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2018年08月20日 11:00 更新

家庭菜園・ガーデニングは秋まで待とう! 育ちやすくなる理由とは?

「家庭菜園」と聞くと、春に植え付けを行って、夏に収穫するイメージを持っている方も多いかと思います。しかし、実は秋も春同様に、家庭菜園を始めやすい季節なんです! 今回は、メリットいっぱいの秋に始める家庭菜園についてご紹介します。

秋から始める家庭菜園・ガーデニング

Photo by Francesco Gallarotti on Unsplash

家庭菜園・ガーデニングを秋にスタートするメリット

暑い炎天下の下、しゃがんで長時間植え付けの作業をするのは、体力も奪われますし、なかなか大変ですよね……。秋は過ごしやすい気温。日差しもきつくないので、ベランダでの植え付け作業の負担も軽減されます。また、秋はベランダに差し込む強い西日を気にしなくていいのも嬉しいですね。春夏と比べ害虫の発生が少ないので、栽培の成功率が高くなりやすいのもメリットです。

秋に種まきする野菜は?

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植え付け時期 : 9月

・大根

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冬の定番食材・大根ですが、価格が高騰しているときもあり、スーパーで買い渋りをすることも……。ベランダで栽培することができれば、家計にも嬉しいですよね! 一見難しそうですが、大根は連作障害がないので、成功すれば何年も続けて栽培できる野菜のひとつです。

そして、大根は涼しいところを好むので、秋植えが最適。9月初めから植え付けを行い、11月〜12月中旬頃に収穫ができます。大根をプランターで栽培する場合は、根が小さく育つミニ種を選ぶようにしましょう。

・アサツキ

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ネギよりも辛味成分が強いアサツキ。味噌汁や冷奴に入れると、味のアクセントになっておいしいですよね。他の野菜の病気や害虫を予防する効果もあるので、ベランダ栽培にぜひ取り入れたい野菜です。一度植えると、2〜3年は収穫を楽しむことができますよ。

・ミツバ

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お吸い物や炊き込みご飯、煮物などの彩りに大活躍してくれるミツバ。あれば彩りが綺麗になるけれど、買うほどでは……と迷ったりしませんか? そんなとき、ミツバをベランダ栽培していれば、サッと摘んで食卓に添えることができるので便利です。

植え付けは、9月~10月にかけて行います。暑さには強いのですが、乾燥に弱いので、初心者は秋植えから始めるのがおすすめです。

植え付け時期 : 10月

・白菜

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鍋ものなど、寒い時期の献立には欠かせない食材のひとつが白菜。けれど、最近価格が高騰していますよね……。それなら、家庭菜園にチャレンジしてみましょう。種から育てるには、難易度が高いので、ホームセンターで売っている苗を使って育てるのがおすすめ。

植え付けは、10月までに行いましょう。大きいものは難易度が高いですが「ミニハクサイ」など小さめの品種なら、ベランダ菜園でも栽培することができます。白菜は害虫に狙われやすいので、害虫が少ない秋こそ始めやすいタイミング!

・小松菜

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栄養満点で、冷蔵庫の中でもおなじみの葉野菜。プランターや鉢でも育ちやすく、ガーデニング初心者にもおすすめ。通年を通して植え付けできますが、初心者には害虫が発生しにくい秋植えがおすすめ。成長も早く、種まき後、1カ月で収穫することができます。

・カブ

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カブは春植えと秋植えがありますが、害虫や病気の被害が出にくい秋植えのほうが初心者にはおすすめ。鉢やプランターで栽培する場合は、根が小さく育つミニ種を選ぶようにしましょう。 ミニ種であれば、種をまいてから40〜50日程度で収穫することができます。

家庭菜園・ガーデニングのポイント【秋編】

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初心者にとっては始めやすい秋の家庭菜園。より成功率を上げるために、基本の流れと押さえておくべきポイントを、小松菜を例にとってご紹介します。

秋の家庭菜園に必要なもの

・土
・プランター
・肥料
・じょうろ など

秋の家庭菜園の基本ステップ

1.プランターの八分目まで土を入れます。
2.板でまき溝を作り、一定の間隔をあけて種をまいていきます。まき終わったら土をかけ、手でしっかり押さえましょう。
3.じょうろでやさしく水やりを。発芽するまでは、土が乾くたびに水やりをするのがポイントです。
4.成長してきたら、いい苗を残し、他の苗を抜いていきましょう。この作業を「間引き」といいます。間引いた野菜は好きな調理法で楽しんでOK!
5.ハサミで根元を切るようにして収穫しましょう。

秋だから気を付けたい! 家庭菜園・ガーデニングの注意点

害虫や病気の障害が春夏よりも少なく、栽培しやすい秋ですが、そんな秋の時期にも注意したい点がいくつかあります。その中の一つが、秋の時期に多い「台風」。

強い台風の場合、プランターが倒れたり、割れたりして大惨事になることも……。そうなると、せっかくがんばってきた苦労が水の泡ですよね。

台風が近づいている場合は、倒れてしまうのを防ぐため、支柱をしっかりと立て直し、収穫できるものは収穫してしまいましょう。室内に入れられるものは、すべて中に入れたほうが賢明です。どうしても入らない場合は、ロープなどで固定するかビニール袋をかぶせ、雨風が当たらない場所に避難させましょう。

また、秋に家庭菜園を行う際、春夏に使っていた土を使う場合は雑菌が潜んでいる可能性もあるので、太陽光でしっかり消毒してから再利用することがポイントです。

まとめ

台風の心配はあるものの、天候も安定していて、穏やかで過ごしやすい秋は家庭菜園をはじめるのに適したタイミング。中でも葉物野菜は比較的簡単に栽培できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。初めて家庭菜園を行う場合は種からではなく、ホームセンターなどで購入できる「苗」から始めてみるのが、失敗しにくくおすすめです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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