、「続けたい」「どちらかといえば続けたい」と回答した人は80%以上。コロナ禍にオンライン帰省をしたことがある人にとっては、この交流手段は、概ね満足できる交流手段のようです。

オンライン帰省について良かったと感じた点について詳細を聞いたところ、コロナの感染リスクを抑えながら孫の成長を見ることができた(見てもらえた)という回答が最も多くなりました。ほかに、帰省費用を節約できたという点があがっており、とくにママパパ世帯では3割ほどいます。

実際に帰省をすると、交通費はもちろん、お土産の購入など少なからず出費が発生しますが、オンライン帰省であれば、最近は無料で使えるツールも多くあるため、出費が抑えられたことはメリットの1つであると感じるのかもしれません。

オンライン帰省を煩わしいと感じた経験について、「ある」「どちらかといえばある」と回答した人は30%。具体的に煩わしいと感じた理由については、ママパパ世帯にとっては「子どもの気持ちを通話画面に集中させること」が最も多く、ちゃんと孫の様子を祖父母に見せてあげたいと思う気持ちがある一方で、子どもにとってはおもちゃなどもたくさんある自宅でじっと画面に向かうのは、意外と難しいのかもしれません。

また、ママパパ世帯・祖父母世帯どちらも40%以上が「オンライン帰省を実施する時間を決める事前調整」について煩わしさを感じています。お互いの都合を合わせるとなると、コロナで自宅にいる時間が増えているとはいえ、やはり難しいことが多いのかもしれません。

困り事についても尋ねると祖父母世帯では、コロナ禍に初めてオンライン帰省を実施した人も多かったのか「慣れない機材で苦戦した」という回答が最も多く、オンライン帰省の実施が少なかった人は、このように使いなれない機器に苦労したことで遠ざかってしまう、ということも考えられます。

もっと気軽な交流方法を求める人は、70%以上との回答がありますが、そのために必要だと思うことを尋ねると、「思い立ったときにいつでも写真や動画にアクセスできること」「普段使用している機器で交流できること」がそれぞれの世帯で1位と2位になっています。

オンラインならではのエピソードを聞いた自由回答では、オンラインならではのコミュニケーションを楽しむ人がいる一方で、楽しく話した分、終わった後に寂しさが残るといった声もありました。

オンライン帰省(リアルタイム)、アプリやクラウドサービスを利用した動画共有や写真共有、動画付きの電話、音声のみの電話、実際の帰省、それ以外という交流や連絡方法について、精神的な疲労感が一番少ない交流方法はどれか聞いたところ、ママパパ世帯は、動画や写真共有が圧倒的な1位になっています。また、終えた後、名残惜しさが一番少ない方法がどれか聞くと、こちらも、ママパパ世帯では、動画や写真の共有が1位になりました。一方で、祖父母世代について言うと、精神的な疲労感が一番少ないのは、オンライン帰省で、動画や写真共有は16%、また名残惜しさが少ない方法について言うと、14%で4位という結果でした。ママパパ世帯に比べて、祖父母世帯では、動画や写真共有が一般的ではないのかもしれません。

パナソニックではこの調査について、「オンライン帰省を体験したことで、離れていても交流を持てることに嬉しいと思いながらも、煩わしさや困りごとがあり、より気軽に交流を持ちたいという意欲も強く、日常的に家族の様子を知ることができる機会を模索している人が多くいるようだ」と分析しています。

また、パナソニックではこの調査結果をもとに、離れて暮らす家族に、ブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」を活用して、かんたんに写真や動画を共有する「オンライン帰省」の新しいかたち「おうちクラウドオンライン帰省」を3つ提案しています。

1、ママパパのスマートフォン→祖父母宅のディーガ
https://av.jpn.support.panasonic.com/support/docodemo_diga/

2、ママパパ宅のディーガ→祖父母のスマートフォン
1と同じ

3、ママパパ宅のディーガ ➡ 祖父母宅のビエラ
https://av.jpn.support.panasonic.com/support/tv/app/cloud_link/index.html

【調査概要】
調査対象:2020年3月から現在までの間で、離れて暮らす家族とオンライン帰省の経験がある人のうち、
①20~49歳 夫婦二人と子供または自分と子供で同居している男女 150名
②50~79歳 一人暮らしまたは夫婦二人で同居している、12歳以下の離れて暮らす孫がいる男女 150名
調査方法・期間:インターネットリサーチ 2021年11月18日~19日
※オンライン帰省とは、スマートフォンやパソコン(ノートパソコン、デスクトップ、タブレットなど、形状は不問)などのデジタル機器を活用して、離れて暮らしている子供夫婦と実家(義実家含む)の間で、ビデオ通話をすることを指しています。(スカイプ、zoom、Facebook Messenger、LINEなどを利用して経験した場合も含みます。)

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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