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2018年12月26日 21:00 更新

洋服の色褪せを防ぐ洗い方3選! 染料を安定させる裏技とは

大好きな洋服ほどヘビロテしたくなるもの。とはいえ、洗濯する回数が増えれば色落ちが避けられません。どんなにお気に入りだとしても、色褪せしてしまったら台なしですよね。そこで今回は、洋服の色褪せを防ぐ洗い方を特集。基本的な方法から、どのお家にもある調味料を使って染料を安定させる方法まで、知って得する裏技をご紹介します。

洋服の色褪せを防ぐ洗い方①:裏返して洗う

Lazy dummy

摩擦を避けるため

洗濯することによって洋服が色落ちする原因の一つといわれているのが、洗濯物同士がこすれあうこと。生地の表面が摩擦を起こすことで繊維が傷み、色褪せしてしまうというわけです。

そこでおすすめなのが、洋服を裏返して洗うという方法。内側を表にすることで、表面のこすれを大幅に軽減することができます。ニットなどの場合、毛玉ができにくいというメリットもあります。

干すときも裏返しに

洗いあがった洋服を乾かすときも、裏返した状態で干すのがよいでしょう。太陽光に含まれる紫外線も洋服が色褪せしてしまう大きな要因の一つです。裏返しにして干すことで、直射日光を避けることができるため、色落ちの度合いを軽減することができますよ。

裏返した状態で洋服を干すと、乾く時間を短縮させられるというメリットもあります。洋服の裏側には、ポケットなどの生地が重なっていて乾きづらい箇所が少なくありません。裏側を表にしておくことで効率よく乾いた空気に当てることができ、早く乾かすことができるというわけです。

洋服の色褪せを防ぐ洗い方②:塩を入れて洗う

Lazy dummy

塩の効果って?

洗濯する際にある調味料を洗剤と一緒に入れることで、洋服の色落ちを抑えることができます。その調味料とは、塩です。

塩にはカルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。これらのミネラルには、洋服の染料との結びつきを安定させる働きがあるのだそう。ミネラルの作用により、染料が溶け出しにくくなり、色落ちしにくくなるというわけです。

塩の量は?

では、どのくらいの塩を入れるとよいのでしょうか。洗濯機を使用するのであれば、水の量に関係なく大さじ1から2程度でOK。洗剤を投入する際に一緒に入れてください。洗濯物の量を少なめにするとより効果的です。最大量の80%ぐらいにするのがよいでしょう。

洗面器や桶などを使って手洗いするのであれば、水1リットルあたり大さじ1程度の塩が適量。使用する洗剤も同じく、大さじ1とするのが理想です。

塩を入れる際の注意点

塩を入れて洗濯する際、いくつか注意したい点があります。まずは、使用する洗剤です。一般的な洗濯洗剤ではなく、中性洗剤もしくはおしゃれ着洗い用の洗剤を使うのがよいでしょう。

使用水量は多めにして、「手洗いコース」などを選択し、やさしく洗いあげることも大切です。洗濯物同士がこすれあうことによる色落ちを防ぐことにつながります。

洋服の色褪せを防ぐ洗い方③:酢を入れて洗う

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酢の効果って?

塩と同じように、洗濯する際に酢を入れることでも洋服の色落ちを抑えることができます。クエン酸など酢に含まれる成分には、染料と生地を結びつける作用があり、色止め効果が期待できます。

酢には、洗濯の仕上がりをふっくらさせる効果や、消臭効果も期待できます。ぜひお試しください。

酢の量は?

洗濯機に酢を直接入れてもいいのですが、事前につけおきするのがおすすめです。まず、洗面器や桶などに水を入れて大さじ1の酢を加えてよくかき混ぜます。

そのなかに洋服を入れて、30分~1時間ほど放置。あとはそのまま洗濯機に入れて、通常通り洗濯してください。

ちなみに、洋服をふっくらと仕上げるために酢を入れる場合は、水45リットルに対して、50ミリリットル程度入れるといいですよ。

酢を入れる際の注意点

Lazy dummy

酢を使って色止めしようとする際は、次のことに気をつけましょう。市販されている酢のなかには砂糖などが含まれているものがあります。余計なものが入っていると洗浄力が落ちてしまうため、穀物酢を選ぶようにしましょう。

洗濯槽のなかに酢を直接入れて使用する場合は、一度、水と酢だけを入れて洗濯機を運転させてください。酢には洗濯槽のなかの汚れを浮かせる効果もあります。そのため、突然酢を入れて洗濯すると、隠れていた汚れが洗濯槽のなかに流れ出し、洗濯物を汚してしまう可能性が。

また、色落ちをしっかり防ごうとして、酢を大量に入れるのもNGです。場合によっては洗濯物が酢特有の匂いを発してしまうことがあります。酢の量を増やしても色止め効果が高まることはありませんので、規定量を守るよう心がけてください。

まとめ

洗濯時に一手間を加えるだけで、洋服の色落ちを軽減することが可能です。洗濯時に洋服を裏返したり、塩や酢を入れたりするだけととても手軽。ぜひお宅でも取り入れて、お気に入りの洋服を長く楽しむのにお役立てください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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