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2018年12月23日 21:00 更新

チーク・アイシャドウでついた洋服のシミを落とす裏技は?

お化粧した顔で着替えをすると、うっかり首まわりにチークやアイシャドウが付いてしまって、慌てることはありませんか? 意外と落ちにくく、目立つ汚れとなってしまい、落とすのに苦労するチーク・アイシャドウのシミ。今回は、チーク・アイシャドウでついた洋服のシミの落とし方を解説します。どんな洗剤を使ったらいいのでしょうか?

クレンジングオイル×台所用中性洗剤を使用

Photo by Anis M on Unsplash

メイク汚れをクレンジングで落とすように、衣類についた化粧品のシミにもクレンジングが使えます。クレンジングオイルはミルクやリキッドタイプよりも洗浄力が強く、シミ落としに最適です。しかし、単品で使うと油シミが残る恐れがあります。

そこでおすすめなのが、台所用中性洗剤をあわせて使う方法です。台所用中性洗剤は油汚れを分解する働きがあり、油分を含んだチークやアイシャドウの汚れを除去してくれます。

台所用洗剤にはアルカリ性と中性があるので、中性の洗剤を使ってください。

用意するもの

・クレンジングオイル
・台所用中性洗剤
・洗面器
・小皿
・ラップ
・キッチンペーパー(※)
・歯ブラシや綿棒(※)

※のアイテムは、リキッドタイプのチークやアイシャドウがついた場合に使用します。

シミ抜きの手順

1. 小皿にラップを敷き、クレンジングオイルと台所用中性洗剤を1:1の割合で入れて混ぜます。
2. 衣類の裏側など、目立たないところに洗浄液を少量つけ、色落ちチェックをします。キッチンペーパーで拭き、色移りしないようならOKです。色が移った場合は、クリーニング店にシミ抜きを依頼しましょう。
3. 洗面器にお湯を入れます。
4. シミがある箇所に洗浄液をつけ、洗面器の中でもみ洗いします。
5. シミが落ちたらすすいでください。

リキッドのチークやアイシャドウがついた場合は、パウダータイプに比べて繊維の奥まで染みこむので、歯ブラシや綿棒を使ってシミ落としをします。

シミがある箇所にキッチンペーパーをあて、衣類を裏返しにしたら、歯ブラシまたは綿棒に洗浄液をつけ、トントンと叩いてなじませてください。汚れが広がらないよう、外側から中央に向かって落とすのがコツです。汚れが落ちたらお湯ですすぎましょう。

色落ちチェックは面倒に感じるかもしれませんが、クレンジングオイルも台所用中性洗剤も、普段は衣類の洗濯には使わないアイテムですので、事前にテストしたほうが安全です。

また、使用するお湯は水でもかまいませんが、油汚れはお湯を使うと落ちやすくなります。できるだけお湯を使いましょう。

洗濯用洗剤につけ置きする方法

Photo by Jason Briscoe on Unsplash

自宅で水洗いできる衣類や化粧ポーチなどの小物は、洗濯用洗剤でつけ置き洗いすると汚れが落ちます。洗濯表示タグを確認し、水洗いできる素材かチェックしてから始めましょう。

用意するもの

・洗濯用洗剤
・歯ブラシ
・タオル
・洗面器

シミ抜きの手順

1. 乾いた歯ブラシで衣類についた化粧品の粉をはらいます。
2. 洗面器に30℃ほどのぬるま湯を入れ、洗剤を適量入れて泡立てます。
3. 衣類を洗面器に浸します。
4. シミがある箇所は歯ブラシでこすります。
5. 洗面器のぬるま湯を替え、すすぎます。
6. 衣類を乾いたタオルで挟み、ポンポンと叩いて水気を切ります。
7. 風通しのいい場所で陰干しします。

つけ置き洗いは、汚れがつきやすい化粧ポーチを洗うときにおすすめです。汚れが気になったときに試してみてください。

チークやアイシャドウの汚れを上手に落とすコツ

Photo by Element5 Digital on Unsplash

パウダータイプの汚れは叩き落としてから

パウダータイプのチークやアイシャドウのシミは、粉を叩き落としてから洗濯するときれいに落ちます。粉がついたままだと、シミをこすったときに粉が他の部分に広がり、シミが大きくなってしまいます。

ティッシュや指で拭き取るように落とすと汚れが広がるため、古い歯ブラシや綿棒がおすすめです。乾いた状態でトントンと軽く叩き落としてください。

洗剤の量を調節して

Photo by freestocks.org on Unsplash

化粧品のシミを落とすときは、汚れの種類や濃さにあわせて洗剤の量を調整します。パウダータイプの化粧品は、生地の上に汚れが乗っているだけなので比較的落としやすいですが、リキッドタイプの化粧品は繊維の1本1本に浸透しています。

パウダータイプの汚れを落とすときより、洗剤の量を少し多めにしてしっかりすすぐようにしてください。

チークやアイシャドウにはさまざまな色が使われているため、ファンデーションよりもシミや汚れが目立ちます。油性のシミは1回で落ちないことが多いので、落ち切らなかった場合は繰り返し根気強く洗濯しましょう。

どうしてもシミが落ちないときは

クレンジングや台所用中性洗剤、つけ置き洗いではシミが落ちなかった場合は、ベンジンが効果的です。ベンジンは油性の汚れを溶かす性質があり、デリケートな衣類にも使えます。赤やピンクの濃い色の練りチークが、べったりついてしまったときにも対処できますよ。

ただし、ベンジンは引火しやすくニオイがきついので、火気のない場所で使用し、十分に喚起してください。色落ちチェックをした後、シミがある箇所につけて歯ブラシで叩くと汚れが浮きます。その後は水ですすがず、陰干ししてください。

まとめ

油分を含んだ化粧品のシミや汚れは、クレンジングオイル×台所用中性洗剤を使ったり、つけ置き洗いしたりすることで落とすことができます。チークやアイシャドウがついてしまったときのシミ取り対策として、ぜひ覚えておいてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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