捨てられない! たまる紙袋の活用術&スッキリ収納法
いつの間にかたまってしまう紙袋。何かに使えるかも……と思うと、つい取っておきたくなりますよね。捨てるのがもったいないと感じるなら、整理収納に活用してみませんか? 簡単にできて“コストゼロ”な紙袋の活用術と、スッキリ収納法をご紹介します。
部屋が片づかない……紙袋が原因になっていませんか?
こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。
・何かに使えるかも
・可愛いお気に入りのショップの紙袋だから
・丈夫だからもったいない
なんて具合で、紙袋ってついつい取っておきたくなりますよね。ですが、その紙袋が「部屋が片づかない」原因になってしまうことがあります。
例えば、中に物や服が入ったままの紙袋が部屋に置きっぱなしになっていると、どこか散らかって見えますし、押し入れやクローゼットの貴重なスペースが大量の紙袋で占領されていると、肝心の収納したい物が入らなくなってしまいます。
部屋に紙袋が点在している場合は、中身を片づけて袋を折りたたむだけでも空間がスッキリ! 大量の紙袋は3分の1に減らすだけで、押し入れやクローゼットに必要な物を収納できるだけのスペースが生まれます。
もし必要以上に紙袋がたまっているな―と感じる場合、そのまま捨てるのがもったいないと感じるなら、家の片づけにどんどん活用して、有意義に減らしていきましょう!
家の片づけに紙袋をどう使う? すぐできる活用術
紙袋は、外出時にちょっと荷物を入れたり、誰かに物をお渡しする際にあると何かと便利ですが、それほど多くの量は必要ありません。
紙袋を収納に使う場合は、袋をスペースの高さに合わせてカットすることで、広い空間を仕切るアイテムとして活用できます。例えば、衣装ケースの中がごちゃごちゃしがちなら、靴下・Tシャツなど、種類別に紙袋に分類して収納してみましょう。冷蔵庫の野菜収納にもちょうど良いですね。また、お気に入りの紙袋や丈夫な紙袋は、そのまま収納ボックス代わりになります。
その他にも、紙袋を活用しつつ減らせる方法についてご紹介します。
収納グッズを買う前の「仮置き」に
家を片づけよう! 物を整理しよう! と思い立った時、収納グッズを揃える前にしておきたいことがあります。それが物を整理して、どこに・何を・どんなふうに収納するのかを決めること。
先に収納グッズを買ったものの、中身が入りきらなかったり、スペースに収まりきらなかったりするとリバウンドの原因になってしまいます。
そこで、活躍するのが紙袋! まずは、物を整理して、本当に必要な物だけを選別します。そして、収納したい物が決まったら紙袋に入れて、スペースに「仮置き」してみるのです。この「仮置き」というひと手間を掛けることで、収納グッズ選びにも失敗しません。
仮置きに使った紙袋は、収納グッズを揃えて空間が整ったら、スッキリ手放しましょう。
手放すかどうか迷う服は、リユース前提で紙袋保管
クローゼットを整理すると、残しておきたい服、手放してもよい服だけではなく、迷う服も出てきます。暫く着ていないけど、手放すか迷う服はクローゼットに戻さず、紙袋に入れて別に一定期間保管してみます。保管してみて全く困らなければ、その紙袋のままリユースショップに持ち込むことが出来ます。
迷う服をクローゼットに戻してしまうと、必要でなくても手放すまでに時間がかかりますが、リユース前提で保管しておくと、必要ないと判断した時点でスムーズに手放せるのです。
注意点は、紙袋に入れたままずっと放置しないこと。押し入れやクローゼットの奥にしまい込まず、見えるところに置いておき「〇月〇日まで保管!」と目立つように書いておくと忘れません。
捨てる以外にも、リユースする、譲る、など手放し方はいろいろ。そんな時も紙袋は使えますよ。
あったら便利! 使い捨てゴミ箱
大き目サイズの紙袋は、書類や郵便物のゴミ箱に活用しています。いっぱいになったら紙袋ごと捨てるだけ。あまり中身を見られたくない場合も、紙袋ごと捨てることで、ゴミ袋に入れた時に外から見えません。リビングの入り口近くに置いておくと、不要な郵便物は帰宅後すぐに捨てることができるので便利。キッチンカウンターなどへのちょい置きも防げます。
スッキリ取り出しやすい紙袋収納法とは?
紙袋の収納方法に悩む方も多くいらっしゃいます。詰め込み過ぎだったり、多すぎたりするようであれば、本当に必要な数だけに厳選しましょう。
大き目の紙袋にまとめて入れる場合、取っ手がじゃまになって取り出しにくかったり、底の部分の折り目に引っかかってうまく入らなかったり……。見た目もイマイチスッキリしませんよね。
収納グッズを使えるスペースがあれば良いですが、ちょっとした隙間に取り出しやすく収納しておきたい場合も。そんな時におすすめなのが、収納グッズを使わず、簡単に取り出しやすくする方法です。
逆向きにするだけ! 簡単スッキリ収納法
底の部分が上になるように逆向きに収納するだけで、見た目もスッキリ、取り出しやすくなります。数を厳選し、サイズ順に並べることで必要な紙袋を探すこともなく、さっと出し入れができます。
中に入っている紙袋は、全く同じ枚数ですが、逆向きに収納するだけでごちゃごちゃせず、スッキリ、ストレスフリー。コストゼロ! ですぐにできる簡単収納法です。
まとめ
扱い方によって、部屋の片づかない原因にも、整理収納のツールにもなる紙袋。たかが紙袋ですが、たまれば整理も大変になります。中身を取り出すと同時に必要か・不要かを判断しながら、たまらないように循環させる仕組みが作れるといいですね。