押入れ収納はハンガーがカギ! 専門家も使うおすすめハンガー17選
家の中の大きな収納スペース・押入れ。洋服を収納している人も多いかと思います。押入れの衣類収納の方法に「掛ける収納」がありますが、実はハンガー選びが重要なポイントなんです。今回はおすすめのハンガーを17種類ご紹介します。自分に合ったハンガーを見つけてくださいね。
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押入れが散らかる理由を解明しよう
こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。
家の中で大きな収納庫となる押入れ。いろいろなものがぎゅうぎゅうに詰まっていませんか?
押入れが散らかってしまう原因は、この収納スペースの大きさ。たくさん入るからと、なんでも入れてしまいますよね。高さもあるので、どんどん積み重ねてしまい、奥行きもある分、手前にばかりものが集中して、奥に何が入っているかわからないなんてことも……。
まずは散らかってしまう原因を細かく見ていきましょう!
うまく収納アイテムを使えていない
押入れの中のものをうまく収納するためには、正しい収納アイテムを選ぶことも大切。
引き出しやボックスなどの大きさはバラバラになっていませんか? 収納アイテムのサイズが合っていないと、空間に無駄なスペースができてしまい、とてももったいないです。同じサイズのものでそろえると、それだけですっきりしますよ!
また、収納アイテムを置く高さも重要なポイント。自分の目線より上に、引き出しタイプの収納アイテムを置いてしまうと引き出した時に中のものが見えないですし、押入れの下段に洋服を掛けるラックがあると、掛ける時に屈まなくてはいけないので、使いづらいですよね。
つまり、自分の動きに合わせて収納アイテムを設置すると、体への負担も減らすことにつながります。
必要のないものがたくさんある
押入れの中にはさまざまなものを収納していると思います。布団、洋服、季節家電、季節の飾り物、アウトドアグッズ、スーツケース、思い出のものなど。その中に、もう壊れている家電や、サイズアウトした洋服、使わないグッズなどはありませんか?
押入れの中身を改めて全部出して見てみると、「えっ! こんなものがまだ残っていたの?」と忘れ去られていたものが出てくることが結構あります。中に何か入っていると思い込んでいて、段ボールを開けると、空っぽだったなんてことも……。また、「キッチンで使う家電を、なぜか押入れに収納していた」なんてご自宅もありました。
まずは不要なものは処分して、押入れにあるべきでないものは使いやすい場所に移動させましょう。
洋服を正しく収納できていない
しわになりやすいシャツやボトムス、コート類は掛ける収納がおすすめ。Tシャツやインナーなどは、たたんで引き出しに収納する方法が良いでしょう。引き出しの手前には直近のシーズンで着る洋服、奥のほうに季節外の洋服を収納するとごちゃごちゃしませんよ。
また、人別に収納スペースを分けるのもおすすめです。引き違い戸の押入れなら、右側のスペースと左側のスペースで人別に分けると、押し入れの中で自分の洋服を探す必要がなくなります。
また、お子さんの場合は、身長に合わせて下のほうに収納スペースを作ってあげると、自分で身支度ができるようになるので、自立にもつながります。
ハンガーを変えると押入れが変わる?
今回、収納のカギとなるのがハンガー!
ハンガーひとつで大げさな……なんて声が聞こえてきそうですが、みなさん、クリーニングでもらったハンガーや、プラスチックのハンガーなど「とりあえず、あるから」と使っているハンガーはありませんか?
サイズや厚みがバラバラなハンガーは、それだけで乱れて見えますし、残念な押入れになってしまいます。
使いやすいものや洋服に合ったハンガーをそろえることで、格段に押入れが使いやすくなるんです。
ハンガーの種類とは
一言でハンガーといっても素材や種類はいろいろあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
アルミハンガー
アルミハンガーは、華奢で軽いのが特徴。スペースをとらないので、薄手の衣類にぴったり。しかし、滑りやすい素材なので、首回りが開いた洋服には不向きです。
木製ハンガー
厚みがあり、しっかりした造りの木製ハンガー。見た目もナチュラルでおしゃれ! ただし価格が高めで、湿気によるカビや、木の割れなどの劣化に注意が必要です。
ビニールコーティングハンガー
ビニールコーティングされているので、洋服が滑りにくいのが特徴。首回りが開いた服や、カーディガン、ニットなどもずり落ちないので、おすすめです。
ただ、ビニールコーティングのため繊維が付きやすく、洋服が滑りにくいので、人によっては取りづらいと感じることも。
ダッチハンガー
表面がベルベット素材で、洋服が滑りにくいのが特徴。ハンガー自体が薄いので、省スペースになり、洋服が多い人におすすめ。価格も安いので、まとめ買いもしやすいです。コートなどは肩崩れしたり、重みで早く劣化する可能性があるので、薄手の洋服に使ったほうが良さそうです。
スラックス用ハンガー
パンツ類を掛けるときにおすすめなのが、このスラックス用ハンガー。普通のハンガーと違って、片方が開いているので、使いやすいです。掛けることでしわになりにくく、たたむよりも楽なのでおすすめ!
クリップ付ハンガー
こちらもボトムス用。スカートなどを掛けるのにぴったりです。たたむとしわになりやすいフレアスカートなどは、このタイプのハンガーを使うと良いですよ。
ハンガーに統一性を持たせる
ハンガーの種類を合わせると、それだけで見た目もすっきりして見えます。同じ厚みのハンガーにすることで、洋服それぞれの厚みも均等になり、見た目にも美しい収納になりますよ。
また、シャツや薄手の洋服は、ハンガー自体も薄いデザインのものに変えることで、省スペースになります。衣類ごとにハンガーを合わせると、出し入れもしやすくなるのでおすすめです。
ちなみに筆者は実は元・お片付け苦手主婦。ハンガーも統一感がなく、適当なものを使っていました。
その頃の写真がこちら↓
これをMAWAハンガーで統一したところ……
いかがですか? 見た目もすっきりして肩のラインも揃い、ずいぶん印象が変わりましたよね! 5年ほど前ですが、「ハンガー選びってこんなに大事なんだ」と衝撃を受けたことを覚えています。
今でもこのとき購入したMAWAハンガーは愛用しています。これまで「とりあえず」で使っていたハンガーも、この機会にぜひ見直してみてくださいね。
洋服や押入れによって使い分ける
ハンガーに統一性を持たせることが大事と書きましたが、どんな洋服にも同じハンガーを使えばいいかというと、そうではありません。スーツやコート、ボトムスなどには、それぞれに最適なハンガー選びが大事です。
例えば、スーツやコートなら、肩に厚みのあるハンガーを選ぶことで型崩れを防ぎ、長く着ることができます。ボトムスも同じく、スラックス用やクリップ付ハンガーを使うとしわを防ぎ、きれいに収納できますよ。
では使うハンガーが決まったら、いよいよ収納! ですが、ここでも一つ注意することがあります。
ただやみくもに掛けるのではなく、どの服をどこに掛けるか、押入れ内部をゾーン分けしましょう。一般的な押入れは奥行きが90cm前後といわれています。この奥行きも無駄にせず、奥には季節外の洋服を掛けるのがベスト。そして、手前には今シーズンの服を掛けると、いろいろな季節の服が混ざることなく、洋服選びも楽になりますよ。また、アイテム別に分けたり、家族別にゾーンを分けることで、すっきりとまとまります。
さらに、丈をそろえて並べるのも、見た目をきれいに整えるには重要なこと。この場合は、丈の短いものから長いものになるように並べると良いでしょう。
おすすめのハンガーとは
機能性を重視したハンガー、見た目のおしゃれさを重視したハンガーなどさまざまですが、数あるハンガーの中で、専門家として「これはおすすめ!」と思えるハンガーをピックアップしてみました。
ぜひ、お気に入りのハンガーを見つけるための参考にしてみてくださいね♪
こちらはビニールコーティングなので滑りにくいタイプ。4色あるので、家族別にハンガーの色を分けるのもいいですね。ポップでかわいいハンガーなので、見た目もカラフルで明るい押入れ収納になります。
木製ハンガーですが、コンパクトな作り。一般的な木製ハンガーより薄いですが、滑り止めも付いているので、洋服がずり落ちる心配もなし。スタイリッシュなデザインでおしゃれです。
無印ならではのシンプルなデザインですが、このハンガーにはある秘密が!
こちらのハンガー、少し変わったデザインだと思いませんか? 実はこれ、洋服を掛けるときに首回りの生地が伸びないような構造になっているんです。価格も手ごろなので試してみる価値あり!
ステンレスなのでサビにも強く、洗濯用のハンガーと兼用で使っても◎。フックの先端部分には保護カバーも付いているため、引っかけ防止にもなります。スリムでシンプルなデザインなので、洋服の多い方にもミニマル志向の方にもおすすめです。
カラフルなデザインのこちらのハンガー。洋服をかけるハンガーもおしゃれに楽しみたい! という方にぴったり。見た目ももちろんですが、こちらは薄くて場所をとらないため、洋服をスリムに収納できます。また、滑りにくい素材なので、洋服がずり落ちる心配もなし。
こちらはなんと全12色。コーティングが施されているので、洋服が滑りにくいのがメリット。また、両脇にくぼみがあるので、キャミソールなども掛けやすいです。シンプルな作りですが、10kgまで耐えられますよ。
スーツを着る人におすすめなのがこちらのハンガー。厚みもあって、スーツ収納にぴったりなこちらのハンガーですが、実はこのバーの部分に秘密があるんです!
このバーは、スラックスも一緒に掛けられるものなんですが、上に持ちあがるのでとても掛けやすいんですよ。上着より手前側にバーがくるので、脱ぐ順番に合わせて計算された作りです。
仕事で疲れているお父さんにもぴったり!
小物もハンガーで簡単収納
ここまで洋服用のハンガーを紹介してきましたが、小物用ハンガーも気になりますよね。コーディネートのアクセントに必要な小物も、ハンガーで一緒に収納しましょう。
珍しい形のこちらのハンガー。上からネクタイやスカーフを複数重ねてかけられ、上下手前の3方向から取り出すことができる作りになっています。フックの部分も回転するので、どんな場所にも掛けやすいですよ。
ベルトやアクセサリーをコンパクトに収納できる小物ハンガー。上に向かってついた5つのフックのほか、下のバーには穴のないベルトや、スカーフなども掛けることができます。
こちらのストールハンガーを使えば、お店みたいな収納ができます。高級感のあるデザインで、見た目もおしゃれ。ストッパー付きなので、滑り落ちることもありません。
上のバーにはサングラスを引っかけ収納。下のフック部分には、ネックレス、時計、ピアスなどの細々としたアクセサリーを収納することができます。アクセサリーを1カ所にまとめて収納できるので便利ですね。
まとめ
いかがでしたか? 今回は押入れ収納におすすめのハンガーについてご紹介しました。ご自宅の押入れのサイズ、持っている洋服の種類、家族の使いやすさなどを考えて、ハンガー選びをしてくださいね。開けてワクワクするような押入れ収納を目指しましょう!