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2023年07月29日 07:11 更新

相次ぐ水難事故。万が一のときの救助に使えるものは?

川や海でのレジャーを楽しむ人が多くなるこの季節。残念なことに水難事故の件数も増えてきています。事前に水難事故における救助方法を知っておくと万が一の際の備えになります。警視庁のX(ツイッター)から水難事故の救助方法を4つご紹介します。

水難事故の4割以上が死亡または行方不明に

(※画像はイメージです)

子どもたちは夏休み。全国的に真夏日となる日も多くなり、川や海でのレジャーに出かけるご家庭も増えてきたのではないでしょうか? 家族みんなでのレジャーはとても楽しいですよね。

一方で毎年、水難事故によって多くの方々が命をおとしているのも事実です。警察庁生活安全局生活安全企画課の「令和4年における水難の概況」によると、以下の通り多くの水難事故が発生しています。[*1]

<令和4年の水難>
✅発生件数:1,346件(うち中学生以下:104件)
✅水難者:1,640人(うち中学生以下:198人)
✅死者・行方不明者:727人(うち中学生以下:26人)
-中学生以下の死者・行方不明者:半数以上が「河川」における事故

出典: https://www.npa.go.jp

水難者の4割以上が死亡もしくは行方不明になっていることがわかります。

水難事故の「事前対策」と「事後対策」

今年の夏もすでに水難事故が相次いで発生しており、警視庁はX(ツイッター)でも注意喚起を行っています。

全国的に気温が上昇した16、17日、海や川での #水難事故 が相次ぎ発生。危険箇所、立入禁止区域には近づくな!悪天候・体調不良・飲酒時は遊泳厳禁!小さな子供は必ず保護者が監視!水辺では必ずライフジャケットの着用を!緊急時は迷わず110番・119番!夏休み直前、確認してください。-警視庁警備部災害対策課

危ない場所に近づかないこと、ライフジャケットを着用させるなど事前の水難事故対策をすることはもちろんもっとも重要です。

一方で、水難事故が起きてしまった時の対応についても紹介されています。

釣りで川に遊びにきている場合は釣竿や棒が、BBQで川や海に遊びにきている場合はペットボトルやクーラーボックスが身近にあることが多いと思います。警視庁のTwitterでは、これらを利用した救助方法を伝えています。

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溺れた人を見つけたら……

対策を知っていても、いざ目で溺れている人を見かけたら冷静に対応できないかもしれません。しかし、すぐに泳いで助けにいくことは大きなリスクを伴います。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構のホームページでは「川でおぼれた人を助けるには」と題して、以下の心構えが必要であると呼びかけています。

<溺れた人を助けるには>
✅助ける側もまず落ち着くこと。
✅すぐに助けに飛び込まない。
✅助ける方法がないかを考える。

水難事故の「事前対策」と「事後対策」そして心がまえを念頭に、楽しいレジャーを過ごしましょう。

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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