ズボンがずり落ちないかけ方は？　簡単裏技＆専用ハンガーのススメ

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多くの方は、ズボンの両足を合わせ、真ん中でたたむようにしてハンガーにかけているのではないでしょうか。けれども、通常ズボンは裾の方が軽く、ウエストの方が重くなっています。そのため、真ん中でかけてしまうと、ウエスト部分の方に重さが偏ってしまい、ずり落ちてしまうのです。

これを防ぐためには、ズボンの左右の足を交差させてかけるのがポイント。

まず、片方の足を裾から1/3程度になるよう奥から手前に向けてバーにかけます。次に、残った片方の足を、裾から1/3くらいを目安に手前から奥に向かってバーにかけます。バーを中心にしてズボンの足をクロスさせる形です。

ハンガーの中心からそれぞれに同じ重さがかかるようになるので、ズボンがずり落ちにくくなるというわけ。

ズボンをクロス方式でかけると、ずり落ちにくくなるだけではなく、シワになりにくいというメリットがあります。

このかけ方は、重さがあるウエスト部分が下にくるので、その重みで衣類が多少引っ張られます。この重さによって、シワがうまく伸ばされるでしょう。また、足と足の間に適度なすき間ができるため、うまく湿気を逃してくれるのもポイント。重なりも少なくなるので、シワになりにくく蒸発した汗などがこもることも軽減されるでしょう。

ズボンをかけるときは、プレスされた線に沿って丁寧にかけてください。そうすれば、布のあちこちに無駄な力がかかりませんし、バランスよくハンガーにかけることができます。ずり落ち防止には、バランスが大事です。

ベルトをしたままズボンをハンガーにかけている人もいますが、これはNGです。ズボンのバランスが取りづらくなり、ズボンがずり落ちる原因となってしまいます。ズボンをハンガーにかけるときには、ベルトを外してかけるようにしましょう。

ズボンをずり落ちないようにするには、専用のハンガーを使うのも手。ずり落ちにくく、ズボンと形をきれいに保ってくれるものが多いですよ。

シンプルで使い勝手のよいドイツ製のスラックス用ハンガーです。クローゼットにかけたまま、片側からサッと取り出せます。全体はスチールでできていて、スラックスをかける部分には、特殊なビニールコーティングがほどこされています。そのため、ずり落ちることなくしっかりキープ。シルバーとブラックの2種類があり、インテリアに合わせて選べます。

ステンレス製で、ズボンをかけるところに塩化ビニールで滑り止めがついています。片側オープンタイプなので、クローゼットにかけたままで、ズボンをかけたり外したりできます。開口部が広く、かけたり外したりしやすいのが特徴です。厚めの生地でも問題なくかけられます。

ズボンを引っかけるのではなく、挟み込むタイプのハンガーです。木製の挟む部分の内側には、フェルトがはられていて、布地を傷つけないように、シワになりにくいようになっています。裾を挟んで吊るすため、ズボンが伸びてシワができにくくなります。薄手のものはすべりやすいので、しっかり奥まで入れて挟み込んでください。

ビロード製のすべらないハンガーです。ひとつに3本のズボンをかけられて、省スペース。重ねたズボンが取り出しにくいという欠点はありますが、シーズンオフの衣類をかけておくには便利です。よく使う物を一番上にかけておく、という工夫もできます。

ステンレス製のベルトかけです。ベルトは丸めて収納するよりも、吊して管理した方が見やすく、取り出しやすく、便利です。バックルを引っかけて収納します。下の部分にはネクタイやスカーフも吊せます。ベルトを何本も持っている人は、まとめて管理ができるのがいいですね。

ズボンを下げておくハンガーは、滑り止めがついていて、ずり落ち防止対策がしっかりできているものがオススメです。さらに、使い勝手をよくするには取り出しやすくかけやすいオープンタイプのハンガーがとても便利。「専用ハンガーがない！」という方でも、かけ方を工夫すればずり落ちませんよ！

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