マネー マネー
2024年01月30日 10:31 更新

若干2歳で株主デビュー! お年玉は貯金しておくだけじゃもったいない!?「ガンガン攻めの投資」をしているママに聞きました

何かとお金のかかる子育て。「今年こそ投資を始めて将来のお金を増やそう」と思っているママやパパは多いのではないでしょうか。そこでInstagramで投資などお金の使い方について発信し、23万フォロワーに支持されている「りりな」さんに、ポイントを聞きました!

「貯蓄よりも投資」派に!

(※画像はイメージです)
(※画像はイメージです)

きっかけは広告代理店で働いていた頃、スキルアップのために読んでいた雑誌で「つみたてNISA」と「iDeCo」の特集を読んだことでした。これはすごいのではないかと思い、まずは1万円のつみたてNISAからはじめました。

それからiDeCoもはじめ、本をいっぱい買って読んだり無料のマネーセミナーにたくさん参加したりして勉強し、今では日本株、米国株、ジュニアNISA、暗号通貨など様々な形で資産運用をしています。

実は夫は投資にまったく興味がないのですが、夫の口座でもつみたてNISAをしているので、結婚6年目の今ではかなり増えましたね。

銀行にお金を預けていても増えることはないので、「将来のための貯金」はほぼしていませんが、「生活防衛資金」という形で、もし何かあっても1年は暮らせるくらいの金額を確保しています。

息子の教育費としては、実はもう制度自体が終わってしまったのですが、ジュニアNISAをがっつりやりました。これは10年以上寝かせておける教育費だと思っています。

2歳で株主デビュー! お年玉にはこんな使い道がある

(※画像はイメージです)
(※画像はイメージです)

息子は2歳なのですが、去年のお正月にいただいたお年玉を使って、すでに株主デビューしています。証券口座って、0歳から開設できるんですよ。

SBI証券でも楽天証券でもできますが、私のおすすめはPayPay証券です。アプリがダントツで使いやすく、小学生でもわかりやすく操作できると思います。

でも一番いいところは、一律1,000円で株を購入できること。たとえば子どもたちが大好きなゲームの会社・任天堂の株価は8,000円前後ですが(※2024年1月26日現在)、1,000円分、つまり1株の8分の1を買って保有することができるんです。もちろん配当も8分の1になります。

もらったお年玉を何年も銀行に寝かせておくのはもったいないですから、どうせなら子どもが興味のある銘柄の株を買うのがいいですね。
1歳のお誕生日に「選び取りカード」で将来の職業を占うゲームをするのは定番ですが、私はこの「選び取りカード」を自作して、どこの会社の株を買うか息子に選んでもらいました。たとえば車の絵のカードなら「トヨタ」、ポテトの絵なら「マクドナルド」です。

子どもに伝えておきたいお金のこと

(※画像はイメージです)
(※画像はイメージです)

この「お年玉で投資デビュー」はInstagramでも反響が大きくて、フォロワーさんから「小学生の息子が『マイクラ好きだからマイクロソフトにするわ』と選んで株を購入しました」とDMで教えてもらいました。

お年玉とは別になりますが、先日、息子へのサプライズプレゼントとして息子名義の証券口座でオリエンタルランドの株を100株購入しました。というのも、100株保有していると3年後に株主優待でパークの入場チケットをもらうことができるから。

息子が6歳になったときに優待チケットが届いたら、親子であらためてお金の話をしたいです。今はその時期が来るのをとても楽しみにしています。

「金融教育」が大事だと言われるようになりましたが、息子が成人する頃には働くだけではお金を増やすことが難しくなっているでしょう。仕事はもちろん大切ですがそれだけじゃなく、プラスアルファでお金を増やす方法があると知っておいてほしいんです。

「新NISA」はやった方がいい?

(※画像はイメージです)
(※画像はイメージです)

さて、これから投資をはじめたいなら、「新NISA」のつみたて一択だと思います。通常、投資で得た利益には税金がかかりますが、NISAの場合は非課税枠があり、しかも新NISAでは非課税期間が無期限になりました。利用しない手はありません。最初に口座を開いて設定すればあとは放っておけるので、手間いらずです。

ただし、どんな投資であってもリスクはつきものであるということは、知っておかなければいけません。誰でも最初は元本割れを経験するのではないでしょうか。元本割れしてもすぐにやめてしまわず、長期的な視野を持つことが大切です。

また、お子さんの教育費など、10年以内に使いたいお金を新NISAだけで作ろうとするのはリスキーかもしれません。

10年という期間だと、取り崩したいと思ったタイミングでもし株価が暴落している可能性もあります。最悪の場合、必要な時に元本割れをしてしまうかもしれません。また、短期的な目線になってしまい、お金の増減に一喜一憂してしまうでしょう。

教育費として使う未来が決まっているのであれば、現金で確保しつつも+@投資で少し運用しておくという両輪がいいでしょう!

銀行に預けるよりも「お金に働いてもらう」と考える

(※画像はイメージです)
(※画像はイメージです)

新NISAの運用期間は10年以上が理想ですが、もしそこまで待てないのであれば、固定利回り投資の「ファンズ」がおすすめ。私も分散投資先に取り入れています。

ファンズはいわゆるクラウドファンディングで、「事業用資金を集めたい企業」と「投資してお金を増やしたい人」をつなげるマッチングサービスのようなシステムです。投資の期間と利回りがあらかじめ決まっていて、期間は短いもので3ヶ月、長いと2年くらい。銀行に預けるよりも高い利息を受け取れることが魅力です。

投資した企業が倒産してしまった場合はお金が戻りませんが、多くは上場企業で審査も厳しいので、その点では安心感があります。ただしその分、利回りは決して大きいとは言えないのですが、銀行に預けても利息が0.001%という時代に、少なくても1%、大きければ2.5%~3%の利息が見込めるのはうれしいんです。1円から投資できますし、5000円とか1万円でも、貯金として寝かせておくよりはファンズで投資した方がお得だなと私は思っています。

せっかく貯めたお金も銀行に預けておくだけではもったいないと思うんです。もちろん生活費まで投資に回してしまったら本末転倒ですが、長期間預けておく予定のお金があるのなら、投資に回して「お金に働いてもらう」と考えてみてはいかがでしょうか。

(取材・構成=今川佳奈)

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-