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2019年04月24日 07:00 更新

木製まな板の寿命を延ばすお手入れのコツは? 黒ずみを除去する裏技も

木目が美しい木製まな板。手になじみやすく、長く愛用しているという方も多いでしょう。しかし、丁寧に手入れしないと、毛羽立ちや割れなどが起こり、寿命が短くなってしまいます。今回は長く木製まな板を使うために、寿命を延ばすお手入れ方法と黒ずみを除去する裏技についてご紹介します。

木製まな板の基本のお手入れ

Photo by Katie Smith on Unsplash

使い勝手のよい木製まな板ですが、丁寧に手入れしないと黒ずんでしまったり割れてしまったりしてしまいます。木製まな板の正しい洗い方を、チェックしていきましょう。

木製まな板の洗い方

木製まな板を洗うときに欠かせないアイテムが、たわしです。たわしを木目に沿って動かして洗います。食器を洗うときにお湯を使っているという方は多いでしょう。しかし、木製まな板を洗うとき、いきなりお湯を使ってはいけません。特に魚や肉を置いた後、お湯で流してしまうとタンパク質が固まり、汚れが落ちにくくなってしまうのです。

まずは水で洗い流し、そしてたわしを当てて洗います。目には見えない凸凹に汚れがこびりついていることがあるので、汚れをかきだすイメージで木目に沿ってたわしを当ててください。側面や裏面も忘れずに洗いましょう。最後に手のひらで触り、汚れが残っていないか確認しましょう。臭いをかいで、嫌な臭いがしないかもお忘れなく。

ぬめりや油分が残っている感じたときには、洗剤をつけて。洗剤をつけた後は、すすぎにお湯を使っても構いません。

消毒の注意点

しっかりと汚れが落ちたら、最後に熱湯をかけて消毒します。汚れが十分に取れていない状態でお湯をかけてしまうと、肉や魚のタンパク質が固まり、汚れがまな板にこびりついてしまうので注意してくださいね。

消毒が終わったら、乾いたふきんで水気を拭き取り陰干しして乾かします。直射日光に当てるとまな板が割れてしまったり、反りかえってしまったりする可能性があるので注意しましょう。乾燥機にかけるのもNGです。

木製まな板の寿命を延ばすコツ

Photo by Geo Darwin on Unsplash

木製まな板を長持ちさせたいなら、日頃から使い方にも気をつけるべきです。木製まな板の寿命をできるだけ長くするには、どのように対応すればいいのでしょうか。

濡らしてから使う

木製まな板は、使う前に水にくぐらせてあげることが大切です。水で濡らしてから使うことで、表面に膜が張りシミがつきにくくなります。また、臭いがつくのを抑えることも。片面だけ水に濡らすとまな板が反ってしまうので、両面を湿らせるようにしてください。

また、使用している間もこまめに水で濡らしながら使うことが大切です。まな板を濡らしたら、余分な水分をふきんで拭いてから使ってください。

保管場所は?

木製まな板は直射日光を当てると割れや反りの原因になります。風通しのよい日陰で保管するようにしましょう。使い終わった後はすぐに乾かすことも大切です。すぐに乾かすには接触面をなるべく減らすことがポイントです。スタンドなどを活用して立てかけて乾かしてください。

水分は繊維を伝って流れていくので、木目が縦方向になるよう繊維の向きにあわせて立てることがポイントです。水はけがよくなり、反り防止にも役立ちます。

乾燥が気になるときは?

木製まな板は湿気によりカビや黒ずみの原因になります。しかし、乾燥しすぎも毛羽立ち、反りの原因になるためよくありません。表面が白くなってきたら、乾燥しすぎのサイン。木製食器専用のオイルか、オリーブオイルをまな板の表面に薄く塗りましょう。

黒ずみが取れないときは?

Photo by Annie Spratt on Unsplash

どんなに丁寧にメンテナンスしていても、長く使い続けるとキズや黒ずみが発生してしまいます。しかし、早めに対応すればまだまだ使えることも。ここでは、木製まな板にできてしまった黒ずみを落とす方法をご紹介します。

表面を削る

細かなキズや黒ずみは削ってしまえばOK。サンドペーパーを使って表面を磨いてあげましょう。サンドペーパーは100円均一でも購入できます。サンドペーパーで削っても取れないようなものは、カンナで削りなおします。「ちょっと自信がない……」という方は、メーカーや専門業者にお願いしましょう。

まとめ

木製まな板は、正しい使い方をすれば長く使用できます。普段から、濡らしてから使うこと、たわしでしっかり洗うことを心掛けてくださいね。また、キズや黒ずみが出てきてしまっても、サンドペーパーで擦れば取り除くこともできます。メンテナンスをしっかりして長持ちさせてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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