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2019年02月19日 18:00 更新

【衣類のテカりを消す裏技】アイロンやメラミンスポンジで戻る?

スカートのお尻部分やジャケットの脇部分など、衣類のテカりが気になる方に、家にある身近なもので、テカりを防ぐ裏技アイデアを紹介します。アイロンのかけ方や掃除に使うメラミンスポンジで、テカってしまった衣類が元通りにできる!? また、テカらないようにするために日々のケア方法も覚えておきましょう。

衣類のテカりを消す裏技

Lazy dummy

メラミンスポンジとブラシで衣類のテカリを消す

衣類のテカりは、繊維の摩擦と圧着が原因です。通常、衣類の繊維は先が丸くふわふわしているのですが、度重なる摩擦や強い圧力によって先がつぶれ、表面がツルツルと平らになってしまうのです。そこに光が当たると、強く反射してテカって見えるわけです。

このテカりを消すのに役立つのが、メラミンスポンジとブラシ。このメラミンスポンジで、テカっている衣類の表面を1方向にこすります。何度かこすったら、今度は反対方向に向けてこすります。最後に、衣類用のブラシか歯ブラシで繊維を立てるようにしてできあがりです。

メラミンスポンジで布の表面をこすると、繊維が傷付いてデコボコになります。そのため、光を反射することがなくなり、光沢が失われ、テカらなくなるのです。

メラミンスポンジは、研磨するものですので、テカリがない部分の繊維を傷つけてしまわないように気を付けましょう。

アイロンを使って衣類のテカリを消す

スチームをかける

テカりを消すには、スチームアイロンの使用もおすすめです。特にウール(羊毛)製品には、効果が高い方法になります。テカりが目立つ部分に当て布をして、アイロンのスチームをかけましょう。布地がしっとりと濡れるくらいにしっかりかけます。仕上げに衣類用のブラシか歯ブラシで、繊維を立てるようにブラッシングするとより効果的です。

ウールの表面は、スケールと呼ばれるうろこ状になっており、湿度に合わせて湿気を吸収・放出します。スチームによって湿気を与えると、飽和状態になったスケールが開き、ウールの表面がささくれだったようになり、光沢が消えます。

酢水をつけてアイロン

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お酢と水を1:2の割合で混ぜ、酢水を作ります。酢水を別布に染みこませ、テカりの出ている部分をたたいて濡らします。その後、当て布をしてスチームアイロンをかけます。もしくは、別布をしっとりするまで十分に湿らせ、そのまま当て布として使い、アイロンをかけてみてください。アイロンをかける際は、ギュッと押しつけるのではなく、スチームで布を蒸らす感覚で行います。

酢の成分が繊維を膨らませると考えられており、圧着された繊維表面をほぐして光の反射を拡散することによってテカりが消えるという仕組みです。家庭にある食酢でよいのですが、果実酢や寿司酢など、糖分の混ざったものは雑菌が繁殖してしまう可能性があるのでおすすめできません。酢の臭いは、揮発して消えますが、気になる方はハッカなどを混ぜて使うと、すっきりとしたにおいになりますよ。

衣類のテカりを防ぐためのケア方法

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毎日ブラッシングする

衣類のテカりを防ぐには、毎日のブラッシングが効果的です。イスに座ったり、パソコンを使用するのに肘をついたり、生活の中で衣類は常に圧迫されています。ギュッと押しつけられ、荷重されていると、繊維が圧着されて表面がツルツルになってしまいます。これを防ぐために、衣類を脱いだら、気になる箇所を衣類用のブラシで軽くこすっておきます。強く何度もこすると、繊維が傷みますから、やさしい力でブラッシングしてください。

アイロンのかけ方に注意する

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衣類の素材に合わせて、低温でアイロンがけをする

アイロンのかけ方にも注意が必要です。重要なのは、アイロンの温度。ウールやコットンの天然繊維は高温でかけても問題ありませんが、化学繊維を使った衣類は中・低温が基本です。アイロンが熱いと折り目がピシッとつくため、常に高温にしがちですが、衣類の表示をよく見ましょう。化学繊維は、熱によって変形してしまうと元には戻りにくくなってしまいます。スチームやブラッシングでもテカりが消せませんので、くれぐれも用心してください。

タオルを敷いてアイロンがけして、部分テカリを防ぐ

ボタン留めの糸がついている部分や、ポケットの縁、布地が重なっている部分のように、デコボコがある場合、アイロンをかけたときにそこだけがテカって見えることがあります。なるべく布地にデコボコができないよう、タオルを敷いたり力を入れすぎないようにアイロンをかけたりして、部分的なテカりを防ぎましょう。黒や濃紺といった、濃い色の衣類はテカりが目立ちますので気をつけてください。

まとめ

衣類のテカりは、スチームアイロンでお直しすることができます。ちょっと光って見えるようになったら、丁寧に蒸らしてブラッシングし、繊維を立てるように手入れをしてみましょう。日頃のブラッシングで、テカりを防ぐことができます。アイロンがけにも、ちょっとした気配りが必要です。お気に入りの服を長く使えるよう、ちょっと心がけてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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