中古スーツは下取りと買取、どちらがお得? 高く売れるブランド&条件
別のスーツを新調したことで出番がなくなったり、サイズが合わなくなったりして、まだまだ着られるスーツをクローゼットに眠らせていませんか? ブランドや状態によっては、下取りや買取してもらってお得に処分することができるかもしれません。中古スーツの下取りや買取の基本について、高く買い取ってもらうための条件とともにご紹介します。
中古スーツの下取りと買取の違い
スーツを下取りしてくれるのは?
使わなくなったスーツを賢く処分する方法のひとつは、下取りです。下取りとは、新しい商品の購入を前提に、中古の商品を買い取ってもらったり、評価額の分だけ新品の購入代金から割引いてもらったりすること。スーツを下取りする方法には、主に次の二つの方法があります。
・スーツ量販店での下取り
・衣料品販売店での下取り
どちらにも共通するのが、いらないスーツを下取りに出すことで、新たに購入する商品を値引きしてくれたり、割安で商品を購入できるクーポン券をくれたりするということ。新しいビジネススーツやビジネス関連グッズを購入する予定がある場合は、スーツの需要が高いスーツ量販店で下取りしてもらうほうがお得になる傾向があります。なかには、スーツを下取りに出すことで新しい商品が半額近くになるケースもあるようですね。
一方で、カジュアルウェアや日用品を購入したい、スーツを買い足す必要のない方は、衣料品販売店に依頼するべきでしょう。割引率は高くても数千円程度のため、スーツ量販店には及びませんが、欲しい商品を安く購入できるのは大きなメリットといえそうです。
スーツの買取をしてくれるのは?
不要となったスーツを賢く処分するもう一つの方法が買取です。買取とは、新しい商品を購入するしないにかかわらず、中古の商品を売って現金に換えることをいいます。スーツ買取の依頼先としておすすめなのが、以下の二つです。
・スーツ買取専門店での買取
・リサイクルショップでの買取
このうち、スーツ買取専門店には、スーツに関する豊富な知識をもった店員が常駐しています。製造国や素材、デザインのディテールにいたるまで丁寧に品物をチェックするなど、質の高い査定を受けられるのが一般的です。そのため、ブランド品やコンディションのよいスーツは、買取価格がアップする可能性あり。
リサイクルショップには、ほとんどの場合、スーツ買取専門店のようなスーツに詳しい店員はいません。そのため、仮にブランド品や状態がよいものであっても、型通りの査定が行なわれるだけで、高い査定額は期待できない場合がほとんどです。
衣料品買取店でもスーツの買取を行なっていますが、リサイクルショップと同様、スーツに詳しい店員がいない限り、高額での買取はあまり期待できないでしょう。
スーツは下取りと買取、どちらがお得?
下取りと買取は似ているようで大きく異なります。新たにスーツを新調するつもりがあるのなら、大幅な割引率が期待できるスーツ量販店での下取りの一択でしょう。下取りに出したいスーツは、別の店で購入したものでも構いません。生地が破れていたり、糸がほつれていたりするものなど、そのままでは着られないくらい状態が悪いものでも、問題なく下取りしてもらえるお店も。スーツだけでなく、シャツやネクタイ、靴、ベルトといったビジネススタイルに欠かせないアイテムを購入できるというのもポイントです。
スーツやビジネスシャツなどを買う予定がないという場合は、衣料品販売店での下取りがおすすめです。普段着や日用品などの購入代金に当てることができますよ。不要になったスーツが下取りの対象にならないケースもあるので、下取り条件は事前にチェックしておくとよいでしょう。
いらなくなったスーツを現金化したい、できるだけ高く売りたいという方には、スーツ買取専門店が断然おすすめです。とくに高級ブランドスーツなど、需要の高いものに関しては、高額で売却できる可能性があります。ただし、スーツがあまりに汚れていたり破損があったりする場合は、査定額に大きく影響するので要注意。
高く買取してもらえるスーツとは
買取で人気のブランドは?
買取市場では、ブランドの階層が明確になっています。最も高く買取してもらえるのは、次の三ブランドです。
・ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)
・エルメス(Hermès)
・シャネル(CHANEL)
とりわけ人気が高いのがルイ・ヴィトンで、かなりの高額査定が期待できます。上位三ブランドに続くのが、トップメゾンといわれる以下のブランドです。
・ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)
・グッチ(GUCCI)
・プラダ(PRADA)
・ドルチェ アンド ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)
・ディオール オム(Dior Homme)
このほか、トム・フォード(TOM FORD)、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)などのブランドも人気が高く、状態や製造年によっては高い査定が得られる可能性があります。
高価買取の条件は?
たとえ高級ブランドであっても、オーダーメイド品は例外です。各所の寸法や細部の作りが特別仕様になっているため、需要が少なくなってしまいます。既製品よりも買取額が下がる傾向があります。極端に裾上げしたものなども同じです。
また、高級ブランドスーツであっても販売されてから時間が経っているものは、流行との兼ね合いで査定額が低くなることも少なくありません。
まとめ
新しいスーツを安く買いたい、不要となったスーツを少しでも高く売りたいなど、ニーズやケースに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。着なくなったスーツは、タンスの肥やしにするのではなく、下取り・買取を上手に活用して、お得なものに変えましょう。