「葵」の意味と読み方例、男女赤ちゃんの人気＆珍しい名前一覧、葵の名付けに込める願いや注意点

「葵」という漢字は、1976年から人名用漢字になりました。現在では男女ともに人気が高く、名づけに向いている漢字です。まずは改めて「葵」という漢字について、画数や読み方、意味などの基本情報を確認しましょう。

12画

訓読み／あおい
音読み／キ
名乗り／まもる

「葵」は植物のアオイを表します。アオイ科の植物の総称で使われますが、特に夏に赤・白・ピンク・青など色とりどりの花を咲かせるタチアオイ（立葵）を指すこともあります。
タチアオイはその名の通りまっすぐに茎をのばすため、花の持つ華麗さに加え、凛としたたくましさや成長などの願いもよく込められます。

葵は、上部のくさかんむりと下部の「癸」の字で構成されています。くさかんむりは植物を表しています。癸は「みずのと」などと読み、十二支同様に暦に用いられる十干の一つ。一説によると「はかる」という意味があるため、植物が育つよう太陽の出る方位を調べた、種子がはかれる大きさにまで育ったなどの意図で使われるそうです。

葵の漢字は、アオイの花の持つ美しさや凛々しさなどをイメージさせます。また特に日本においては、江戸幕府の徳川家の家紋が「三つ葉葵」でした。そのため、和風のイメージもありますし、加えて徳が高いものや気品あるものの象徴として扱われることも多いです。

「葵」の字が表す植物のアオイの花そのものには、どのような意味が込められているのでしょうか。花言葉を調べることで、「葵」のイメージをさらに膨らませてみましょう。

・葵の花言葉（１）大望
・葵の花言葉（２）野心
・葵の花言葉（３）豊かな実り
・葵の花言葉（４）気高く威厳に満ちた美

いずれもポジティブな内容ばかりです。

さらに「葵」の字は、ヒマワリ（向日葵）やワサビ（山葵）など、他の植物を表す際にも用いられます。特例としてゴジアオイ（午時葵。自然発火し、花言葉は「私は明日死ぬ」）のように取り扱い注意の植物もあるものの、基本的には愛される花がほとんどです。

ヒマワリの花言葉は「情熱」や「未来を見つめる」、ワサビの花言葉は「うれし涙」や「目覚め」など、プラスのイメージが喚起されるものが多めとなっています。

森川 葵（もりかわ あおい）／女優
手嶌 葵（てしま あおい）／ミュージシャン
堀 葵衣 （ほり あおい）／アナウンサー
横田 葵子（よこた きこ）／新体操選手
山内 瑞葵（やまうち みずき）／アイドル
久保 夏葵（くぼ なつき）／元女子プロ野球選手
齊藤 悠葵（さいとう ゆうき）元プロ野球選手
山田 葵士（やまだ きお）／サッカー選手
安部 裕葵（あべ ひろき）／サッカー選手

一文字の「葵」は、2021年の「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」で、男女いずれも上位にランクインしています。

アオイの花の印象が強いからか、「葵」一文字の名前は女の子にしか向いていないと思う人もいるかもしれません。しかし、男の子の名前にもよく使われる漢字です。
「葵」一文字だけの名前は、同ランキングで女の子では5位、男の子も50位と上位にランクインしています。近年流行である性別にとらわれない名前という点も、好まれる理由のひとつです。

「葵」という一文字に特化した場合、やはりアオイの花が持つ可憐さや、すくすく育つ様子などのイメージがより強調されます。さらに読みに関しての特徴では、「あおい」と読む場合はすべて「A・O・I」と母音だけで構成されるため、発音しやすいというメリットがあります。
また「葵」一文字で「まもる」と読む名のりもあり、主に男の子の名づけで選ばれることが多いようです。

前述の「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」では、女の子の1位が「陽葵」でした。さらに使用漢字のランキングにおいても17位に入っており、他の漢字と組み合わせた時の相性の良さも目立ちます。
1位の「陽葵」は「ひまり」などの読みがあり、「太陽やヒマワリのように明るくまっすぐ育って欲しい」との意味が込められることが多いようです。

藍葵（あいき） 18+12=30
葵音（あお） 12+9=21
葵（あおい） 12
葵唯（あおい） 12+11=23
葵太（あおた） 12+4=16
葵之亮（あおのすけ） 12+3+9=24
葵晴（あおはる） 12+12=24
葵也（あおや） 12+3=15
一葵（いっき） 1+12=13
瑛葵（えいき） 12+12=24
音葵（おとき） 9+12=21

和葵（かずき） 8+12=20
葵士（きし） 12+3=15
葵平（きへい） 12+5=17
葵竜（きりゅう） 12+10=22
賢葵（けんき） 16+12=28
元葵（げんき） 4+12=16
康葵（こうき） 11+12=23

冴葵（さえき） 7+12=19
清葵（さやき） 11+12=23
翔葵（しょうき） 12+12=24
樹葵（じゅき） 16+12=28
潤葵（じゅんき） 15+12=27
雪葵（せつき） 11+12=23
湊葵（そうき） 12+12=24
宙葵（そらき） 8+12=20

泰葵（たいき） 10+12=22
大葵（だいき） 3+12=15
隆葵（たかき） 11+12=23
達葵（たつき） 12+12=24
朋葵（ともき） 8+12=20

直葵（なおき） 8+12=20
那央葵（なおき） 7+5+12=24
伸葵（のぶき） 7+12=19

早葵（はやき） 6+12=18
晴葵（はるき） 12+12=24
弘葵（ひろき） 5+12=17
風葵（ふうき） 9+12=21

雅葵（まさき） 13+12=25
葵（まもる） 12
瑞葵（みずき） 13+12=25
睦葵（むつき） 13+12=25
心葵（もとき） 4+12=16

勇葵（ゆうき） 9+12=21
義葵（よしき） 13+12=25

来葵（らいき） 7+12=19
理葵（りき） 11+12=23
吏葵斗（りきと） 6+12+4=22
隆葵（りゅうき） 11+12=23
隆葵（りゅうき） 11+12=23

愛葵（あいき） 13+12=25
葵（あおい） 12
葵依（あおい） 12+8=20
葵帆（あおいほ） 12+6=18
葵祢（あおね） 12+9=21
亜葵（あき） 7+12=19
葵姫（あき） 12+10=22
彩葵子（あきこ） 11+12+3=26
亜葵奈（あきな） 7+12+8=27
生葵（いつき） 5+12=17
羽葵子（うきこ） 6+12+3=21

和葵（かずき） 8+12=20
葵依（きい） 12+8=20
葵伊那（きいな） 12+6+7=25
葵恵（きえ） 12+10=22
葵香（きか） 12+9=21
葵杏（ききょう） 12+7=19
葵久乃（きくの） 12+3+2=17
葵瑚（きこ） 12+13=25
葵更（きさら） 12+7=19
葵珠奈（きずな） 12+10+8=30
葵花（きっか） 12+7=19
葵月（きづき） 12+4=16
葵那（きな） 12+7=19
葵音（きね） 12+9=21
葵乃（きの） 12+2=14
葵帆（きほ） 12+6=18
葵美（きみ） 12+9=21
葵実子（きみこ） 12+8+3=23
葵夕（きゆう） 12+3=15
葵良里（きらり） 12+7+7=26
葵莉（きり） 12+10=22
葵里華（きりか） 12+7+10=29
葵理子（きりこ） 12+11+3=26
葵和（きわ） 12+8=20

紗葵（さき） 10+12=22
咲葵子（さきこ） 9+12+3=24
紗都葵（さつき） 10+11+12=33
詩葵（しき） 13+12=25

珠葵（たまき） 10+12=22
千葵姫（ちあき） 3+12+10=25
千沙葵（ちさき） 3+7+12=22
紬葵（つむぎ） 11+12=23
天葵（てんき） 4+12=16
巴葵（ともき） 4+12=16

那葵（なぎ） 7+12=19
夏葵（なつき） 10+12=22
乃津葵（のつき） 2+9+12=23

陽葵（はるき） 12+12=24
響葵（ひびき） 20+12=32
陽葵（ひまり） 12+12=24
向日葵（ひまわり） 6+4+12=22
冬葵（ふゆき） 5+12=17

蒔葵（まき） 13+12=25
万葵子（まきこ） 3+12+3=18
真紗葵（まさき） 10+10+12=32
美葵（みき） 9+12=21
三葵子（みきこ） 3+12+3=18
水紗葵（みさき） 4+10+12=26
充葵（みつき） 6+12=18
美由葵（みゆき） 9+5+12=26
睦葵（むつき） 13+12=25

唯葵（ゆいき） 11+12=23
結葵（ゆうき） 12+12=24
優葵（ゆき） 17+12=29
侑葵子（ゆきこ） 8+12+3=23
由葵奈（ゆきな） 5+12+8=25
柚葵乃（ゆきの） 9+12+2=23

立葵（りつき） 5+12=17
瑠葵（るき） 14+12=26

「葵」という漢字は、植物のアオイが持つ華麗さや凛々しさのイメージがあります。また、シンプルな「あおい」という読みや「ひまわり」などの凝った読みなど、名づけの幅が広がりやすいことも、人気が高い理由かもしれません。
赤ちゃんの性別を問わずに使うこともできますので、大事な願いを込めたいときに、候補にしてみてはいかがでしょうか？