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2019年01月02日 11:00 更新

薬の収納、どうしてる? すぐ取り出せるラベリングの実例

感染症の流行る時期、病院で処方された薬などが増えていきますよね。飲み薬以外にも、貼り薬、塗り薬など、なにかと薬収納はパンパンになりがち。今回はそんな薬収納のお悩みを解決する方法をご紹介します!

こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。

寒い時期、風邪やインフルエンザなど感染症の流行る時期ですね。みなさん、お薬の収納はどのようにされていますか?

ケース型のものに収納したり、引き出し一段分を薬収納に使ったり、ご家庭によってさまざまかと思います。しかし最初はきちんと収納していたはずなのに、気が付けば病院で処方してもらった薬の余りや、いつ買ったかわからない薬などがごちゃごちゃ……なんてこと、ありませんか?

特に冬場は体調を崩しやすく、薬のストックも増えがち。そんなときこそ収納の見直しのチャンスです!

今回はそんなお薬収納をラベリングを使って、スッキリさせるコツをご紹介したいと思います。

薬の保管方法と期限について

Lazy dummy

薬の保管方法

薬の保管方法ですが、一般的に高温多湿を避けた場所で保管することが原則となっています。基本的には常温保管で問題ありませんが、シロップや座薬など冷蔵庫で保管するものもあるので、よく説明を読んで保管しましょう。

また、誤飲防止のためにも、何が何の薬なのかわかるようにしておく必要があります。薬以外のものと一緒に収納したり、包装をはがして詰めかえたりしてわからなくならないよう、気を付けましょう。

薬の使用期限

薬にも期限があるのはご存知ですか?

市販薬の場合は外箱に記載されていますが、それは開封前の状態での使用期限。開封してから時間が経っているものは、品質が変わっている恐れもあるので、処分しましょう。特に、シロップなどの液剤や、座薬などは要注意です。

病院で処方される薬に関しては、風邪などの急性症状の薬は処方日数も少なめです。医師の指示に従って、なるべく飲みきるようにするのがベスト。

「熱が38度以上のときに服用」「吐き気のある時に服用」など、頓服の薬に関しては、症状が出たときにだけ服用するので余りがちですが、使用期限に沿って保管してください。

一例ですが、薬の使用期限を下記にまとめます。

粉剤……3~6カ月
錠剤、カプセル……6カ月~1年
液剤……治ったら処分
軟膏……6カ月~1年
目薬……1カ月
とされています。

漢方は、約5年もつといわれています。

我が家の薬収納を公開

こちらが我が家の薬収納!

リビングのTVボードの引き出し一段分を、薬収納として使っています。市販の薬は塗り薬くらいで、飲み薬は病院で処方してもらった薬だけ持っています。市販薬をお持ちの方は、外箱から出して保管すると取り出しやすく、場所もとりませんよ。

我が家の薬収納は引き出し収納なので、上から見たときにどこに何があるのかわかりやすいように、ラベリングをして工夫しました。

ケースで仕切っていますが、主に左のケースが塗り薬系。右側のケースは夫の花粉症の薬というように分けています。

ケースは100均のものですが、仕切りを自由に動かすことができるので、薬の増減によって仕切りを動かすこともできます。引き出し収納の場合、こういった仕切れるものを使うと、種類別に分けることができるのでおすすめです!

薬収納のラベリング実例を紹介

それでは、我が家の薬収納に使っているラベリングを紹介していきます。

一つ一つすべてにラベリングしているわけではありませんが、わかりやすいラベリングを意識してみましょう!

塗り薬は見やすい位置にラベリングを

まずはふた付きの塗り薬。

冬場は乾燥する時期なので、皮膚薬も増えますよね。以前、皮膚科で処方してもらった薬のふたに「かさかさ」と書かれたまま処方されたのですが、それがとてもわかりやすくて。

見た目は少し恥ずかしいですが、「これはかさかさしたところに塗る薬だ」と一目でわかりますよね。また、ふたに書いてあるので、上から見たときにすぐわかります。

同じように市販の保湿クリームにもラベリングしました。

こちらは軟膏。軟膏は寝かせると場所を取るので、立てて収納しています。ただ、立てて収納するとパッケージが隠れてしまい、何の薬かわからなくなってしまうんですよね……。

そこで我が家では、間違えやすそうな軟膏にだけ上部に小さくラベリングしています。

見えますか? これで取り出してみて「違った!」ということも防げます。

飲み薬は飲み方もラベリング

こちらは風邪薬。風邪薬って、病院に行くと症状に合わせていろいろな薬を出してくれますよね。咳、のどの痛み、鼻水、高熱、胃腸症状など。たいてい3種類くらいは処方されると思います。

我が家では症状別に小さめの袋に小分けにし、いつ飲むのか(毎食後なのか、朝晩だけなのか)、一回につき何錠飲むのか、処方されたのはいつなのかをラベリングしています。

普段、クリニックで働いている私は覚えてしまっているのですが、家族にもわかるように、どんなときにどのように飲む薬なのか、わかるようにしました。こうすることで、「どれを飲めばいいの?」と迷うこともなくなります。

また、一回に飲む錠数に合わせてあらかじめカットしておくと、飲み間違いも防げますよ。

毎日飲む薬もラベリング

夫が花粉症なので、花粉が舞う時期は毎日アレルギーの薬を服用します。

毎日飲む薬を袋などに入れてしまうと、毎日取り出すのが面倒……。というわけで、袋から出してしまうか、漢方の薬はパッケージがつながったまま処方されるので、持ち帰ったその日にキリトリ線で1包ずつに切り分けて並べています。

飲み方のラベルは貼る場所がなかったので、ケースにクリップを逆さに挟み、そこにラベリングしています。

こちらも花粉症の薬。ケースの奥側に、薬の名前と、飲み方をラベリングしています。

まとめ

今回は、ラベリングを使った薬収納の方法をご紹介しました。我が家の引き出し収納を例にしましたが、ケースで保管している方にもラベリングを使った収納はおすすめです。

手持ちの薬の整理がてら、ぜひ、収納も見直してみてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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