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2024年05月10日 15:24 更新

「しずく」 の意味と使える漢字例、赤ちゃんの人気&珍しい名前一覧、「しずく」の名づけに込める願いや注意点

子どもの名づけに際し、命名に適した言葉や漢字であるか、悩む親は多いはず。本記事では「しずく」という名前について、特に「雫」という漢字を中心に、命名に適しているか調べてみました。納得のいく名づけのための参考にしてください。

「しずく」の名前で人気の漢字「雫」

しずく

最近の「しずく」という名前の人気度について、2021年の「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」では、男の子の名前では残念ながら該当例はなし。「滴」なども「しずく」と読みますが、こちらも該当例はありませんでした。

しかし女の子の名前の「雫」については、「女の子の赤ちゃんの名前全体ランキング」において「雫」が44位にランクインしています。ここ数年の順位を調べてみますと、2018年が106位、2019年が74位、2020年が69位と近年順位が急上昇しています。
「雫」という名前の人気の高さがうかがえますね。

「雫」ってどんな漢字?

イメージ仮

では「しずく」の名前でもっとも使われている「雫」の字について、詳しく調べてみましょう。

読み方

訓読み「しずく」/音読み「だ」

画数

11画

部首

あめかんむり(8画)

漢字の成り立ち

雨水が下に落ちる様子から生まれたとされる。なお「雫」は国字(中国でできた漢字ではなく日本で作られた字)。

熟語例、使い方

雨雫(あめしずく):雨のしずくや、涙を流して泣く様子の意味。あましずくとも言う。
汗雫(あせしずく):滴り落ちる汗や、その様子の意味。
月の雫(つきのしずく):露の意味。山梨県甲府市の銘菓の名前にもなっている。

「しずく」の名前の有名人・芸能人・キャラクター

トレンド

「しずく」という名前の有名人やキャラクターをご紹介します。
なお「雫」が人名用漢字となったのは2004年からであるため、実在する有名人の名前で「雫」が使われるのは現時点ではまだ少ないようです。

琴山しずく(ことやま しずく)アイドル・ミュージシャン
麻倉しずく(あさくら しずく)宝塚歌劇団OG
藤田しずく(ふじた しずく)声優
成宮しずく(なるみやしずく)タレント
高橋しずく(たかはししずく)プロゴルファー
高井戸雫(たかいどしずく)声優
星丘しずく(ほしおかしずく)宝塚女優
桐嶋しずく(きりしましずく)モデル

月島雫(つきしま しずく)ジブリ映画『耳をすませば』の主人公)
水谷雫(みずたに しずく)漫画『となりの怪物くん』の主人公)
静水久(しずく)アニメ『おまもりひまり』の登場人物)
シズク=ムラサキ(漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物)

「雫」の漢字のイメージ

雫

「しずく」は、上からしたたり落ちる水や液体などのつぶを表します。乾いた地に降る恵みの雨粒や、葉っぱの上できらめく露など、みずみずしい印象があります。

落下や微量という点でネガティブに感じる人もいるようですが、潤いや透明さなどポジティブに捉えられることも多い字です。大河も一滴の水から成るように、「やがては大きくなる」という願いが込められることもあります。

「雫」という漢字に特化すると、小岩井農場やスキー場を擁する岩手県の雫石町(しずくいしちょう)も、「雫」から喚起されやすい地名です。豊かな自然や、美しい冬景色などをイメージする人も多いのではないでしょうか。

「しずく」という言葉は、古来より万葉集に掲載の和歌にも使われています。由緒ある言葉であると言えるでしょう。
さらに現代でも、RUI(柴咲コウ)の『月のしずく』やスキマスイッチの『雫』など、曲名にも使われています。これらの歌の持つ、時の流れや透明感や情熱などのイメージも連想されやすいでしょう。

「雫」の漢字を使った「しずく」の名前例

赤ちゃん

・雫  11
・雫久 11+3=14
・雫玖 11+7=18
・雫来 11+7=18
・雫空 11+8=19
・雫紅 11+9=20
・慈雫 13+11=24
・雫月 11+4=15
・雫石 11+5=16

「雫」以外の漢字を使った「しずく」の名前例

赤ちゃん

・史珠 5+10=15
・静来 14+7=21
・滴来 14+7=21
・詩空 13+8=21
・滴來 14+8=22
・梓寿句 11+7+5=23
・詩珠紅 13+10+9=32
・惺月 12+4=16
・雫玖 11+7=18
・静紅 14+9=23
・滴 14
・穏空 16+8=24
・紫透 12+10=22
・寧来 14+7=21
・寧紅 14+9=23
・静玖 14+7=21
・誌寿久 14+7+3=24
・惺句 12+5=17
・倭玖 10+7=17
・志珠久 7+10+3=20
・零 13

ひらがなの「しずく」もかわいい

「雫」は素敵な漢字ですが、小学校では習いません。直感的なわかりやすさなども優先すると、ひらがなの「しずく」という名づけも、ひとつの選択肢になるでしょう。
丸みの多いひらがなでの名前は、見る人にやさしさやかわいらしさを感じさせます。

海外の人も発音しやすい?「しずく」を英語で書くと?

海外

国際化が進む現在、海外で覚えられやすい名前であるかを考えるポイントとすることもあります。「しずく」の音については、特に「ず」の発音が外国では多少難しいようです。

たとえば、スペイン語圏だと「Z」は「S」と同じ発音のため「しすく」、韓国語では「ざ行」に相当するものがないので「しじゅく」と聞こえることが想定されます。ただし、特別に発音がしづらいというほどではないようです。

表記について、英語では「SHIZUKU」となります。なお「ず」ではない「しづく」という名前であっても、パスポート等で使うヘボン式ローマ字では区別せず「ZU」を使います(パスポート作成時に「DU」表記希望の場合は、別途申出書が必要となります)。

まとめ

「しずく」という名前は、特に「雫」の漢字がは近年大変人気が高く、みずみずしさや成長への希望を願ってつけられることが多いようです。
基本的に子どもの名前は一生変わらないもの。子どもが自分の名前の由来を知ったときに喜んでくれるよう、自信を持った名づけをしてくださいね。

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