住まい 住まい
2018年12月24日 12:40 更新

産後に車は必要、不要?必要な方の車選びのポイントとは

出産後、赤ちゃんとお出かけしたり買い物に行くとき、車があるといいなと思うものの、購入の際にかかる費用や維持費などを考えると悩みますよね。具体的なメリットやデメリットを見ながら、車の必要性や選び方についてみていきましょう。

出産後の車の必要性

Lazy dummy

車を生活の必需品と考えるかそうでないかは、住んでいる環境や価値観によってそれぞれだと思います。育児をしていくなかで車があった方がよいと思う場面はたくさんあるでしょう。一方、税金や維持費のことを考えると、自家用車をもっていることが負担になっていると感じるときもありますよね。自家用車のメリット・デメリットを改めて見直すことでよりよい暮らしにしていきたいですね。

育児中に自家用車をもつメリット

■気軽にお出かけができる

車がないと、”荷物を減らさなきゃ”とか”移動が大変で疲れちゃう”とか、”ベビーカーは邪魔になるかな”などあれこれと考えて移動しなければなりません。また、電車やバスの時間に合わせて行動と言う場合も多々出てきます。その点、車があれば荷物の量を気にすることなく、好きな時間に出発して好きな時間に帰宅することができるのです。

■行動範囲が広がる

電車や自転車、歩きだと行き先の交通アクセスによっては、小さい子供を連れての移動はちょっと無理かも……とあきらめてしまうような場所へもラクラク移動。ちょっと遠出もプランを立てずに思いつきで行動できるのも自家用車があるからこそです。いろいろなものを見せてあげたい、体験させてあげたいという気持ちが実行に移せるのでしょう。

■天候に左右されない

雨が降れば、お出かけの準備が大変になりますよね。暑さ・寒さ対策もいろいろと考えなければならないですが、車なら天候や気温に左右されることなく気軽に出かけることができるのもメリットと感じているママは多いのではないでしょうか。

食べ物や飲み物を持っていく場合も、保冷・保温する手間も車ならあまりかからず、不安も軽減されるでしょう。さらに水分補給のための水分量やミルクの用意も十分に準備ができるのも心強いですね。

■交通費が割安になる場合も

行く先や条件によっては、車での移動のほうが安く済む場合があります。電車代、バス代、タクシー代など実費を考えると、ガソリンダンや有料道路代、駐車場代金と比較しても車移動のほうが安い場合が少なくないでしょう。

■好きな映画や音楽を共有できる

車で移動中、好きな映画を観たり、お気に入りの音楽を聴くことができますよね。ふだん、あまり子供と接する機会が少ないパパも子供の好きなものを知るチャンスになり、好きな映画について話をしたり、一緒に歌を歌ったり……。車内だからこそ深められるコミュニケーション方法で、よりよい親子の関係性が期待できるかもしれません。

育児中に自家用車をもつデメリット

■退屈しのぎのための準備

あまり自由にならないチャイルドシートに座るため、退屈してしまい不機嫌になる子も少なくないようです。そんなときのために、ママたちは子供の好きなぬいぐるみやおもちゃ、DVDなどを準備しておかなければならないことがあります。

■車酔い

小さな子供は平衡感覚が未発達と言われているため、車に酔いやすく、車に乗るのを嫌う子もいるかもしれません。敏感な子供にしかわからない恐怖心を理解してあげることが大切です。車に酔わないよう、ドライブが楽しめるよう、いろいろな工夫をして乗り越えられるとよいですね。

産後の生活に車が必要か考えるときのポイント

Lazy dummy

ママは本当に運転する?

車の免許は持っているものの、ペーパードライバーというママや、車の運転に自信がないという方、またこれから免許を取得したいと思っているママもいらっしゃるでしょう。パパが運転できるとお任せと言う方も多いかもしれませんが、平日のお出かけ、子供の送り迎えや病院へ連れて行くときなど、パパ不在時にはママが運転するというケースも少なくないと思います。

いざというときのためにもふだんからのトレーニングが大切です。パパに同乗してもらいながら、運転になれてみてはいかがでしょうか。

どうしても不向きという方は、安全のためにも無理をせず運転を断念するという選択もありかもしれませんね。

都内ならかえって電車の方が動きやすいことも

東京都内であれば、車移動じゃないほうが気楽という場合もあります。

「交通量が多いので、ぶつけたり事故を起こすのが怖い」
「駐車場を探すのが大変」

……などの理由から数分おきにやってくる電車移動を選ぶ方も多いようです。どこの駅にエレベーターがあって利用しやすいなどあらかじめ知っておくとさらに動きやすいかもしれませんね。

いざとなったらカーシェアもできる

車の維持費が負担と感じる方やレンタカーの手続きが面倒という方には、”カーシェアリング”がおすすめです。入会をしておけば、自宅近くの駐車場にある専用の車をネット予約し、いつでも乗れるというシステムです(※各社サービス・システム内容は異なるのでご確認ください)。レンタカーよりも自由に乗れて、店舗での手続きも不要という手軽さが人気のようです。

●オリックスカーシェア公式サイト
https://www.orix-carshare.com/

●タイムズ カー プラス公式サイト
https://plus.timescar.jp/

やっぱり欲しい!育児中の車選びのポイント

Lazy dummy

ママが運転できる車か

ママが運転しやすい車の特徴は、主にこちらでしょう。

・小回りが利く――狭い道路や駐車場でも安心。コンパクトなサイズと小回りが利くのはママたちに安心感を与えてくれるようです。

・安全装置搭載――最近の車は人やものに近づいたとき、警告音がなるようにセンサーが搭載されていたり自動ブレーキ搭載されているものが多くなっているようです。子供を乗せながら運転というと、焦ってしまい事故につながるケースもあるので、車選びのポイントになるでしょう。

・バッグモニター機能――特に駐車する際に、便利。目視しづらい車の周りや後ろをカメラで映し出してくれるから安心ですよね。落ち着いた状態で、前後左右の確認がしやすくなります。

ベビーカーを積める広さ

ベビーカーはお出かけに必須アイテムです。荷物を積むとベビーカーを積めるスペースがなくなってしまう車は、育児中のファミリーには合わないと言えそうです。チャイルドシートはもちろん、ベビーカーまで詰める広さの車種を選ぶとよいでしょう。

子供を抱っこしながらでも乗りやすいか

子育て世代にとって、子供を抱っこしながらでも車に乗りやすいかどうかというのは、とても大きなポイントのようです。ドアを開ける際スライドドアで完全にオープンできれば、手を煩わせることなくチャイルドシートにも子供を座らせることができるでしょう。間口が広ければ広いほど便利かもしれませんね。

燃費・維持費もチェック

燃費や維持費は車の大きさ(種類)などによって違いが出てきます。

・ガソリン代
・駐車場代
・保険料(自賠責保険料/任意保険料)
・車検代
・自動車税
・重量税
・メンテナンス代・修理代

などが自家用車にかかってきます。それぞれの費用がどれくらいかかるのか、シミュレーションしながらいろいろな車種を比較しておくと、車選びの際に参考にできると思います。

子育てファミリーにおすすめの車

Lazy dummy

軽自動車

普通車に比べ、燃費や維持費が抑えられて家計にやさしい軽自動車は、ママでも運転しやすいのが魅力です。ホンダの「N-BOX」やダイハツの「タント」がおすすめです。スライドドアや高さ・広さがある車内空間などが人気の要素。ただし、子供二人+大人二人になると、スペース的にちょっときつさを感じてしまうかもしれませんので、長く乗ろうと考えている場合は、少し大きめの車と比較検討したほうがよさそうです。

●ホンダ公式サイト「N-BOX」
https://www.honda.co.jp/Nbox/

●ダイハツ公式サイト「タント」
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/index.htm

ミニバン

ミニバンとはそもそもバン(貨物車)タイプに比べるとサイズがやや小さいことから呼ばれることが多く、明確な定義や規格というのはないようです。一般的には、車内に3列シート(6名以上の定員)があり、セダンタイプよりもボンネットが短く、車高が高い車種を指しています。車内空間が広いホンダの「フリード」や高級感をコンセプトにしたトヨタの「エスクァイア」、ママたちに人気の日産「セレナ」などがおすすめですが、全体的にミニバンは種類が多く選択肢も広いので、ご家庭に合う車種を見つけやすいクラスかもしれません。

●ホンダ公式サイト「フリード」
https://www.honda.co.jp/FREED/

●トヨタ公式サイト「エスクァイア」
https://toyota.jp/esquire/

●日産公式サイト「セレナ」
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html

Lサイズミニバン

ミニバンの中でもひときわ大きいサイズなのがLサイズになります。車内の広々空間、装備のグレードの高さには定評があり、チャイルドシートを2台乗せても余裕のスペースや長時間のドライブも快適という点から子育てファミリーにおすすめの車種と言えるでしょう。日産「エルグランド」とトヨタの「アルファード」は、どちらも高級感を味わえる人気のミニバンです。

●日産公式サイト「エルグランド」
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand.html

●トヨタ公式サイト「アルファード」
https://toyota.jp/alphard/

suv

スポーツ(Sports)・ユーティリティ(Utility)・ビークル(Vehicle)を略してsuvと呼ばれていますが要は「スポーツ用多目的車」のこと。タイヤは大きく車高が高めなのが特徴です。コンパクトサイズもあるので、こちらも幅広い選択肢があるでしょう。人気なのはミドルクラスの日産「エクストレイル」。質の高いシステムを導入しながらも、街乗りに最適なサイズ感がおすすめです。ほかにはスバルの「フォレスター」は高級なインテリアとオーディオで音楽やDVDが楽しめそうですね。おしゃれなsuvとしてトヨタの「ハリアー」は長年販売台数が多く、デザイン・機能ともに安心して乗れる車種になるでしょう。

●日産公式サイト「エクストレイル」
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html

●スバル公式サイト「フォレスター」
https://www.subaru.jp/forester/forester/

●トヨタ公式サイト「ハリアー」
https://toyota.jp/harrier/

まとめ

車を所有するということは、それなりに維持費やメンテナンス代がかかるので、家計の負担は少なくないかもしれませんが、実際所有していると、移動のラクさや便利さ、行動範囲の広がりなど自家用車にはメリットがたくさん見つかります。車の必要性をご家庭で検討し、納得できる車選びができるとよいですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-