【千葉県の農業体験】子どもが夢中に♪「まなびファーム」で夏野菜収穫！

今回お世話になったのは、東京から車で約1時間ほどの千葉県九十九里エリアにある「まなびファーム」さん。

実は5月に、田植えでまなびファームを訪れた我が家。

その際、9月の稲刈り前に、稲の成長過程を途中で子どもに見せたいと相談したところ……

・稲の成長過程を見るなら7月頭ころがちょうどよい
・その時期なら夏野菜の収穫体験もできる

と、夏に野菜の収穫体験もできることを知り……7月上旬に再び来訪！ 夏野菜の収穫をしてきました。

ナスの花ってどんな形？ オクラってどう実るの？ 子どもと一緒に見て、親も一緒に学んだ夏野菜収穫体験をレポートします。

夏野菜を収穫する畑に到着すると、まず渡されるのは大人の人数分の剪定ばさみ。切れ味が鋭いはさみとなりますので、残念ながら子どもは持つことができません。

子どもは収穫する野菜を持ち、果梗（実と茎を繋いでいる細い部分）を大人が切って収穫作業を行います。

「ここにあるよ！」
「これがおっきい～！」

息子は野菜探しに夢中！ 葉をかき分けて、次々と実を見つけていきます。

そんな中、親子ともにビックリしたお野菜が！

このお花、なんの花かわかりますか？

実はこれ、オクラの花なんです。

夏らしい爽やかな薄黄色で、大きめの花びらが特徴となっています。野菜の花とは思えないほど、華やかな雰囲気がありますね。

そして衝撃的だったのが、実のなり方！

なんとオクラは、先ほどの花の根本部分（子房）が上に向かって伸び、実になるのです！ 実というのは下に垂れ下がるものとばかり思っていたので、上に向かって成長し実をつける野菜があるということに衝撃を受けました。

息子はオクラが大好きで、夏は必ずスーパーで購入している我が家。

「オクラってこうやって実をつけるんだね！」

と、親子でともに学んだ瞬間でした。

次はナス！

同じ苗の中でも、花がついているもの、花はしぼんで実をつけはじめているもの、大きく実っている物、大きくなりすぎているもの……。さまざまな成育段階を見ながら、収穫していきました。

極力農薬を使用しない環境で育てているので、中には虫に食べられてしまっているものもありました。しかし、その分、収穫した野菜を私たちも安心して食べることができます。

また、自然の中で育てているので、成長中も風で揺れてしまうナスは葉に当たったり、実同士がぶつかることで、どうしても傷がついてしまうのだそう。スーパーで売られているキレイなナスは、風の影響を受けないハウス内で育てているものなのだそうです。

そんな豆知識を教えていただいていたところ……

「イタっ！」

ナスのヘタの部分に触れてしまった息子が大きな声を出します！ ヘタにはトゲがあり、採れたてのナスはこの部分がチクチクするんです。トゲが鋭いのは新鮮な証拠！

ヘタのトゲの感触が新鮮だったのか、その後もあえて触りにいって「いたい（笑）」と言っていました～。

なお、5月の田植え時に「稲の成長過程を見るなら7月頭がいい」と担当の人が言ったのは、理由がありました。

この時期に穂が出て（出穂）、稲の花が咲きはじめるです。

稲の花は本当に小さくて、およそ1mmあるかないか……。そのあまりの小ささに、親子ともども再びびっくり！ 最初はなかなか見つけることができませんでした。

この小さな花が、やがてお米になっていくんですね。

どのように実がなるのか、どの大きさの野菜なら収穫できるのか、親子で話しながら収穫していきました。

なにより、収穫作業そのものがとっても楽しい！

家に帰って調理した際にも「これは僕が採った野菜かな？」「これは大きかったよね」など、さまざまな会話をしながら、収穫した野菜を夕食でいただきました。

親子の楽しい思い出もできる夏野菜の収穫体験。「まなびファーム」では、夏野菜の収穫体験以外にも、ブルーベリー狩りなど年間を通してさまざまなプログラムを行っています。

我が家は、秋にも稲刈りに行く予定です。興味のあるプログラムがあったら、ぜひ参加してみてくださいね。

（写真・文：今淵 睦、編集：マイナビ子育て編集部）