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2022年10月22日 06:48 更新

思春期中の「親との会話【頻度】」ってどれぐらい?高校1年生に調査・結果

子どもが成長するにつれ、親子の会話が減ったと感じる親御さんは多いのではないでしょうか。「我が家の親子関係が悪いのだろうか」「ほかの家庭ではどうなのだろうか」と不安になる人もいるかもしれません。そこで今回は、高校1年生を対象に、親との会話について聞いたアンケート結果をご紹介します。

高校1年生が親と会話する内容・頻度

毎日の子どもとの会話、癒されますよね。
ただ、子どもが思春期に入ったとたん会話が激減した…なんて話もよく聞くもの。
実際のところ、中高生になるとどのくらい親と会話しているものなのでしょうか。

文部科学省では、全国の高校1年生に相当する子どもとその保護者を対象に「家庭や学校における生活や意識等に関する調査」を実施。
家庭環境、学力、将来などに関したアンケートをとり、結果をまとめています。

その中には、親との会話について尋ねたアンケートも。結果は以下のとおりです。

母親との会話の内容と頻度

アンケートでは、母親と父親、それぞれとの会話について質問。

①学校でのできごと②友だちのこと③将来や進路のこと④勉強や成績のこと⑤社会のできごとの5項目に分け、会話の頻度の結果が示されています。

母親との会話についてまとめたアンケート結果では、学校でのできごとを話す機会がもっとも多く、「よくする」が46.1%。「ときどきする」が33.9%。8割の高校1年生が、母親と学校でのできごとについて会話していることがわかりました。
学校の話の流れか、友だちや成績について会話も頻度少なくないようです。

全体的には①~⑤すべての項目で「会話する(「よくする」「ときどきする」の合算、以下同)」の割合が50%を超える結果となりました。

父親との会話の内容と頻度

続いては、父親との会話の内容と頻度を示したアンケート結果です。

母親では会話の内容に頻度の差が見られたものの、父親では会話の内容ごとで頻度に有意な差は見られませんでした。

全体的に「会話する」の回答が50%に満たず、母親よりも会話の機会が少ないことがわかります。
また、母親ではわずかだった「無回答」が1割近くあるのも特徴的といえそうです。

今回のアンケート結果は、あくまで学校のできごとや友だちのことなど、①~⑤の内容に限定されたものになります。
趣味や家族・ペットのことなど、会話内容によってはまた結果も違ってくるかもしれませんね。

<調査概要>
調査対象::全国に居住する高校1年生に相当する年齢の者(平成10年4月2日から平成11年4月1日生まれまで)2,000人
有効回答数:976
調査期間:平成26年8月29日~10月10日
調査方法 :郵送法
調査地域 :全国
調査実施会社 :一般社団法人 中央調査社

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