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2024年04月14日 06:30 更新

朝の「こうあるべき」を手放す! 子どもの自立も促す我が家の朝時間の過ごし方

やることが多い朝の時間。毎日慌ただしくて大変ですよね。この時間をどのように効率化して、必要なことをこなしていくかは、どのご家庭でも常にある悩みではないでしょうか。今回は4人の子どもがいる我が家の、成長や生活スタイルの変化に伴って定着していった朝時間の過ごし方をご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

1日がスタートする朝。毎日のことではありますが、短時間にやらなければならないことが多く、どの時間帯よりもバタバタする時間ではないでしょうか。朝の段階で1日のエネルギーの多くを消耗してしまい、気持ちも体もくたくたになってしまうこともしばしば。これではその後の長い時間を乗り切れませんよね。

朝の時間をどうこなしていくかは、おそらく多くの人が悩む問題。我が家でも、家族の人数や成長、生活スタイルの変化によって、何度も調整をしてきました。

実は我が家の朝時間のことを話すと「えっ!?」と驚かれることも……。とはいえ、それらは変化する生活や4人の子どもたちの成長に合わせていったら定着していったことばかり。

かなり緩いスタイルなので、朝時間のヒントのひとつとしてご紹介します。

朝時間の困ったこと&イライラ

朝時間, 過ごし方, 変化, 朝食

朝にこなさなくてはいけないタスクをピックアップしてみると「名もなき家事」を含めると数えきれないほどありますよね。絶対に外せないものから、後に回してもいいものなど、毎日優先順位を考えながら順にこなしていきます。

人によっては考えなくてもいいように、朝の決まったルーティンを作って流れるように動く方法を採用しているかもしれません。これはとっても有効! すべてでなくても、ある程度の割合で取り入れているご家庭も多いと思います。

ただし、ここに落とし穴が……。小さな子どもがいると、常にこのルーティンが崩され、それがストレスを感じる原因に。

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我が家で特に大きなストレスになっていたのが朝ごはん。朝は体を目覚めさせ、1日をスタートさせるためのエネルギーをしっかりチャージさせたいと思い、それなりの朝ごはんを用意し、食べさせようとがんばっていました。ところが、子どもは遊び食べばかりで進まず、時間ばかり過ぎていき……。通園するようになるとタイムリミットがあるため、準備がスムーズにいかずにイライラするように。

子どもが増えていく中で、それぞれの生活リズムの違いや、成長変化の違いも増え、同じように対応することが難しくなっていきました。とても思い描いているような朝の風景にはなりません。

長男が小学生になると、朝のタイムリミットが格段に早くなり、それに合わせるように我が家の朝のスタイルもだんだんと変わって、今の形になりました。これも今後の家族の生活スタイルの変化でまた変化していくものとなりますが、カギとなることは「こうあるべき」という考えを手放すこと

我が家の朝時間4つの改変

1. 朝ごはんはセルフサービス

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栄養バランスの整った朝ごはんを、家族みんな揃って食べる。理想的な光景ですが……これを実現するためにはたくさんのハードルがあります。まずは家族それぞれの起きる時間、出掛ける時間の違い、準備の進み方など、子どもの成長や人数、仕事によっても大きく変わります。

「朝はきちんとこれだけ食べてもらいたい」という気持ちがずっとありましたが、どうやら夫も子どもも、私がこうあるべきと思い描いているようなメニューや量を求めていないことが、共に生活する中ではっきりしてきました。

そこで、長男が小学生になるころから朝ごはんはセルフサービスにして、それぞれ自分が食べたいものを食べたい量で準備して食べる形式に。これを継続させるために、いくつかのことをしています。

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朝ごはん用の常備食品を置く
我が家の場合、私以外は朝は軽く食べたい派でした。夫なパンやシリアルなどを軽く、できれば糖分を摂るほうが目覚める。子どもはその日の気分で変わるけれども、量は多く食べられず、あれこれ種類があっても食べるのが大変、という感じ。

そこで、すぐに食べられるパンやシリアルを常備するようにし、ご飯もお弁当用に必ず炊くので、少し多めに炊いておくことに。パンやご飯のお供になるようなものや、お湯を注げば飲めるスープなどをストックして、選択肢を多めに用意しています。

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冷凍ストック
解凍すればすぐに食べられるようなストックも重宝します。余ったら冷凍しておけば、続けて同じものを食べて飽きてしまうこともないのでオススメ。

市販品や、ちょっと手を加えた自家製のものでも、朝ごはんに使えるものが冷凍庫にあると、買い物に行けなかったときにも安心です。個々で選ぶので、1人分の食べ切りの量で保存するのがポイント。

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たまに人気メニューを用意
常備してあるものやストック品の中から選んでいても、飽きるときもあります。さすがに常時たくさんの種類を揃えておくのも難しいですよね。ムダが出ないように、使い切れるかどうかも考えながら揃えて置くので、常備するものが代わり映えしないと言われることも。

そこで、たまには家族が好きなパンやマフィン、ホットケーキやフレンチトーストなどを作ったり、少し高めのおいしいパンを購入したりして、お互いにストレスなく、セルフサービス形式を維持できるようにバランスを取っています。

2. 上手くできなくてもOK

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子どもの成長に合わせて、朝時間にも子どもに期待することが増えていませんか? たとえば、ごはんは自分で食べてほしい、園の準備も自分でできることはやってほしい、着替えも手伝いなしでできるようになってほしい等々。

成長を促すためにも大切なことですが、子どもは日によって別人のようになってしまうことも少なくありません。

「このくらいできるだろう」を捨てる
そこで大切なのが「このくらいできるだろう」という思い込みを捨てること。昨日できたのにどうして今日はできないの? という気持ちはぐっと飲みこんで、そんな日もあるね~と受け流すことも、心のバランスを取るためには大事。

年齢的にこの程度はできるだろう、上の子はできたのだから同じようにそろそろできるはず、と思うことも多いですが、個人差やその日の気分もあるので、できなければ、今日はうまくできない日と思って割り切ることも有効です。

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子どもが自分でしやすい形状に整える
起きた瞬間からトップギアで動き回るタイプもいれば、ゆっくり目覚めていくタイプもいます。朝は時間がない中で多くのことをこなしていくため、大人も子どもも余裕がないですよね。

朝時間に子どもがスムーズに動けるように、少し整えておくことで解決することもあります。たとえば、1人分の使い切りのココアやスープの素なら計量不要で、カップに入れてお湯を注ぐだけなので、子どもでも用意しやすくなります。持ち運びしやすいトレーを用意したり、園グッズを手の届きやすい場所を定位置にして置くなど、それぞれの成長に合わせて少しだけ工夫を。

試してみて全く効果がないこともありますので、その場合は別のやり方を試せばOK。試行錯誤しながら、その子にあったやり方を見つけます。

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段階を踏んでできることを増やす
何かができるようになる時期には個人差があります。教えてすぐにできる場合もあれば、時間をかけて習慣になる場合も。早くできるようにならないと! と思うと、お互いに負担を感じてしまいますよね。

まずは簡単なことから始め、成長に合わせてできることを増やせていけば大丈夫。まわりの子と比較しがちですが、特に幼児期の成長は個人差が大きいもの。今はまだできなくても、これからできるようになればいいと肩の力を抜くことができれば◎。

我が家では、末っ子が生まれたころには朝食はセルフサービス形式になっていました。当然、小さいころは自分で朝食の用意をすることができませんが、意外にも上の子たちが自然とサポート。一時期は、卵焼きにはまっていた長男が毎朝焼いて、下の子たちに作ってくれていたことも。子どもたちの成長を感じた出来事でした。

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完璧を求めない
子どものことを多く書きましたが、実は朝時間をよりよくするためには、いかに自分のストレスを減らして、優先順位の高い必要なことをこなせるかがポイントなんです。

では、ストレスになることがどんなことかを考えてみると、理想と現実のギャップから、思い描いたことができていないことにがっかりするからではないでしょうか。これは自分に対しても、子どもに対しても、夫に対してかもしれません。

「今はここまでできれば上等!」と、できたことに目を向けることができるようになったことで、朝時間もかなりラクな気持ちで過ごせるように。

3. プラス多めで乗り切る

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お弁当用に多めに作る
朝ごはんはセルフサービスで乗り切っても、そうはできないのがお弁当作り。将来的にはこれも自分で……なんて期待していましたが、高校生の娘には一向にその気配がありません(笑)。朝時間の中でも、お弁当作りは大きなエネルギーが必要な作業。

冷凍食品や作り置きなど、さまざまな工夫をしている方も多いと思いますが、我が家では、普段は前日にお弁当用にちょっと多めに作る方法で乗り切っています。夕食作りのときに、1~2品お弁当に使えそうなおかずを組み込んで取り置き。そのまま詰めるか、リメイクして使います。

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朝ごはん用に多めに作る
具だくさんのスープなどを多めに作って、朝ごはんに回せるようにすることもあります。気をつけていることは、お弁当用も朝ごはん用も多めにとはいっても、朝使い切れるくらいにすること。

お弁当やごはんのおかずを、週末にたくさん作り置きする方法はちょっと憧れたりもしますが、性格的にこれは合わないと思ってしません。というのも、冷蔵庫にどんな料理が残っているのか把握して、キレイに消費する自信がないから。そのため、次の日には食べ切れるほうが私はストレスがないんです。

4. おひとりさま朝ごはんタイム

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子どもが小さいころは、毎朝怒涛のように時間が過ぎ、送り出していました。未就園児がいれば、その後も自分時間なんてないまま1日が過ぎていましたが、現在では末っ子も中学生。

今ではひと段落してから、ゆっくりとおひとりさま朝ごはんをとっています。そしてこの落ち着いた時間は、私自身のリセット時間に。その日の予定に思いを巡らせ、お弁当の残り物などをきれいに食べ切ってしまって、スッキリさせるのが定番となっています。

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朝時間の合間に猫のお世話も。みんなの朝時間が終わるころには、すっかりこの日のお昼寝場所を決めてくつろいでいる猫たち。猫くらいのんびりした心持ちで過ごせば、きっともっと気楽に毎日過ごせるんだろうな~と思ってはモフモフして癒されてます♪

まとめ

我が家の朝時間の改変は、ごくごく当たり前のことから、それでいいの!? と思われることまであると思いますが、大切なのは思い込みを手放して、肩の力を抜いてがんばりすぎないこと。理想と現実のギャップでストレスを感じるよりも、家族がやりやすい方法、心地よい方法をその都度修正しながら、臨機応変に対応していけばOK。

家族ごとに合っている方法は違うので、同じようにやっても有効かどうかはわかりません。もし参考になることがあれば、ご家庭に合わせてアレンジして取り入れてみていただけたら幸いです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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