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2024年04月17日 11:18 更新

約9割が「選べるなら【専業主婦の奥さんを持つ上司】より【共働きの上司】を希望」、その裏側にはどんな思いが?

WonderSpaceは、ハウツーと共同運営している「HOW TO MARRY(ハウツーマリー)」にて、「もし選べるとしたら【奥さんが専業主婦の上司】か【共働きの上司】どちらが良いか」「専業主婦の奥さんを持つ男性の発言に対して違和感を覚えたことがあったか」というアンケート調査を実施しました。

圧倒的多数を獲得した「上司には共働きでいてほしい」、その理由は?

今回、ハウツーマリーは、働き盛りと言われる20歳〜40歳の100名を対象に、以下のアンケートを取っています。

・「専業主婦の奥さんを持つ男性の発言に対して違和感を覚えたことがあったか」
・「もし選べるとしたら【奥さんが専業主婦の上司】か【共働きの上司】どちらが良いか」

「共働きの上司」の方が「奥さんが専業主婦の上司」より良いは約9割!

「もし選べるとしたら【奥さんが専業主婦の上司】か【共働きの上司】どちらが良いか」

アンケートでは、「もし選べるとしたら【奥さんが専業主婦の上司】か【共働きの上司】どちらが良いか」選んでもらいました。

結果は「共働きの上司」の方が良いと考えた人は全体の88%にのぼり、「奥さんが専業主婦の上司」を希望する人数に大きく差をつけました。

(1)「共働きの上司が良い」と希望する理由の抜粋

・独身・既婚問わず、働く女性に対する理解がありそうなので共働きの奥さんのがいる人が良いです。
・あくまで自分の経験上だが、妻が専業主婦の家庭は、夫が「女は家事をするもの」といった刷り込みがあると感じる。子どもの急病で帰らないといけない、などの理解がないと感じたことがある。
・むしろ奥さんが高収入や安定した職業であれば、女性を軽視する事が減って欲しい願望があります。
・奥さんが専業主婦の人は自分の生活が自分以外の人のおかげで成り立っていると知らないことが多いから。
・自分で家事はしていなくとも、働きながら家事をしている大変さをそばで見ている人でないと、口で男女平等といくら言っていても実際は分かっていない人が多いです。女性が仕事をしながら家庭も回していくという姿を、想像だけではなく身近で目の当たりにしている人でないと、本当の意味で上司と部下の相互理解は難しいと思うからです。

やはり、働く女性や家事の大変さなどに共感してもらえそうという観点から、「共働きの方が良い」との声が大きかったです。また、女性からだけでなく男性からも「共働きの上司が良い」という意見が多い結果となりました。

(2)「奥さんが専業主婦の上司が良い」理由の抜粋

・上司の共働きの奥さまと自分を比べられたくない、同じ土俵に立ちたくないので
・特にこだわりはないが、上司が仕事をする上では奥さんが専業主婦の方が、仕事に集中して打ち込めるとは思う。 子どもの体調不良や病院なども奥さんの仕事として任せられるため。
・奥さんが共働きだと、共働きでいることが当たり前と感じている上司より、奥さんが専業主婦の上司の方が、共働きで働いている私のことを、それだけで偉いと感じてくれそうだからです。

専業主婦の奥さんを持つ人からの発言で感じた違和感は?

専業主婦の奥さんを持つ人からの発言で感じた違和感は?

専業主婦の奥さんを持つ人(父、職場の上司、友人等)からの発言で感じた違和感は?との質問でも多くの実体験を回答が寄せられました。上記は、多かった順に内容をまとめた表となります。

各々の理由として上がっていた意見を紹介しています。

(1位)家事は妻がするものという固定概念がある

・「うちは奥さんに全て任せている」という発言が気になることがあります。
・専業主婦は家政婦ではないのに、家事をするのは妻の役割だと強く言う男性先輩。子どもの病院の引率で仕事を定時であがる同僚にも陰で文句。今は、共働きの家庭が多く、明らかに10年前、それより前とは時代が変わったと思いますが、その変化に気づかない世代もいるのでしょう、育児分担、家事分担に理解がない上司がいます。分担することは妻の尻に敷かれているという考えの上司もいます。
・上司との雑談をしてる時に「女の人は家事も仕事もして大変だよね」と言われました。

(2位)家事の大変さを理解しない

・「好きな時間に寝れて良いよな」と言っているのを聞いて、家事の大変さを分かっていないと思いました。
・「妻は仕事してないで家にいます」という発言は違和感を感じます。収入を得る仕事でなければ「何もしていない」「働いていない」と言われるが、家事や育児が仕事ではないのでしょうかと思う。専業主婦の大変さを知らない人が多過ぎる。
・育休を取る人に「家にいる人にさせればいいのに」と上司が言った。普通にアウトだと思う。
・職場の上司が、「子育てに関わってきていないから、家庭と仕事を両立することの何がそんなに難しいのか理解できない」と発言していて、 思わず引きました。

(3位)子育てへの大変さや労力への無知

・上司の奥さんは専業主婦。そのため、子育ては母親がするものという認識が強いようで、「お子さん今おいくつでしたっけ?」に対し「子どもの年齢なんかわからない、子どもをちゃんと育て上げるのは基本妻の仕事。子どものことなんか考えてたら仕事、出世できない。僕は給与持って帰ってるだけで感謝されないと困る」などと発言。雰囲気が悪くなりました。女性活躍が推進されても、このタイプの上司がいる限り、女性には仕事が期待されていないのだろうと思うと事実上出世は無理だなと思ってしまいました。
・職場の上司から、子どもなんてほっといても大きくなるんだからほっとけといわれたが、自分の妻は専業主婦で子どものことをがっつりとかまっているくせに。と違和感たっぷり。
・子どもの学校行事等で毎月何かしら有給休暇を取っていると、上司と我が子は同じ小学校に通っているにも関わらず上司に「そんなに学校の行事ってあるの?」と嫌味を言われました。共働き家庭なら今どき、保護者会や授業参観などお父さんの参加も当たり前なのに、何も知らないのかと驚きました。
・私が結婚した際に上司が「子どもができたら保育園の送り迎えは旦那にもやってもらえ。仕事続けながらは大変だから」と言ってた。上司に子どもの送り迎えをやったことがあるのかを聞くと一回もやったことはないとのこと。やったこともないのになぜうちの夫にはやってもらえというのか理解できない。
・子どもの用事や病欠でシフトを休みたい時、「また熱ですか?体調管理も母親の仕事です」と言われた。 いつも奥さんに任せきりで子どもに関わっていないのが丸わかり。

(4位)専業主婦になるのが子どものためになると考えている

・子どもがまだ小さいんだから、働いてないで子どもたちへの時間を作ってあげなさい、と言われた。
・働いている母親に対して、「なぜ子どもを預けてまで働くのかわからない」ということを言われた。
・子どもがいるのに保育園にずっと預けたままはどうなの?フルタイムの勤務でなければならないの?と声をかけられた。
・三つ子の魂百までというし、3歳までは母親の手で育てる方が、まともな大人に育つ、と言われた。まともな大人とは?
・子どもがいたらつきっきりで母親が見るのが当たり前という考え。今の物価高騰、低賃金でその考えは遅れていると思う。

(5位)男性が家事をすることへ抵抗感がある

・男性が家事をやることに対しての抵抗感が強く、「旦那が晩飯の準備をしてくれている」と言うと明らかにイライラされる。
・私は男性ですが「家に帰ってから家事とかやっているの?」とか雑談の中でよく言われる。
・私が小学生になった頃に母はパートを始めそれを良く思わなかった父。 職場で急に残業になった時、何度も母の職場に電話をかけ、早く帰って来い!と怒った。忙しい中働きに出ている母に、あまりにも理解や協力の無い父を悲しく思った。

調査結果まとめ

今回は20〜40歳を対象にしたアンケートでしたが、必ずしも年上の人の発言だけに違和感を覚えるというわけではなく、同年代からの発言について言及する声も多く見られました。

また、「共働きを批判したり女性の幸せを決めつける人に反論するのは面倒だから距離を置いたりスルーする」という声が多く、面と向かって反論するという声はほぼありませんでした。

アンケート概要

調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2024年4月2日〜4月7日
調査対象:20〜40歳の男女
回答数:100名
調査レポート:https://how-to-inc.com/88-prefer-dual-career-98464


WonderSpace
https://wonderspace.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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