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2019年02月23日 07:00 更新

覚えておきたい知識を取得! 話題の防災検定に挑戦してみる?

災害時に自分の身を守るには、とっさの対応の仕方や、自分が住む地域にどんな危険があるかを知ることが大切です。そんな防災力を身につけることができるものとして、防災検定・ジュニア防災検定が注目を集めています。その概要や内容について解説しながら、その他の防災検定に役立つ情報について合わせてご紹介します。

防災検定って何?

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日本で唯一の防災検定

防災検定とは、防災検定協会が実施する日本でただ一つの防災に関する検定で、防災教育を推し進め、防災にたずさわる人を育成することを目的としています。

検定級と問題のレベル、検定料はこちら。

●1級
問題レベル:大学・一般/検定料:4,900円/テスト時間:60分

●2級
問題レベル:高校卒業程度/検定料:2,900円/テスト時間:50分

●3級
問題レベル:中学校卒業程度/検定料:2,900円/テスト時間:40分

●4級
問題レベル:中学校在学程度/検定料:2,900円/テスト時間:40分

●5級
問題レベル:入門/検定料:2,900円/テスト時間:40分

防災検定の内容は?

Photo by Aaron Burden on Unsplash

防災検定の1級、2級の教材となるのは、防災教育推進協会が発行する「わたしたちの防災」や「基礎地学」「地学」など高校地学教科書、「防災白書」など。3級、4級、5級では、内閣府が発行する「みんなで防災」「減災の手引き」、気象庁発行の各種リーフやパンフレット、消防庁の「チャレンジ!防災48」から出題されます。

自然現象に関する説明、地震への備えに関する考え方、台風によって起こりうる被害など、災害・防災に関するあらゆる設問が用意されています。

防災検定に合格すると、防災教育の指導者資格として利用することができます。生涯学習の一環として受検するのもおすすめです。

ジュニア防災検定が話題

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小・中学生に実施されているのが、ジュニア防災検定です。児童らが防災や減災に関心を持つことにより、災害時の対応力を強め今後の災害による被害を減少させることを目的として実施されています。

検定級と問題のレベル、検定料は以下の通りです。

●上級
問題レベル:中学2~3年生程度/検定料:2,900円

●中級
問題レベル:小学6~中学1年生程度/検定料:2,900円

●初級
問題レベル:小学4~5年生程度/検定料:1,900円

検定は筆記試験・家族防災会議レポート・防災自由研究から構成され、テスト時間はすべて40分。防災や自然災害の基礎知識に問う内容で、100点満点中、70%程度で合格となります。

防災検定に役立つ情報

Photo by Mandy Beerley on Unsplash

防災情報新聞【無料版】

防災検定はもちろん、防災力を身につけるうえで役に立つのが、「防災情報新聞【無料版】」です。「防災情報新聞」とは、防災情報新聞社が編集している防災関連の情報を提供しているウェブサイト。全国で開催されている防災関連のイベントや防災活動、防災用品などを紹介しています。サイトでは、防災士を目指す方や、自分や家族の安全を守りたいと考える方に向けて、防災に関する練習問題を掲載。防災・減災に関する知識を確かめることができるようになっています。防災検定を受けようと思っている方は、ぜひチェックしておくとよいでしょう。

●防災情報新聞【無料版】はこちら
http://www.bosaijoho.jp/

WEBで閲覧できる「災害学習ノート」

「災害学習ノート」も防災検定を受けようと思っている方におすすめです。地震や津波、避難所での暮らし、災害への備えなどに関して、穴埋め式の設問が用意されています。「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」が提供するもので、ウェブで誰でも自由に閲覧することが可能です。解答とあわせて詳細な解説が付記されていて、災害に関する高い知識を身につけることができます。中高生を対象とした教材「くらしと震災学習ノート」もあわせてチェックしてみましょう。

●災害学習ノートはこちら
http://www.dri.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/worksheet2013.pdf

全国の防災イベントに参加する

Photo by rawpixel on Unsplash

防災イベントに参加することは、災害力を身につけるだけでなく、災害への意識を高めることにもつながり、おすすめです。全国各地では、防災週間だけでなく一年を通じて防災に関するイベントが開催されています。避難訓練など参加型のものから受講タイプのものまで、行事の種類は実にさまざま。「ぼうさいモーターショー」など、大人と子どもが一緒になって楽しめるものも少なくありません。

内閣府が運営しているウェブサイト「TEAM防災ジャパン」では、防災推進協議会の協力のもと、防災イベントを地域別に一覧できるようになっています。イベント名や実施期間、場所、内容などについて記載されているので、興味があるものをピックアップして参加してみてください。

●TEAM防災ジャパンはこちら
https://bosaijapan.jp/

まとめ

防災検定やジュニア防災検定に参加することは、いざというときに役に立つ防災に関する知識を身につけるだけでなく、防災に関する意識を高める意味でも有効です。「防災情報新聞【無料版】」や「災害学習ノート」、全国で開催される防災イベントにも随時参加し、楽しみながら防災力を身につけてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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