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2018年11月12日 11:30 更新

子どもが自分でしまえる! 成功するランドセル収納の作り方

子どもがランドセルを片づけない、帰ってきたら床に置きっぱなし……とお悩みの方は意外と多いのでは? 子どもが自分でしまえるようにするには、収納の仕組みを「簡単」にしておくことが大切です。これから入学を迎えるお子さんがいる方もぜひ参考にしてくださいね。

こんにちは。ライフオーガナイザーのむかいはらゆかです。

「仕事が終わって疲れて家に帰ったら、子どものランドセルが玄関に置きっぱなし。疲れが倍増した……」なんてこと、ありませんか?

また、これから新入学を迎えるお子さんのいるご家庭では、ランドセルをどこに置くかは気になるところですよね。

子どもが自分でランドセルを定位置に戻せるようになるには、はじめの仕組みづくりが肝心です!

今回は、子どもが自分でしまえる「ランドセル収納」のポイントをご紹介します。今お悩みの人もこれからの人も、ポイントを押さえてあるかチェックしてみてくださいね。

どこに置くのがいい? ランドセルの定位置の決め方

Lazy dummy

ランドセルの定位置を決めるときのポイントを、「動線重視」「使い勝手重視」という2つの視点からご紹介します。

動線重視なら「リビングまでのルート上」

「動線重視」で考えると、オススメの定位置は「リビングまでのルート上」と「リビング」です。なぜかというと「子どもは帰ったら、なるべく早くランドセルを下ろしたい」から。

玄関や廊下、廊下の途中の部屋など、子どもが家に帰ってからリビングにたどり着くまでに通るルート上に、ランドセルの定位置を決めましょう。そうすれば、疲れている子どもでも置いてくれる確率が高まります。

もし、リビングまでの動線上に子ども部屋があるのなら、子ども部屋にランドセルを置いてからリビングに来るように伝えましょう。

使い勝手重視なら「教科書収納の近く」

教科書収納の棚の横を定位置とした例
https://ameblo.jp/ikura-to-ume/

「使い勝手重視」で考えると、オススメの定位置は「教科書収納の近く」です。これは、ランドセルから教科書を出して次の日の支度をするのに便利だから、という理由。この場合は、教科書とランドセルの定位置をセットで考える必要があります。

低学年のうちは、リビングを学習&収納の拠点に!

Lazy dummy

低学年のうちは、リビングで勉強することが多いと思います。ですから、ランドセルも教科書もリビングに定位置を設けられば一番ベストです。子どもが普段から過ごしているリビングなら明日の準備も楽ですし、ママもその様子を見守ることができて安心ですね。

リビングに専用のラックを用意したり、収納棚の一角を空けるなどして、教科書や文房具、ランドセルを置く場所を準備し、学習と収納の拠点を作ってあげましょう。

「子ども部屋」に固執しすぎない

Lazy dummy

子ども部屋があるご家庭なら、「ランドセルって子ども部屋に置くんじゃないの?」と思うかもしれませんね。子ども部屋があって、そこに学習机や教科書が置いてあったら、当然ランドセルもそこに置いてほしいですよね。

けれど、子ども部屋が2階にあったり、リビングから距離がある場合には、子どもが部屋までランドセルを持っていくのは大変かもしれません。面倒がってやらない、ということも考えられます。

「子どものものは子ども部屋に」と固執しすぎずに、柔軟に考えてみてくださいね。子どもが使いやすい場所、“簡単”にしまえる場所に定位置を作るほうがうまくいきますよ。

結局どれがいい? ランドセル収納方法の決め方

Lazy dummy

定位置が決まったら、次は収納方法です。

ランドセルは「しまう」とは限らない

カバンをクローゼットにしまうように、ランドセルもしまうものだと思いこんでいませんか? 幼い子どもにとって、「しまう」のはけっこうハードルの高い行為です。

まずは「定位置に置く」という習慣を身につけてもらいましょう。棚の中や上に置くだけなら、子どもにとっても“簡単”にできると思います。

「置く」「掛ける」「入れる」 家具を増やさずにできる収納方法

壁のフックに掛けた例

出典 : https://ameblo.jp/ikura-to-ume/

家具を増やさずにランドセル収納を作るならば、

・手持ちの棚の上に置く
・壁のフックに掛ける
・ワゴンやカゴに入れる
などの方法が挙げられます。

これらなら特別な家具を用意することなく、その子にとって使いやすい収納方法を手軽に試せそうですよね。

収納を買うなら、長く使えるデザインのものを

カラーボックスでも「ランドセル収納」になります

出典: https://ameblo.jp/ikura-to-ume/

適当な家具が見当たらず、「ランドセル専用の棚が必要」ということになったら、長く使えるシンプルなデザインの棚をオススメします。

ランドセル収納として使うのは、6年程度(兄弟がいればもう少し長いかもしれないですね)。適当なものがなければ、一般的なカラーボックスでも大丈夫! その上や中にランドセルを置くだけですので、十分にその役目を果たすことができます。

子どもがランドセルをしまえない? そんなときのチェックポイント

せっかく定位置を決めて棚を用意してあげても、子どもがすんなりできるとは限りません。

そんなときはめげずに、原因を見極めて対処方法を見つけましょう。

「棚に入れる」場合、幅は狭くないですか?

ランドセルの左右、手の入るスペースを確保しましょう。

出典 : https://ameblo.jp/ikura-to-ume/

重いランドセルを狭い棚に収めるのは、大人にはできても子どもには難しいかもしれません。ランドセルを手に持って棚に入れたとき、左右の側面に手の入るスペースを確保しましょう。

「棚の上」は子どもにとって高すぎないですか?

教科書が入っているランドセル、子どもにとっては重いもの。棚が高くて、ランドセルを持ち上げるのが大変なのかもしれません。場所を決める際には、実際に教科書や本などをランドセルに入れて、子どもに試してもらいましょう。

「フックに掛ける」のは、子どもにとってめんどうではないですか?

ランドセルの上部の輪っかの部分を、壁のフックに引っ掛けるという動作は意外とむずかしいものです。子どもがめんどくさがっていたら、あきらめてもっと簡単な方法に切り替えましょう。また、フックがランドセルの重さに耐えられるかも確認しておきましょう。

まとめ

大人がちょっとしたポイントを押さえてあげれば、子どもは「自分でできた!」の喜びを味わうことができます。お子さんの自立の第一歩として、ランドセルの管理ができるようになることを目指したいですよね。ママがガミガミ言わなくてもお子さんが自分ひとりでしまえるように、“簡単”をキーワードに、仕組み作りをしてみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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