押入れに洋服をイン! 正しい収納方法とおすすめのアイテム
「押入れに洋服を収納したいけど、どんな収納アイテムを買ったらいいかわからない」そんなお悩みを解決すべく、押入れをクローゼットのように使えるアイテムや、押し入れのサイズに合わせた商品を紹介します。
※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。
押入れに洋服を収納するコツとは
まずは、空間を分けましょう
こんにちは。整理収納のチカラで叶えるインテリア おうちデトックス スタッフの友野です。
押し入れをクローゼットのように使いたい! と思って、まず収納アイテムを探しがちですが、収納選びをするその前に、とても重要な事があります。それは、空間を分けるということ!
押入れはとても広く、高さも奥行きもあります。そのため、空間をしっかり分けて、どこになにをどんなふうに収納するのかを意識し、空間にあった収納アイテムを選んでいくことが重要です。
コツは【上・中・下】と【前後】で分けて収納アイテムを選ぶこと
目線より下には引き出しを。押入れタイプの収納ケースににすれば、奥まで使いこなせます。
目線より上には吊るす収納を。たくさん吊るしても大丈夫なパイプを設置して使いこなしましょう!
そして上段。手の届かない場所だからこそ出し入れしやすいグッズ選びも重要です。
今回は【上・中・下段】別に押入れを使いやすくするグッズ選びのコツと、「畳む、立てる、吊るす」の3つの収納方法についてお伝えします。
押し入れ収納の基本をマスター!
収納方法①畳む
引き出し収納は下段に使い、衣類や下着を畳んで収納します。引き出しはパッと見て、何が入っているかすぐわかるような畳み方を心がけてください。
キレイに畳むことが目的ではありません。着るものを選ぶ時にわかりやすいこと、着た時に美しいことのほうが重要です。
例えば、衣類を畳む時、同じ色のシャツでもデザインがちょっとでも見えるようしたり、首のタグが見えるようにするなどでも変わります。
また、収納するものの高さ(深さ)より、やや低くなるように畳みましょう。引き出しを引くときに大事なお洋服がひっかかったら大変です。衣類を収納する場所と収納に合わせて畳み方やサイズを合わせましょう。
収納方法②立てる
一目でパッと見てわかりやすいようにするには、立てる収納もオススメです!
立てるという方法は、整理収納の中で最も万能で、簡単なのに収納効果バツグンなマルチテクニック。整理収納アドバイザーも立てる収納をよく使います。
立てる収納をすると、洋服が一目でわかりますし、ひとつひとつ自立しているのでサッと取り出しやすくなりますよ。
自立しにくい衣類や、タイツやストッキング、紐や洋服の付属品など、立てにくかったり引っかかりやすかったりするものは、ジップロックなどを使うのがおすすめです。
さらに、L字スタンドやブックエンドを活用して引き出しの中の空間も分けるのも◎。
立てる収納のメリットは?
横置きで、積み重ねて収納している場合、着たい服を取り出そうとしてもなかなか取り出せません。引っ張りあげてたら、積んである洋服たちを崩してしまい、引き出し内はごちゃごちゃになってしまうこともあるでしょう。
しかし、立てる収納ならその心配はなし。さらに、デザインが見えているので、間違って出すということも防げますよ。
収納方法③吊るす
しわになりやすいもの、からまりやすいもの、自立しにくいもの、長いものなどは吊るす収納が最適です。
押入れをクローゼットのように使うには、ハンガーラックや突っ張り棒を設置します。長いものもハンガーに半分にしてかけたり、スカートの裾をもう一本のハンガーにかければ、くるくるっとまるめるよりもシワが付かずに済みますね。
小物アイテムは壁面や隙間を活用しましょう。壁面にフック、突っ張り棒を使えば隅まで無駄なく有効に使えます。
S字フックも押し入れ収納には欠かせません。最近は無印良品の「横にブレにくいフック」が人気です。ベルトやネックレス、ちいさなショルダーバッグや帽子は小さなフックに。大きめのバッグやマフラー・ストールなどは大きいフックに掛けるといいですよ。
●無印良品の「横ブレしにくいフック」はこちら
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738755630
使いやすい収納を意識する
たくさん入れたい気持ちもわかりますが、使いやすく戻しやすい収納とは、多少余白のある収納です。ハンガーが左右に動く、引き出しを開け閉めする際に引っかからずスムーズに引き出せるなど、少しの余白を作ることによってキレイな引き出しがキープできます。
【押し入れ中段】ハンガーラックや突っ張り棒で、吊るす収納を!
【収納アイディア】突っ張り棒+サポートポール
押入れ中段は吊るす収納に! さまざまな収納グッズがありますが、使い勝手と収納力でいうと突っ張り棒+サポートポールが◎。
おすすめは、平安伸銅の「突ぱりスーパー極太ポール 大」。最大65kgまでかけられます。サポートポールがあれば真ん中がたわむことなく、しっかり固定。突っ張り棒とセットで使って欲しい商品です。
また突っ張りには、棒自体をくるくる回してバネの力だけで固定するタイプと、ネジで固定した後にバネを閉めあげて固定するタイプの2種類あります。前者は細いので見た目がいいですが、重たいものを掛けるのには向いていません。後者は太いものを使えばかなり耐荷重が上がります。
突っ張り棒が落ちやすく、サポートポールも使えない場合は、「壁美人」などの支えるグッズや、石膏ボード用フックなどを使って物理的に落ちないよう工夫しましょう。絶対穴を開けたくないなら、耐震ジェルパッドを貼ったり、お化粧スポンジを挟んだりして、多少滑り落ちにくくする方法もあります。
【収納アイディア】押し入れ専用ハンガーラック
押入れ専用ハンガーラックは、前後2列になっているものや、後ろが棚になっているものなどいろいろ。高さや幅も変えられるので、押し入れ内でサイズを調整することもOK。シャツやスカートなどしわになりやすいお洋服をたくさんお持ちの方、畳むよりかけたい派の方にオススメです。
ただ、前後の服が交錯するのが難点。ですが、奥をジャケットハンガー、手前をスラックスハンガーにすれば解消されますよ。
【押し入れ下段】衣装ケースに、畳んで立てて収納
押し入れの収納にオススメなのが天馬のFitsケース。押し入れやクローゼット収納に特化したサイズ展開が魅力です。
種類が多いので、収納するアイテムに合わせて深さを選ぶとスペースに無駄ができず効率的です。枠はアルミ補強されているので、かなり強度があり、なかなか壊れませんし、別売のキャスターをつければ、引き出しごと移動できてとっても便利。
●天馬のFitsケースはこちら
https://www.tenmacorp.co.jp/housewares/category/fits_case.html
【収納アイディア】細々とした靴下や小物には小物バスケット
中でも使いやすいのが、イノマタ化学のストックバスケットシリーズ。サイズ展開も豊富なので、引き出しのサイズに合わせて選んでみてください。
【収納アイディア】ざっくり収納、一時保管には大きめバスケット
大きなカバンや、ストール、ブランケットなどの収納にはバスケットがオススメ。片付ける時間がなかったり、頻繁に使うものは、いちいち元に戻すのが面倒だったりするので、そんなときに一時保管場所としてざっくり収納できるバスケットはとても便利です。
IKEAのPUDDAはフェルト生地なので、衣類がバスケット生地にひっかかることもなく安心です。使わない時は、ボタンを外して平たくたためるので、場所をとらずコンパクトに収納できますよ。優しいグレーでやわらかいデザインも、衣類の収納にピッタリです。
ニット帽やマフラーなど、直接肌に触れる小物は、通気性の良い状態で保管したいので、無印良品のステンレスバスケットに入れたりも。こちらは積み重ねることもできてとても便利です。場所を選ばずにどこでも使えるのでオススメですよ。
【収納アイディア】好きな高さで棚を作りたい人はジョイントラック
ジョイントラックは、ホームセンターには必ずといっていいほどありますよね。自分の好きなサイズで、組み合わせが自由にできるのが魅力的。棚の高さもその都度収納するものに合わせてフレキシブルに替えられます。
また、使わない時は解体しておけるので保管もしやすく、パーツの買い足しもすぐにできるので、別の場所で形を変えて使うときも便利です。
ジョイントラックの人気商品は?
ジョイントラックといえば、アイリスオーヤマのメタルラックシリーズ。価格もお手頃で人気ですよね。パーツや素材、カラーが充実しており、子ども部屋に合わせてPOPなカラーのラックを作ることもでき不動の人気を誇っています。
他にも、木製の板で組めばちょっとおしゃれなラックを作ることもできますよ。自由にカスタマイズできるのが高ポイント♪
【収納アイディア】ワイヤーネット
100円ショップにかならずあるワイヤーネット。壁を活用することで収納力をアップしてくれます。
ネットを壁にフックで固定し、S字フックを付ければ、あとはかけ放題です。アクセサリーやベルトなど細かいものなどの収納に適しています。吊るすことで、引き出しに入れるより場所も取らず、絡まることもありません。
まとめ
クローゼットがなくても「ハンガーラック」や「突っ張り棒」「衣装ケース」があれば、押し入れはたくさんの洋服を収納することができます。クローゼットとちがって、押し入れは奥行きがありますから、その奥行きを十分に活かしてスペースを余すことなく収納に使いましょう。
目線より下は引き出し。真ん中は吊るす。手の届かないところは重ねすぎないように要注意。
立てる、畳む、吊るすものをしっかりわけて、アイテムにあった収納方法を見つけてみてくださいね。