「しおん」 の意味と使える漢字例、男女赤ちゃんの人気＆珍しい名前一覧、「しおん」の名づけに込める願いや注意点

「しおん」は名前ランキングでは男女ともにランクインはしていないので、知名度はそう高くはありません。しかし人と被る名前を嫌う現在の風潮から、今後、名づけでの人気が高まっていくかもしれません。

鶴房汐恩（つるぼうしおん）アイドル・JO1メンバー
南紫音（みなみしおん）ヴァイオリニスト
三浦しをん（みうらしおん）作家
若山詩音（わかやましおん）声優・元子役
堀詩音（ほりしおん）アイドル・音楽家
紫音（しおん）モデル
水原紫苑（みずはらしおん）歌人
園子温（そのしおん）映画監督・脚本家
中丸シオン(なかまるしおん)俳優
丹羽詩温（にわしおん）サッカー選手
松尾汐恩（まつおしおん）野球選手
井上詩音（いのうえしおん）サッカー選手

しおんは仏教用語では「四恩」と書き、人がこの世で受ける4つの恩のことを指しています。4つの内容については経典によって違いがありますが、両親の恩・暮らしている国の恩・仏や僧への恩などがあり、それらに感謝するようにという教えなのです。

花の名前のシオンは「紫苑」と書き、夏から秋にかけて淡紫色の花を咲かせるキク科の多年草です。山間に群生し、十五夜草とも呼ばれます。

また「鬼の醜草」という別名もあります。「今昔物語」に収められている話では、親を亡くした兄は悲しみを忘れるようにと「忘れ草」を植え、弟は忘れないようにと「思い草（紫苑）」を植えて、両親を思い続けたのだとか。
それを見た鬼が弟の行動に感心し、弟に特別な力を授けたという話から名付けられたといわれています。この話から、紫苑の花言葉は「追憶」「君を忘れない」になったそうです。

「至恩」は、この上もなく大きな恩のことで、「師恩」は、先生や師匠から受けた恩のことです。「私恩」は個人的かつ特別に、ある人に与える恩恵のことを言います。

聖書に出てくる丘の名前「シオン（ザイオン）（Zion）」で、エルサレムの南東部にあります。ダビデ王が祭壇を作ったといわれるエルサレムを象徴する地です。
また、スイス南部には「シオン（Sion）」という街があり、長らくシオン司教領の中心で、現在はバレー州の州都です。城などの歴史的建造物が残っており、ワインの産地でも有名です。

役人。学徳のあるもの。男子の美称。女子の美称。子弟。さむらい。称号・職業名にそえて用いる。
イメージは侍。また弁護士などの「士業」から学徳のある人など。

ふびと。ふみ。記録。歴史。文章にたずさわる人。あや。かざりがあってはでやかに美しい。
ふみや文章、歴史。知的できちんとしている人などをイメージ。

つかさどる。つかさ。つぐ。
物事を動かす中心的な人、役所や役人などの真面目なイメージ。

うた。経書の名。逸詩。歌の調べ。うける。
詩や歌、それを作る人や歌う人のイメージ。穏やかで優しい人、才能あふれる人を連想します。

もろもろ。みやこ。いくさ。おさ。先生。手本となる人物。風雨をつかさどる自然神。技芸に優れた人。音楽をつかさどる官。易の六十四掛にひとつ。
先生や技術や技に優れている人、お手本となる人のイメージです。

あずさ。はんぎ。木材で器具をつくる職人。
古くから親しまれている木の名前から、由緒正しいイメージ。版木に使われたことから書籍や出版に関する語句に多く用いられ、知識豊富な様子を連想させます。

むらさき色。帝王や道教に関する事物に冠することば。
高貴なイメージ。むらさき色は昔から高貴な色とされており、さらに神秘的なイメージがあります。

ことば。つげる。とく。いう。中国の韻文の名。
ことばの意味から、文章や文学の才能があるイメージを抱かせます。

獅子。ライオン。
勇敢で力強く、リーダーシップを発揮する人をイメージします。

つぐ。あとつぎ。ならう。
伝統や教えを受け継いでいく人のイメージ。大切なことをしっかりと次の人へと伝える人を連想します。

まきば。その。物事の集まるところ。草木がしげる。
緑が多く自然豊かなイメージから、穏やかで周りの人を包み込むような人を連想します。

おと。ふし。漢字の発音。たより。言語。かげ。
音楽の音色のような柔らかなイメージ。音楽のリズムなど心地よいイメージです。

めぐむ。いつくしむ。
心温かく、誰にでも優しいイメージ。周りから受けた優しさを忘れない人を連想します。

あたたかい。あたためる。あたたまる。おだやか。
心が温かく人当たりの良い人。一緒にいると元気になるような人のイメージです。

みささぎ。その。
公園や動物園など区切られた場所のイメージから、守られた安心な様子を想像します。

もみを集める。おだやか。やすらか。
穏やかでやすらか。ことを荒立てずに周りの人の言うことをよく聞いて、事を進める様子をイメージします。

柊恩　9+10=19画
慈恩　13+10=23画
志音　7+9=16画
紫音　12+9=21画
紫苑　12+8=20画
士恩　3＋10＝13画
潮音　15＋9＝24画
至恩　6＋10＝16画
匠音　6＋9＝19画
獅恩　13＋10＝23画
司恩　5＋10＝15画
紫溫　12＋13＝25画
至温　6＋12＝18画
知温　8＋12＝20画
慈温　13＋12＝25画
巳音　3＋9＝12画
士遠　3＋13＝16画
史遠　5＋13＝18画
司遠　5＋13＝18画
之温　3＋12＝15画
士穏　3＋16＝19画
時音　10＋9＝19画
嗣苑　13＋8＝21画
師園　10＋13＝26画

汐音　6+9=15画
心桜　4+10=14画
栞桜　10+10=20画
詩音　13+9=22画
梓恩　11+10=21画
志音　7＋9＝16画
心温　4＋12＝16画
志苑　7＋8＝15画
朱音　6＋9＝15画
白音　5＋9＝14画
織音　18＋9＝27画
思愛　9＋13＝22画
史苑　5＋8＝13画
糸恩　6＋10＝16画
四音　5＋9＝14画
汐恩　6＋10＝16画
至音　6＋9＝15画
始音　8＋9＝17画
柿音　9＋9＝18画
史園　5＋13＝18画
紫暖　12＋13＝25画
詞穏　12＋16＝28画
蒔恩　13＋10＝23画
詩円　13＋4＝17画
慈円　13＋4＝17画
志温　7＋12＝19画

植物の「紫苑」の別名は「鬼の醜草」。これは「今昔物語」で、父を忘れないように「紫苑」を植えた弟に感心した鬼が特別な力を授けてくれたという、いいお話です。しかしあまり良いイメージの感じではないため、「鬼の醜草」が別名というのは少し配慮してもいいかもしれません。

また「Zion」（ザイオンまたはシオン）は、ユダヤ教文化の復興運動である「シオニズム」の名前の由来となっている丘（山）の名前です。決して悪い意味ではありませんが、名づける時は、そういった背景があることを知っておくのもいいでしょう。

ローマ字表記なら「shion」が日本語の発音に近いでしょう。海外の地名の「Zion」（ザイオン）もシオンと発音することもありますが、命名に宗教的理由がないのであれば、「shion」と表記するのが無難でしょう。
このように地名にもあるため、海外の人にも親しんでもらえる名前だと思いますが、男の子の場合は「ショーン」と呼ばれることもあるようです。

「しおん」は複数の意味がある言葉です。当てはめることができる漢字の数も多いので、組み合わせ次第でたくさんの意味や思いを込めることができる良い名前です。
海外の人も発音しやすい名前なので、将来はワールドワイドに活躍して欲しいと望む人にはピッタリ。しかも、男女を問わずつけられる名前ですので、今後ますます人気が出るでしょう。