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2018年02月15日 16:50 更新

アパート入居時に際しての注意点は?気を付けるべき事や家賃の平均相場など

子どもが大学に進学するときなど、一人でアパート暮らしをするタイミング。その際にはいくつか注意しておくようにしましょう。入居時と退去時に気を付けたいことと、アパートの家賃相場を紹介します。これから一人暮らしをする子どもがいる家庭は要チェックです。

アパートに住む「前」と「後」で気をつける事は?

Lazy dummy

一人暮らしのためにアパートを借りたら、後々トラブルにならないよう入居前、入居中、退去の際に注意しておきたいことがあります。入居前にそれぞれの項目をチェックしておきましょう。

アパート入居前の注意点

アパートでは複数の世帯が1つの建物に居住しますから、ある程度のルールが存在しています。事前に確認しておくと、後々「ルールが守られていない」と苦情がくることはありません。一人暮らしのトラブルで多いのが騒音問題です。物を床に落としたときの音、人が歩く際の音、テレビや楽器などの騒音なども注意しましょう。

一人暮らしではゴミの出し方についても、事前に確認しておくことをおすすめします。なぜなら地域によってゴミ出しの曜日が異なり、資源ゴミの分け方など、細かなルールが決まっているからです。ルールを守らないと、周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。

アパート入居時の注意点

アパートに入居したら、賃貸でのトラブルを避けるために、建物の傷や汚れを詳しく確認しておきましょう。賃貸住宅で普通に住むうえでの汚れは大家さんが費用を負担しますが、入居者がメンテナンスを怠った傷や汚れは、入居者負担となるからです。掃除をしないで通常のハウスクリーニングでは落ちない汚れとなれば、壁紙やクッションフロアの交換で高額な費用がかかってしまいます。

入居して家具や荷物を入れる前に、デジカメで現状を撮影しておきましょう。問題があればメモを残しておき、退去時に高額な費用が発生しないようにしておきます。言葉で説明しても「あった」「なかった」となってしまうため、現状を証明できる画像を残すと安心です。

アパートを退去する際の注意点

退去時には入居者のメンテナンス不足による不具合がなければ、敷金はほぼ返ってきます。退去時のハウスクリーニング費用については入居者負担となっているケースもあるため、確認しておきましょう。一人暮らしだと大家さんの言い分が通ってしまい、思わぬ高額な費用がかかり敷金がほとんど返ってこないときもあるため注意が必要です。

入居者は退去時に原状回復する義務がありますが、住んでいるうえで生じる汚れなら大家さん側の負担です。入居者の過失で設備が壊れた場合、手入れ不足で生じた汚れや、結露を放置した際のカビにも注意してください。敷金トラブルにあわないためにも、退去時には自分で清掃をしておくと良いでしょう。

アパートの家賃相場は?

Lazy dummy

一人暮らしを始める際に気になるのが、アパートの家賃の相場でしょう。間取りや地域によっても価格が異なりますから、事前に確認しておくことをおすすめします。

間取りの料金相場は?

SUUMOの調査によると、20代の一人暮らしの家賃相場は、5~6万円台が半数近くあることがわかっています。家賃の相場は収入に対し30%が相場です。家賃が6万円であれば、月々の手取りが20万円は必要だといえるでしょう。手取りが15万円だとすると、家賃にかけられる費用は4.5万円しかありません。

間取りが1Rや1LDKなど一人暮らし用であれば、6万円以下でもアパートを借りることはできます。家賃相場の5~6万円台でも多数の物件を探すことが可能なので、チェックしてみましょう。

●SUUMO調べ「20代社会人シングル男女の一人暮らしデータ2017」
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_data/20single-2017/

家賃の高い県はやっぱり東京?

地域によっても家賃相場が異なります。東京のように人口が集中する地域では相場が高くなりやすく、需要に比べて供給が少ない地域では家賃相場が下がります。全国賃貸管理ビジネス協会で公開されているデータによると、家賃相場が最も高いのが東京都で7万1,352円です。

4万円台の家賃で済ませたい方は、大阪、京都、千葉、静岡、愛知、広島などを選ぶ必要があります。もっと安い家賃相場の地域も存在しており、群馬県は最も低く3万6,918円です。家賃相場が3万円台となるのが、群馬、山口、徳島、愛媛、高知、青森、秋田、山梨となっています。どの地域に住むかによっても、家賃相場は変わるでしょう。

家賃が高い地域1位の東京と、2位の神奈川を比較すると、1万5,000円程度も違いが見られているのです。東京都といっても地域によって多少の家賃相場は変わるため、首都圏での一人暮らしを予定の方は、地域ごとの家賃相場を比較しましょう。

●全国賃貸管理ビジネス協会ホームページ「全国家賃動向」2015年7月データ
http://www.pbn.jp/yachin/date/2015/07/

まとめ

一人暮らしはワクワクする気持ちがある一方で、慣れない生活でトラブルに巻き込まれる可能性もあります。賃貸契約や周辺住人との問題も考えられるため、事前に注意事項を確認しておきましょう。一人暮らしでは貯蓄も必要ですから、家賃が高くなり過ぎないよう注意しておいてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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