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2024年03月09日 06:16 更新

おもしろ自転車が驚くほど種類豊富! 親子で乗れば絆も深まる【川本サングリーンパーク】(埼玉・深谷市)

不思議な形や想定外の動きにワクワクする「おもしろ自転車」。いろんな種類に乗れたら楽しいですよね。そこでおすすめのスポットが、ユニーク自転車が多彩に揃う【川本サングリーンパーク】です。親子でコミュニケーションを取りながら乗れる自転車も多く、平日子どもとの時間を取れないワーママにぴったり。では、その全貌に迫りましょう!

家族で遊べるスポットが盛りだくさんの【川本サングリーンパーク】

埼玉県深谷市の【川本サングリーンパーク】は、太陽が降り注ぎ、緑いっぱいの森の中にある市立公園。
園内には、漕いで楽しい「おもしろ自転車(アトラクション名:変形自転車)」や、驚きの仕掛けが満載の「マジックハウス」、春になると桜のトンネルを走りぬける「さくら鉄道」、家族みんなで楽しめる「パターゴルフ」や「バーベキューコーナー」などがあり、週末は家族連れで賑わいます。
入園料・駐車料は無料。さらに各アトラクションが格安で楽しめるのも、大きな魅力です。

お隣にある「埼玉県農林公園」では、野菜や果物の収穫体験をしたり、木材工作にチャレンジしたり、本物のSLと同じように石炭を燃やしてパワフルに走る「ミニSL」に乗車したりできます。
あわせて楽しめば、1日たっぷり遊ぶことができますよ。

川本サングリーンパーク 基本DATA

■所在地:埼玉県深谷市本田5990
■TEL:048-583-5611 (9:00~17:00)
■営業時間
[通常]9:00~17:00
[夏季営業(7月1日~8月31日)]9:00~18:00
[冬季営業(11月1日~2月末)]9:00~16:00
 夏季、冬季で営業終了時間が異なりますのでご注意ください
 ※悪天候などにより、予告なく休園することがあります
■定休日:毎週火曜(火曜日が祝日の場合は開園し、翌平日が休園)、年末年始12月29日~1月3日
■料⾦
 ◎入園料 無料
 ◎変形自転車 
  小学生以上有料 30分200円
  延長料金 10分100円
  ※最終入場時間は閉園30分前
  ※未就学児は無料(高校生以上の保護者の付き添いが必要)、保護者1名につき未就学児の入場は2名まで
  ※付き添いの方の入場には利用券が必要
  ※サンダル履き及び素足の方は自転車の運転不可
 ◎パターゴルフ 
  大人(中学生以上)500円、子ども 300円
  ※コースに入場する場合は、プレイしない場合も入場券の購入が必要
 ◎マジックハウス
  入場料300円(3歳以上有料)
 ◎さくら鉄道
  1人1周200円(1歳以上有料)※小学3年生から運転ができます
 ◎ふあふあふっかちゃん
  1人10分200円 ※対象年齢:4~8歳、原則土日祝日のみの営業
 ◎農林公園 ミニSL
  1人1周200円(1歳以上有料) ※原則土日祝日のみの営業
  ※こちらのミニSLは、お隣「埼玉県農林公園」にあります
■アクセス
車での来園をおすすめします
[車の場合]
◎関越自動車道「嵐山小川IC」より約10分
◎関越自動車道「花園IC」より約20分
[電車+タクシーの場合]
◎秩父鉄道「武川駅」で下車し、タクシーで約10分
◎JR高崎線「深谷駅」で下車、南口よりタクシーで約30分
 ※コミュニティバス「くるリン」利用案内については公式HPからご確認ください
■駐⾞場:約100台分あり(無料)
■トイレ:あり
■⾷事:隣接の「埼玉県農林公園」内に、うどん屋、ピザ工房、ジェラート工房などあり
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※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。
【公式HP】▶川本サングリーンパーク

期待超え! 多種多様な「おもしろ自転車」に息子も大はしゃぎ

先日おもしろ自転車が楽しめるスポットとして、埼玉県深谷市にある格安遊園地「わんぱくランド」をご紹介しました。じつは、そこから車で約10分の同市内にある【川本サングリーンパーク】にも、おもしろ自転車が豊富に揃っているという情報をキャッチ。息子が喜びそうなので行ってみることにしました。

我が家が訪れたのは1月だったので、緑は少し寂しい感じでしたが、木々に囲まれた公園は清々しい空気に満ちていました。

おもしろ自転車(アトラクション名:変形自転車)の乗り場は、入場ゲートを抜けてすぐ右手。

さっそくチケットを購入して場内に入ると、ズラリと並んだ種類豊富なおもしろ自転車に圧倒されてしまいます。

おーっ、これは期待以上のラインナップです! 小学生以上は、30分200円で好きな自転車に乗り放題。未就学児は無料です。

家族みんなでいっしょに乗れる大型タイプは、めずらしい形がいっぱい。自転車の子ども乗せシートが取り付けられ、総勢5人で乗車できるものも
2人乗りが中心の中型タイプは、親子や兄弟、お友だちと楽しむのにぴったり!
1人乗りの小型タイプは、王道の動物モチーフのほか、子どもたちが喜びそうなデザインが豊富

これまで我が家が訪れたおもしろ自転車のスポットの中では、おそらく種類の多さはナンバーワン。しかも、初めて見る形がいっぱいです。「たくさんあるね! どれに乗ろう?」とハイテンションになる息子を見て、こちらまでテンションが上がりました。

最初に選んだのは、大型タイプからこちらの4人乗り自転車。

家族3人で乗り込み、いざ出発~! ペダルを漕ぐと横に進む、動きの楽しい自転車です。

この自転車の大きな魅力は、座席の向きが交互になっているので、家族で顔を向き合わせて座れるこのと。「わぁー、楽しい!」「キャー、ぶつかる~」などとワイワイ盛り上がるみんなの表情を見ながら運転を楽しめます。家族のコミュニケーションもバッチリ!

森の中にあるサイクリングコースは、1周400mと距離も長め。

コースを1周して戻ってくるまでは5分前後かかります

四季折々に表情を変える景色を楽しみながら運転できるのがいいですね。

コースは距離が長い上、ちょっとしたアップダウンもあって意外にハードですが、家族みんなで力を合わせて完走。みんなで同じ目標に向かって努力するのって、なんだかとっても楽しいですね。それを体感できるおもしろ自転車って、じつはとっても奥が深い乗り物なのかも……!?

続いてパパと乗車したのは、こちらの屋根つき自転車。

プライベート感たっぷりにサイクリングを楽しめるから、いつもとは違って新鮮のようです。

筆者が思わず笑ってしまったのは、黄色いワンコが横並びになったこちらの自転車。

このゆるーい感じがたまりません! でも見た目とは裏腹の猛スピードで筆者の前を通過していったので、あまり楽しむヒマがありませんでした。ざ、残念ー!

息子のいちばんのお気に入りは、バイクを模した青のカッコいい三輪自転車。

某有名バイクを彷彿とさせるハンドルがカッコいいですよね。ひと漕ぎでたくさん進み、走行性もバッチリだったようです。

1人乗り自転車には、男の子のハートに刺さるスポーティーなデザインの自転車も目立ちました。

まるでゴーカートのボディを取り外したような、低い目線でコースを走れるこちらの四輪の自転車は疾走感バツグン! 左右についた棒のようなハンドルは、押したり引いたりして操作します。そのハンドル操作が新鮮なようで、あえてジグザグ走行を楽しんでいました。

お次はF1ドライバーさながら! 背もたれつきのシートに、ほぼ寝そべって走る三輪自転車です。

木々といっしょに空まで見上げられるから、運転するのがとっても気持ちいいそうですよ。

ピンと立ったそのツノは、「深谷ねぎ」がモチーフ。深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」の自転車も!

深谷市に来たのなら、これに乗るのはマストですよね!

次々と新しい自転車に乗り換えて楽しむうちに、あっという間に利用時間の30分が経過。おもしろ自転車に乗りに行くたびに「30分って、こんなに短かったっけーーー?」と驚きます。
「まだ乗りたーい!」と息子が言うので、いったん退場して、パパと息子の2人分のチケットを買い直して再入場。トータル1時間のサイクリングを親子で満喫しました。

延長料金を支払っての延長も可能ですが、料金は10分100円。いったん退場して30分200円のチケットを買い直したほうがお得なので、我が家はそうしましたよ。

手ぶらでOK! 家族で気軽にのんびり楽しめるパターゴルフ

ゴルフボールをまっすぐ転がすための“パター”のみを用いる「パターゴルフ」。ルールが簡単で、ゴルフ未経験の人や子どもでもプレイできることから、観光地やレジャースポットなどでも大人気ですよね。
【川本サングリーンパーク】では、そんなパターゴルフも楽しめます。

パターゴルフはまったく未経験の我が家ですが、本格的なコースが楽しそうだなぁと思い、3人で初挑戦してみることにしました。

料金は、1ラウンド(全9ホール)で大人(中学生以上)500円、子ども300円。パターとボールのレンタル料金が込みのお値段となっています。手ぶらで楽しめて、手頃な価格が嬉しいですよね。

まずは、練習場で腕慣らし!

パターは、鉄製の本格的なものを使用します。いざトライしてみると、まっすぐ打つのって意外に難しいんですねー。カップの1mぐらいのところから狙っても、はずしてしまいがちです。

ゴルフと言えば、「いかに少ない打数でカップインさせるか」を競うスポーツ。それだけは知っていたので、家族みんなで「少ない打数」だけを意識し、さっそくコースに出ることにしました。

わーい! ゴルフデビューの瞬間です!! 

1つ目のコースはこちら。グリーンは丸っこい形で障害物もなく、初心者にもプレイしやすいコースです。
最初の狙いは良かった息子でしたが、あと少しのところでなかなかカップインせずに苦戦。第7打でようやく沈めることができましたー!

続いては、大きくカーブしたこちらのコース。
コースに立つと、すぐにパターを振る息子。パパと筆者もライン読みに時間をかけないタイプなので、ゲームはサクサクと進んでいきます。

自由気ままにプレイを楽しんでいると、いつの間にか息子のパッティングの腕前も上達。

少ない打数でカップインすると、こんな笑顔まで飛び出しました! 子どもの順応性ってすごいですよね。

コースは徐々に難易度が高くなり、終盤になると砂で満たされたあの「バンカー」も出てきます。

あちゃー、ついに入れてしまったかーと思って息子を見守っていると、意外にも2打目で脱出に成功。難易度が高すぎず、子どもでもクリアできる絶妙なつくりになっているのがいいですね。

全9ホールをプレイすると、「あー、楽しかった!」と満足気な息子。派手さはありませんが、家族でゆったりとした気分で遊べるのが良かったです!

埼玉県農林公園では本格的な「ミニSL」に乗車!

パターゴルフを終えると、ちょうどお腹も空いてきたので、飲食店のある埼玉県農林公園に向かいました。こちらの公園は、道路を挟んだ向かい側にあります。

我が家は、手打ちうどんの「咲楽屋(さくらや)」で昼食をいただきました。

打ち立ての麺はしっかりとコシがあり、ダシのきいた旨味たっぷりのつゆがよくしみておいしかったです。ほかにも石釜焼きピザやジェラート工房などもあり、お昼を持参しなくてもいいのが嬉しい限り。

昼食後に芝生広場で遊んでいると、すぐ横手を「ミニSL」が走っていました。「あれに乗ってみる?」と息子に聞くと、「うん、乗ってみるー!」と即答。

ということで、ミニSLの乗り場に来てみました!

こちらのミニSLは、昭和40年代半ばまで「川越線」や「八高線」で活躍していた9600型というSLの10分の1模型。

なんと本物の石炭を燃やして走るそうですよ。激レアですよね。

料金は、1人1周200円(1歳以上有料)。筆者も乗ってみたかったのですが、「パパと乗りたい!」と息子が言うので二人を見送りました。

いざ、出発進行~! ボディは小さいけれど、本物のSLさながらにモクモクと煙を上げて走る姿は迫力満点です。

線路の全長は約300m。林の中をぬうように走る列車は、冒険の世界に迷いんだ込んだようなワクワク感が楽しめます。
この日は日曜だったのですが、空いていたので貸し切りで楽しめたのも良かったです。

まとめ

共働きで仕事や家事に追われる毎日に、「子どもとの時間が取れない」「最近親子の会話も少ないかも……」と悩んでいる方も多いのでは。平日に時間を取るのが難しいのなら、休日にカバーするのはいかがでしょう。
そんな方にぜひ訪れてほしいのが【川本サングリーンパーク】です。とくにおもしろ自転車やパターゴルフは、親子の会話が弾んだり、目標達成に向けて励まし合ったり、密度の濃いコミュニケーションをとるチャンスがいっぱい。全力で遊びに付き合えば大人もどっと疲れますが、満たされたお子さんの笑顔が見られること間違いなしです。

入場ゲートのところに、「親と子 きずな深めるサングリーンパーク」とのキャッチコピーがありましたが、まさにその通りのスポット。
バーベキューも格安で楽しめるし、小学3年生からは園の目玉「さくら鉄道」の運転もできるので、ぜひまた家族で訪れてみたいと思います!

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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