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2024年04月13日 08:31 更新

【リアル小1の壁】電車送迎は大変でも、ふたつの学童を利用して良かった! 公設と民間学童かけ持ちの最大のメリット

小学校に入学すると、少なからず突き当たる「小1の壁」。小1ママは何に困り、どうやって乗り切ってきたのでしょうか? この4月から小2になるお子さんを育てる先輩ママに、“小学校1年生”の一年間を過ごして感じたこと・体験した出来事などを聞いてみました。「小1の壁」リアル体験談をお届けします。

(※写真はイメージです)
(※写真はイメージです)

先輩ママ 後田とも子さん(仮名/36歳/広告サービス/東京都在住)

◆家族/夫(42歳、会社員)、長男(7歳)、長女(4歳)

長男の出産後、夫の転勤が決まり石川県に家族で引っ越し。自己都合による部署異動が認められ、石川県で職場復帰。
長女を授かり東京へ戻り、現在はフルタイム共働き。長男が小学校に上がるタイミングで昇進し、残業があるときは夫がワンオペ育児を実践中。

入学直後はたび重なる“失くし物”に悩まされ……

(※写真はイメージです)
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息子が小学校に入学して、まず最初に突き当たった壁は持ち物の管理でした。
授業や行事で必要となる持ち物が毎日のように変わり、その割に学校からのお手紙が非常に読みづらかったので、スケジュールを含めた管理が大変で……。

まだ管理に慣れていなかった頃、急に遠足の日程が変更になったことがあり、私がリュックを持たせ忘れて、慌てて学校に届けたこともありました。

さらに、息子はありとあらゆるものを失くしてしまうタイプで、そのリカバリーも本当に大変でした。

入学からわずか2週間後に黄色の通学帽子を失くし、あちこちを探しましたが見つからず、先生に代わりのものを用意してもらうことに。

お道具箱や学校から借りた本を持ち帰るはずなのに、手ぶらで帰ってくることもしょっちゅう。本人に聞いても「どこかでなくなった」と言うばかりでわからず、後日、学校に鉄道会社から電話がかかってきて、駅に置いてきてしまったことが発覚したというトラブルもありました。

学習面では、漢字学習が始まってからが一苦労でした。
一応学童で漢字の書き取りの宿題をやってくるものの、字が汚な過ぎて家で再度すべてやり直ししたり、事前に漢字ノートに薄く漢字を書いておいてなぞらせたり……。試行錯誤の繰り返しでした。
逆に、公文で先取り学習をしていた算数は得意で、字が汚い以外は困らず良かったです。

週2回、電車で民間学童へ。送迎でフル回転!

(※写真はイメージです)

放課後は公設学童のほかに週2回、民間学童を利用しています。
民間学童は同じ区内ですが電車で行くため、最初のうちは行きも帰りも送迎が大変でした。

しかも去年の今頃、私は会社の新人研修担当で毎日フル出社だったので、民間学童への送りは夫(リモートワークと中抜けを利用)や義母の手を頼りまくり。一人で安全に行って帰ってこられるようになるまで、家族総出でサポートしました。

送迎の苦労はあるものの、民間学童は下校から19時まで長い時間預かってもらえるので、その点はとても助かります。希望すれば最長で21時まで預かってもらえるのですが、ここ最近は19時以降まで残るお子さんは少ないようで、我が家でも19時までにはお迎えに行くように。

民間学童は3つ先の駅にあり、自転車でも行けなくはない距離。送りは夫などに電車で付き添ってもらい、迎えは私が自転車をこいで向かっていました。
我が家は秋ごろまで送迎していましたが、GW明けには子ども1人で帰らせているご家庭もあったようです。

多彩な体験プログラムがあり、習い事にも行ける

(※写真はイメージです)

息子が通う民間学童は、ただ子どもを預かるだけでなく、多彩な体験プログラムがあるのも魅力です。
毎日、茶道・プログラミング・実験教室・工作・クッキングなどのプログラムが用意されているので、子どもの興味を広げてくれます。
さらに夏休みや冬休みなどの長期休みには、BBQや遠足、工場見学などあちこちに連れて行ってくれるので、思い出づくりにもなり最高!

また、確実に勉強の時間を設けてくれるのも助かります。
公設の学童の日は宿題をやってこないこともあるのですが、民間学童だとどの子も必ず机に向かう時間を設けてくれるので、自然と学習習慣がつきました。
たとえ宿題が早く終わっても遊んでいいわけでなく、他の子の勉強時間が終わるまで本を読んで過ごさないといけないルールもあり、本を読む習慣もできて一石二鳥です。

さらに追加料金を払えば、平日も学童が提携している習い事に行かせることも可能。息子は週1回美術教室に通っており、共働きだとどうしても土曜日に習い事を詰め込んでしまうので、平日に分散できるのはとても助かります。

公設と民間の学童をかけ持ちすることの最大のメリットは、子どもの居場所が増え、学童自体を嫌いになりづらいということではないでしょうか。
息子も日によって「公設の方がいい」「民間学童がいい」と言うことはまちまちですが、いずれにせよ行き場所があることは安心ですし、親としてはよかったなと感じます。

私の住む自治体は公設民営で学童を運営しており、運営母体の福祉法人もしっかりした組織。公設学童では、たとえば「図書室清掃会社」「おもちゃ修理会社」のように、会社を作って子どもたちに学童運営の一部を担ってもらうなど、ユニークな取り組みをしています。
クリスマスには職員さんが劇を披露してくれるなど、サービスにはかなり満足しているので、娘の学童は公設か民営か、はたまたかけ持ちか……どうしようか迷い中です。

学校の教育や周りのお友達の影響を受け、子どもは“育てられる”

(※写真はイメージです)

小学校に入ってから、息子と休日に出歩くたびにあちこちで学校のお友達に会い、楽しそうに声がけしている様子を見ていたので、友人関係についてはそんなに心配していませんでした。
一時期、「表面的な付き合いだけで、深いコミュニケーションが取れていないのでは?」と気になったこともありましたが、冬休みに入る前くらいからは特定のお友達の名前がたくさん出てきて、安心しました。

この1年で一番息子の成長を感じたのは、朝の身支度が1人でスムーズにできるようになったこと。入学前はうるさく言っていましたが、私が先に家を出てしまうことが多く、そのうち本人に任せるように。
そのうちいつの間にか、時計を見て時間を逆算して行動できるようになっていて、親が逆に驚きました……! 「朝早く起きて時間があまったら、動画をみていい」という約束をしたら、自然と逆算するようになったようです(笑)。

初めてのお子さんの入学前はとにかくいろんなことが心配で、できないことにばかり目が行き焦ると思いますが、子どもは学校の教育や周りのお友達の影響で育っていく部分も大きいと思います。息子の失くし物も、だいぶ減りました!
時間が解決してくれる部分も大きいので、あんまり気を張らずに、のんびり構えてみてもいいかもしれませんね。

(構成:マイナビ子育て編集部)

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