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2021年05月10日 08:00 更新

シンク下の使い勝手が悪い……。おさえるべき4つのポイントで見直しを!

キッチン収納の中でも、使いこなすのが難しい場所のひとつが「開き扉タイプのシンク下」。毎日使う場所だからこそ、楽に出し入れができると作業効率もアップしますよね。シンク下収納の使い勝手が悪いと感じている方必見! 使いやすい収納を作るための4つのポイントについてご紹介します。

こんにちは。4人の子どもと暮らすライフオーガナイザーの中矢くみこです。

キッチンのシンク下の収納は、料理をする動線としてはアクセスが抜群で使い勝手のいい場所です。ただ、昔ながらの開き扉タイプの収納の場合は、配管を避けながら空間を使いこなすのが難しい場所でもあるんですよね。今回は、開き扉タイプのシンク下収納を使いこなすポイントについてご紹介いたします。

キッチンカウンター収納

シンク下に収納すると便利なものとは?

キッチンは毎日使う場所だけに、何をどこに収納するかによって、快適さは大きく変わってきます。そこでまずは、現在収納しているものが「今の暮らしに必要かどうか?」という視点で、シンク下に収納しているものをチェックしてみましょう。ポイントは2つ。

①この1週間・1ヶ月で使ったかどうか?
②カテゴリーごとではなくひとつひとつを見ること

①この1週間・1ヶ月で使ったかどうか?

Lazy dummy

キッチンの中でも作業台に近いシンク下収納には、毎日のように使うものを収納しておくことで、作業のしやすさ、片づけやすさがグっとよくなります。

そこで収納を見直すときには、「使う頻度が高い1軍アイテム以外ものに占領されていないか?」をチェック! 使用頻度が低いものは別の場所に移動します。

②カテゴリーごとではなくひとつひとつを見ること

Lazy dummy

開き扉タイプのシンク下に収納されているもので多いのが、鍋やボール、洗剤など。使う頻度に関わらず「鍋はこの場所」「ボールは全部ひとまとめにしてこの場所」など、カテゴリーごとに収納しがちです。同じカテゴリーのアイテムでも、毎日使うものもあれば、1年に1回しか使わないものなど、使用頻度が混在していませんか?

カテゴリーごとのほうが分かりやすいものもありますが、使用頻度が低くて別の場所にあっても困らないものがあれば、移動を検討してみましょう。

意図的に収納! 使う頻度を上げたいアイテム

いま収納しているものを見直していくと「別の場所でもいいもの」「手放してもいいもの」など、シンク下に収納するものの数が減ることも多いんです。もしスペースが空いたなら「なんとなく置いとこうかな」というアイテムを戻すのではなく、「本当は使いたいんだけど、出し入れが面倒で使えていないな……」というアイテムを新たに収納することも考えてみてください。それに合わせて、関連するものも収納していきます。

シンク下オープン収納

わが家で「使いたいけど使うのが面倒なアイテム」だったのはホームベーカリー。家時間が長くなり、出番を増やしたいとシンク下に移動しました。もともと収納していたもので、あまり使っていないものを他の場所に移動してスペースを確保しました。

もっと出番を増やしたいものは、使い勝手のいい場所に移動することで使う頻度を増やせますよ。

思い込みを外して収納するものを選んでみる

育ってきた環境などで、「シンク下に収納するものは、こういうもの」と思い込みを持っている方が多いのもシンク下収納です。このような配置の場合は、食器を出し入れするのに、移動距離が長くなります。

壁面キッチンのレイアウトと食器棚の動線

もし「時間がかかるな……」「出し入れが面倒だな……」と感じているなら、普段使いのお皿だけでも、シンク下に収納してみるのも手。洗って乾かした食器を、その場から動かずにしまえます。配管があって奥行きが深く取れない場所なら、棚やボックスを活用します。奥行きが深い場所なら、引出しなどを使って収納すると、奥まで効率よく活用ができますよ。

収納方法を探すときはアクション数を意識

インターネットで「シンク下 収納」と検索すると、たくさんの収納方法を検索することができます。できるだけ楽に出し入れをしたいなら、その収納方法を取り入れたときに、何アクション必要になるのかを数えてみましょう。

扉タイプのシンク下収納は、最初に「扉を開ける」で1アクション。さらに、低い場所のものを出し入れするときは「屈む」ことで1アクション増えてしまいます。

シンク下収納のものを取り出す

できるだけ楽に出し入れをするなら、扉を開けたらさっと取れるなど出しっ放し収納もおすすめです。出しっ放し収納をするには、扉の裏収納グッズを使って収納したり、ボックスなどに引っ掛ける収納もおすすめですよ。

無印良品ポリプロピレンストッカーに排水ネットを収納

小さいお子さんには、キッチンは危険な場所。「扉を頻繁に開け閉めするのは避けたい」「長時間開けた状態だと中のものを触られるから、さっと出し入れしたい」と思われる方は多いのではないでしょうか? そういう点でも、アクション数の少ない収納にしておくことは大切ですね。

たとえば、わが家では、子供に触られたくない洗剤のストック類は、無印良品の「ポリプロピレンストッカー」に収納しています。

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アクション数で言うと

①扉を開ける
②屈む
③引出しを開ける
④出す
⑤戻す
⑥引出しを閉める
⑦扉を閉める

と、出し入れするのに7つのアクションが必要です。ただ、出し入れをする頻度もそう高くないので、面倒には感じません。

こちらのPPストッカーはシンク下で使いやすい収納グッズのひとつですが、その理由として、奥行きめいいっぱいまで収納しても、引き出せば上から一覧できること。「あれ? こんなのあったんだ……」ということも防ぎやすいんです。

まとめ

シンク下オープン収納

キッチンの使い勝手の良さを左右するシンク下収納。子どもの成長や仕事復帰のタイミングなど、暮らしが変化していく中で、ときどき見直すことで使い勝手は格段によくなります。30分でも時間をとって、定期的に見直してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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