牛乳を使ったシミ抜きの裏技! インクや赤ワインがキレイに落ちる!?
洗濯機で洗ってもなかなか落ちてくれないインクや赤ワインのシミ。ところがきっとどのお家にもある、あるものを使うことで頑固な汚れをすっきり落とすことができるんです。それは、なんと牛乳! 今回は、牛乳を使ったとっても意外なシミ抜きの裏技を特集。落ちにくい色素系の汚れをキレイにする方法について詳しくご紹介します。
牛乳でインクのシミを落とす裏技
用意するもの
ボールペンやサインペンなどのインクは、洋服に付着してしまうとなかなか落とすことができず困ってしまいますよね。何回洗っても取れない以上、シミの位置によっては、泣く泣く捨てざるを得ないなんて思っていませんか?
ところが牛乳を使えば、落とせなかった頑固なインクのシミもキレイにできるかもしれません。シミ抜きする際に用意するものは、以下の通りです。
・牛乳
・歯ブラシ(使い古したものでOK)
・容器
どれもお家にあるものばかりなので、思い立ったらすぐに取りかかることができますね。
シミ抜きの手順
牛乳を使って洋服に付着したインクのシミを落とす方法はとてもシンプル。
1. まずは容器に牛乳を入れてください。シミの大きさにもよりますが、たくさんはいりません。容器の底が隠れるくらいでOKですよ。
2. インクのシミが付着した箇所を容器の牛乳に浸して、しばらくのあいだ放置。
3. 20分ほどしたら洋服を容器からあげます。ひどい汚れなら、さらに長くつけておいてもよいでしょう。
4. シミの部分を歯ブラシでこすり洗いします。強くこすると生地を傷めてしまうことがありますので、あまり力を入れすぎないようご注意ください。
5. インクが目立たなくなったら水でよくすすぎ、いつも通り洗濯機で洗えば完了です。
つけおきしたことで、繊維の奥までしっかり牛乳が染み込んでいます。ニオイが残らないように、しっかりすすぎ洗いしてください。
牛乳で赤ワインのシミを落とす裏技
用意するもの
牛乳はインク以外の色素系の汚れにも効果を発揮します。例えば、赤ワインが洋服に付着してしまったときにも大活躍してくれますよ。
・牛乳
・鍋(シミが付着した洋服がしっかり浸かる程度の大きさのもの)
やはり、どのご家庭にもあるものだけでシミ抜きが可能です。実はこの方法、付着してから時間がたってしまった赤ワインのシミにも効果があります。ですから、そういえば捨てるに捨てられずしまっておいたシャツがあるという方は、ぜひお試しください。
シミ抜きの手順
1. 鍋を用意し、洋服が浸せる程度の量の牛乳を入れてコンロで温めてください。
2. 牛乳が沸騰しそうになったら火を止めます。
3. 温めた牛乳のなかにそっとシミが付着した衣類を入れて、そのまま30分ほどつけおきしてください。
4. 洋服を牛乳から取り出し、水でよくすすぎます。
5. 仕上げに洗濯機を使っていつも通りに洗ったら完成。ほかの洋服と一緒に洗ってしまっても大丈夫です。繊細な素材の洋服なら、洗濯ネットに入れるとよいでしょう。
裏技のポイント
この裏技を成功させるためのポイントは牛乳選びにあります。このあと理由を説明しますが、牛乳の脂質が多ければ多いほど赤ワインのシミを落とす効果が高まります。
つまり、低脂肪牛乳は不向きです。いつもは低脂肪タイプを購入しているという方も、シミ抜きする際だけは成分に手を加えていないものや、脂肪分が多いものを使うようにしてください。
牛乳でシミが落ちる理由
牛乳の脂肪分がポイント
実はインクや赤ワインに含まれている色素は、牛乳に含まれている脂肪などの有機物質と結びつきやすいという特徴があるのです。そのため、インクや赤ワインの汚れが付着した洋服を牛乳に浸すことで、脂肪分が色素を吸収。シミがキレイになるというわけ。
先ほども少し触れましたが、この方法の最大の魅力は、時間が経過したシミにもちゃんと効果が期待できることです。洋服に付着した汚れは、時間が経つほど落としにくくなるのが普通。
ところが、汚れをしばらく放置して色素が繊維に浸透してしまった状態でも、熱と脂肪などの有機物質の力でシミを落とすことができます。なので、外出先での食事中に汚れを付けてしまっても安心。慌てず帰宅してからゆっくりシミ抜きすればOKです。
まとめ
インクや赤ワインなど、頑固なシミ汚れは牛乳で撃退してしまいましょう。道具もお家にあるものだけを使って試すことができます。捨てるしかないとあきらめていた洋服のシミ抜き、ぜひ挑戦してみてくださいね。