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2019年05月26日 21:00 更新

ビニールクロスによる色移り&塗装剥がれに注意! 対策法をチェック

テーブルの汚れや傷、シミなどを防ぐのに役立つテーブルクロス。テーブルクロスの中でも、水や汚れに強いビニールクロスは、お手入れが楽チンで人気があります。けれども、ビニールクロスを長期間密着させておくと思わぬデメリットが。今回は、ビニールクロスの使い方を見直してみましょう。

テーブルを傷めないためのビニールクロスの使い方

Photo by Alisa Anton on Unsplash

食事をとるのに使うダイニングテーブルは、食べ物や飲み物をこぼしたり熱い鍋を置いたりするとシミができてしまうこともあります。大切なテーブルに汚れやシミがつかないように、テーブルにビニールクロスを敷いているという人もいるでしょう。

ですが、ビニールクロスは、正しく使わないとシミや汚れを防ぐどころか、テーブルを傷める原因となってしまう可能性もあるのです。ここでは、意外と知らないビニールクロスの正しい使用方法について解説します。

ビニールクロスによるテーブルのダメージ

Photo by Sven Mieke on Unsplash

ビニールクロスの多くは、塩化ビニル樹脂(塩ビ)という素材からつくられています。塩ビのテーブルクロスは、薄く柔らかいのでテーブルにフィットしやすく、水にも油にも強いという特徴があります。さまざまな汚れからテーブルを守り、扱いやすい塩ビクロスは、人気の高いテーブルクロスです。

そんな便利な塩ビクロスですが、ラッカー塗装やうるし塗り、ニス系塗装、塩ビ系塗装で仕上げたテーブルや、輸入家具、高級家具などに敷くと、あとがついたりテーブルの塗装が剥がれたりする可能性があるのです。

塩ビクロスは布を挟む

このようにビニールクロスを敷く場合には、テーブルとクロスがくっついてしまわないように、一枚間にかませるのがいいでしょう。

直接テーブルの上に塩ビクロスを敷くのではなく、テーブルに別の布を敷いてからその上に塩ビクロスを敷くようにしてください。

月に3~4回は外して乾拭き

Photo by Danielle MacInnes on Unsplash

長期間テーブルにビニールクロスを敷いておくと、クロスがテーブルと密着してベタベタしてしまうことってありますよね。場合によっては、テーブルにビニールクロスが貼りついてしまい、無理に剥がそうとするとテーブルの塗装が剥がれてしまうこともあります。

このようなビニールクロスとテーブルの密着を防ぐためには、こまめなお手入れが肝心です。1週間~10日に1度はテーブルからクロスを外して、きれいな布でテーブル表面とビニールクロスの裏面を拭くとよいでしょう。

ビニールクロスを長く使うための扱い方

Photo by Pietro De Grandi on Unsplash

テーブルを汚れから守るために敷くテーブルクロスですが、できればテーブルクロス自体にも汚れやシミをつけたくないですよね。テーブルクロスの寿命は、普段の扱い方によって大きく変わります。ここでは、お気に入りのビニールクロスをきれいに長く使用するためのポイントについて紹介します。

汚れたらすぐに拭き取る

食べ物や飲み物をこぼしても、サッと拭き取るだけできれいになるビニールクロス。布のテーブルクロスとは違って、汚れがつく度に洗濯しなくて良いですし、シミもできにくいのが嬉しいですよね。
ですが、いくらビニールクロスでも、汚れを長い間そのまま放置してしまうとシミになってしまうことがあります。特に、醤油やケチャップ、ソース、カレー、コーヒーなどはシミをつくりやすいので要注意。ビニールクロスに汚れがついたときは、すぐに清潔な布巾で水拭きするようにしてください。

熱い鍋やコップを置かない

Photo by Annie Spratt on Unsplash

汚れに強いビニールクロスにも、苦手なものがあります。それは、高温です。ビニールクロスの上に直接熱いものを置くと、クロスにあとがついたり変形してしまったりすることがあります。

ビニールクロスの耐熱温度は、約60℃といわれています。高温の鍋などをテーブルに置く場合は、鍋敷きを使用して、ビニールクロスに熱を伝えないようにしてください。

除光液やシンナーは使用不可

高温以外に、もう一つビニールクロスが苦手とするものがあります。それは、除光液やベンジン、シンナー類です。

除光液やシンナーというと、家の掃除でこびりついた頑固な汚れを落としたいときに使用しているという人もいるでしょう。除光液やベンジン、シンナーなどは、油性汚れを落とすのに活躍するアイテム。ですが、これらをビニールクロスに使うと、クロスの表面が傷んでしまいます。ビニールクロスの汚れには、除光液やシンナー類を使用しないようにしてください。

ビニールクロスのお手入れは、基本的には水拭きで行います。もし、水拭きで落ちない汚れがある場合は、中性洗剤を使用しましょう。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、そこに浸した布巾で汚れを拭き取れば、汚れがすっきり落ちるはず。最後に、残った洗剤は水拭きできれいに拭き取ってください。

まとめ

ビニールクロスの使い方によって、テーブルとクロスの寿命は大きく変わります。大切なテーブルとビニールクロスを守るためには、正しい使用方法とこまめなお手入れが不可欠。ビニールクロスを使用するときには、テーブルとの間に布を挟んだり、高温の鍋を直接置いたりしないよう使い方に気を付けてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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