【ハッカ油の使い方】虫除けスプレーを作る方法＆注意点

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ハッカ油は、ハッカ草（ミント）から蒸留抽出されるエッセンシャルオイルです。虫に対する忌避効果のある特有の香気が特徴ですが、スーッとした冷涼感を誘うことから、虫除け以外にもいろんな用途があります。

例えば、湯船にはったお湯のなかにハッカ油を1滴たらすだけで、ハッカ風呂を楽しめます。体全体にスーッとする感じが味わえるので、湯上りすっきり。暑い夏の入浴時におすすめです。ただし、ハッカ油を入れすぎてしまうとすっきりを通り越して、ひりひりしてしまうため注意してください。

イライラ解消や眠気覚ましにも最適です。ハンカチにハッカ油を1滴たらして香りを吸い込めば、眠気覚ましになります。室内の芳香として使えば、気分をリフレッシュすることもできますよ。

水を入れた洗面器にハッカ油を1滴たらし、よくかき混ぜたうえでミニタオルを浸します。よく絞って冷蔵庫に冷やしておけば、さわやかなおしぼりが完成。

家事の際にも使えます。例えば、床を雑巾掛けする際に、バケツの水にハッカ油を1滴たらすと、床がさわやかな香りに。スプレータイプのものをキッチンのゴミ箱にシュッと吹きかけて、消臭対策として使っている人もいます。

ハッカ油のなかには食品添加物レベルの品質のものもあり、食物に利用することもできます。例えば、爪楊枝の先にほんの少しハッカ油を付けて、アイスティーに入れてみてください。さわやかな香りのミントティーを楽しむことができます。ただし、刺激が強いものになりますので、妊婦さんやお子様は使用を控えたほうがいいでしょう。

虫がニオイを嫌がるハッカ油を使って、虫除けスプレーを簡単に自作することもできます。材料や作り方は、以下の通りです。

材料
・ハッカ油：4～5滴
・無水エタノール：5ml
・水道水：15～20ml
・ガラスボトル

作り方
1. はじめにガラスボトルに無水エタノールとハッカ油を入れてかき混ぜます（水道水とハッカ油を直接混ぜてしまうと分離してしまいます）。
2. 水を加えて、さらにかき混ぜます。
3. スプレー容器に移し替えれば虫除けハッカスプレーの完成です。

肌に直接吹きかけてもOKですが、皮膚が弱い方は水道水の分量を増やして調整してください。帽子や衣類、かばんなどにスプレーして、香りを楽しんだり、涼しさをUPさせたりするのもおすすめです。

ハッカスプレーは、虫が嫌いなニオイのため虫除けとして使うことができます。屋外から家のなかへと虫が侵入するのを防ぐために、玄関や窓の周辺、夏場なら網戸にシュッと吹きかけておくといいでしょう。香りがなくなると虫除けの効果がなくなります。ハッカのにおいがしないと感じたら、スプレーしなおしてください。

また、網戸に使う場合は、無水エタノールや水道水で希釈しないものをスプレーするのもおすすめ。虫を撃退するだけでなく、外からの風が室内に入るたびにハッカの香りを届けてくれますよ。

虫除けハッカスプレーはゴキブリにも効果を発揮します。キッチンなど、通り道と思われるところにハッカ油を数滴小皿にたらして置いておくと、ゴキブリを遠ざけることができます。

ハッカ油は私たちの生活にとても馴染み深いものだけに、専門店以外でも購入できます。そのため、ハッカ油と一口にいっても、実にいろんな商品が販売されています。ものによっては精油以外のものが混じっていて、エッセンシャルオイルとは呼べないものもあるようです。

とくに「フレグランスオイル」「アロマオイル」「ポプリオイル」と名前が付いている商品は注意が必要。アルコールのほか、香料などの添加物が入っている場合があります。その場合、虫除けなど効果が低いものや、そもそも香りだけを楽しむために効果が期待できないものも。

購入する際は、完全な天然成分であるエッセンシャルオイルであるかどうかをきちんと確認してください。

ハッカ油を肌に直接使用する場合、刺激がとても強いため、希釈してから使うのが基本。肌がデリケートな方やお子様に使用する場合は、とくに注意が必要です。希釈する濃度にも気を付けましょう。例えば、湯船にはったお湯にほんの1滴入れただけでもハッカの香りは感じられます。肌に直接使う場合、強い香りが鼻に届くこともあるでしょう。人によっては涙が出たり、くしゃみが出たりすることもあるので、調整した上で使ってください。

虫除けスプレーとして効果的なハッカ油は、暑さ対策やリフレッシュ、家事やお料理など、実にいろんな用途で使うことができます。しかし、濃度によってお肌への刺激や香りを強く感じることもあるので、使用するときには気を付けてください。

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