【作り置きレシピ】食べたいときに焼くだけ！ 冷凍トースト

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

朝の時間や、バタバタしている中で用意することも多い昼食など、きちんと食べたいけれど、なかなか難しいときもありますよね。自分のことだけならば、ちょっとくらい適当でも構わないと思ってしまいがちですが、子どもがいるとそうもいきません。毎日必要な食事を、どうやって効率よく、限られた時間の中で用意するか悩んだことがある方も多いと思います。

解決策のひとつの方法として「作り置き」があります。時間があるときにまとめて作っておき、保存しておく方法です。中でも「冷凍トースト」は、好みに合わせて作れるのでバリエーションも多く、食べたいときに焼くだけという手軽さが人気です。

名前の通り「冷凍トースト」は冷凍したパンです。パンを冷凍することは認知されてきていますが、今回注目する冷凍トーストは食パンの上に具材をトッピングするところまで完了させてから冷凍したもの。あとは食べるときに焼くだけでOKです。

賞味期限が残り少ないときにも、ちょっと使いきってしまいたい食材があるときにも、冷凍トーストにして使ってしまえば、保存期間が長くなります。パンだけならば冷凍で1ヶ月程度冷凍保存できますが、具材を乗せることもあり、2週間程度の保存がオススメです。

トーストとはいえ、食べる前にすべての具を揃えて作ると、意外に時間も手間もかかります。時間に余裕があるときや、少し残った食材があるときに作れば、効率がUP！ ついでに作り置きを用意しておこう～くらいの気持ちで挑戦できるので◎。

焼く間は手も空くので、ほかの用意ができる点もいいですよね。トータルで考えるとかなり時短になっています。

冷凍トーストは1枚でも、まとめてたくさんでもできるのがいいところ。必要に合わせて、そのときにある食材を利用でき、時間も食材も無駄がなくなります。

定番のピザトーストはいろんなトッピングでアレンジもでき、栄養バランスも◎。朝食などにもぴったりですが、忙しい朝にトッピングを用意するのは面倒。冷凍トーストにしておくと重宝します。

作り方は通常のピザトーストを作るときと同じ。食パンにピザソースを塗ってトッピングを乗せていきます。ピザソースがなければケチャップを塗って、乾燥バジルやオレガノなどのハーブを振りかけるだけでもOK！

とろけるチーズ、スライス玉ねぎ、ウインナー、コーン、ピーマンなどをお好みで。

【具材選びのポイント】
冷凍するので、水分の多い食材はあまり向いていません。焼くときに火が通りやすいように薄くカットすること、水気は取ること、盛りつけすぎないことに気をつけましょう。

あとはラップを上からかけて、空気をできるだけ抜きつつ、包めば完成。

フリーザーバッグに詰めて冷凍庫へ。急冷凍するように、金属バットに乗せて冷凍すると◎。

冷凍トーストは凹凸もあるので、しっかり密閉できないこともあり、冷凍すると霜がついてしまいがち。味が落ちないうちに早く食べるのがオススメ。

野菜など使ってあるものは自然解凍すると水分が出てきてしまうので、冷凍庫から出してすぐに凍ったまま焼くようにしましょう。

焼くのはトースター、グリル、オーブンなどで。我が家では1度に何枚も焼きたいときにはオーブンで焼いたり、そのときの必要に応じて使い分けています。

解凍しながら焼くので通常のトーストよりも焼き時間は長め。トッピングが多いものは、こんがり焼けているようで中は冷たい！ なんてことも。そんなときは、ある程度焼き色がついたら、アルミホイルを被せて焦げないようにしてみてください。

冷凍トーストを何種類か揃えておくと、その日に食べたいものを選ぶこともできるのでいいですよ♪

人気のツナマヨコーンも冷凍トーストにできます。焼くと溶けたマヨネーズがパンにジュワっと染みて美味。玉ねぎのスライスを加えたりしても◎。ツナ缶の油は多少切ったほうが扱いやすいです。

【材料】
コーン、ツナ缶、マヨネーズ、パセリ

【作り方】
① 食パンにマヨネーズを塗る。
② コーン、ツナ、マヨネーズを和えてパンに乗せる。
③ 刻んだパセリをかけてラップで包んで冷凍。

ゆで卵はそのまま丸ごと冷凍すると、白身の部分の味や食感が変わってしまうので向いていませんが、フィリングにするとあまり変化も感じずに、おいしく食べることができます。ゆで卵が残ってしまったときには、ぜひ冷凍トーストにしてストックしてみてください。焼き上がりにブラックペッパーを振りかけると大人味でオススメ。

【材料】
卵、マヨネーズ、塩こしょう、ブラックペッパー（お好みで）

【作り方】
① 卵を固ゆでする。
② 玉子をつぶしてマヨネーズ、塩こしょうで和える。
③ パンに乗せてラップで包んで冷凍する。

フィリングを挟んだたまごサンドとは違い、焼くことでよりたまごの味を楽しめますよ♪

ピザソースではなくジェノベーゼソースを使うトーストもオススメ。ジェノベーゼソースは市販の物でも手作りのものでもOKです。我が家ではバジルを使ったものだけでなく、パセリや大葉のジェノベーゼソースも人気。ベーコンとアスパラにもよく合います。

【材料】
ジェノベーゼソース、とろけるチーズ、アスパラガス、スライス玉ねぎ、ベーコン

【作り方】
① パンにジェノベーゼソースを塗る。
② 具材を乗せる（アスパラガスは根元の固い皮はピーラーで取ってからカット）。
③ ラップで包んで冷凍。

ピザやトーストに合うおかずは意外に多いですよね。中でもオススメなのが照り焼きチキン。ちょっと和風味のおかずでもトーストにしてみると美味しいので試してみて♪

【材料】
鶏肉、ネギ、ゆで卵、海苔、マヨネーズ、砂糖、醤油

冷凍トースト用に作るのは面倒ですが、夕食のおかずとして作るときにちょっと多めに作って置いたり、半端な量が残ったときにオススメ。鶏肉とネギを焼き、砂糖と醤油で味つけするのが我が家の定番です。

【作り方】
① 食パンにマヨネーズを塗る。
② 照り焼きチキン、輪切りにしたゆで卵を乗せる。
③ マヨネーズをかけ、細切りにした海苔をかけてからラップで包んで冷凍。

照り焼きチキンのほかにも、唐揚げ、エビチリ、きんぴらごぼう、しょうが焼きなど、普段のおかずが意外にパンと合います。

冷凍トーストはスイーツ系のトーストもできます。軽食にもおやつにも使えて便利。バナナトーストは子どもに人気です。

【材料】
バナナ、ピーナッツバター（甘みなしの粒入りタイプがオススメ！）、ココア、バター

【作り方（ココアバター版）】
① ココアとバターを混ぜる。
② 食パンに塗る。
③ スライスしたバナナを乗せてラップで包んで冷凍。

ココアは無糖のものを使う場合は、砂糖などを足して甘みを加えてください。

ピーナッツバター版はココアバターの代わりにピーナッツバターを塗り、同じように作ります。

こんがり焼けた香ばしいパンと、トロトロになったバナナが絶妙。バナナの甘さで十分ですが、甘味が足りなかったらはちみつやメイプルシロップをかけても◎。

思い立ったらすぐに作れるメロンパントースト。冷凍ストックしておくといつでも食べられます♪

【材料（2枚分）】
・無塩バター……30g
・薄力粉……大さじ4
・砂糖……大さじ2
・バニラエッセンス……数滴
・グラニュー糖……適量
・チョコチップ……お好みで

【作り方】
① 無塩バターを室温に戻し、薄力粉、砂糖、バニラエッセンスを加えてよく混ぜる。　
② 食パンに塗る（お好みで半分はチョコチップ入り）。
③ 網目模様をつけ、グラニュー糖を振りかけてからラップで包んで冷凍。

こんがり焼くと香ばしさも食感もUP！ 焼き立てはクッキー生地が柔らかいこともありますが、少し置くとサクッとした食感になります。

クリームチーズとフルーツのジャムは相性抜群。簡単に作れるのにスイーツを食べたかのような満足感。スライスアーモンドで香ばしさをプラスしました。

【材量】
クリームチーズ、ジャム、スライスアーモンド
ジャムは柑橘系やベリー系などお好みのジャムで作ってください。

【作り方】
① クリームチーズを室温に戻し、ジャムと軽く混ぜる。
② パンに塗り、スライスアーモンドを散らす。
③ ラップで包んで冷凍。

こちらもスイーツ系としては王道のりんごカスタード。アップルタルトを食べているかのような気分にしてくれます。

【材料】
カスタードクリーム、りんご、シナモンパウダー、グラニュー糖

■レンチンのみ！ 簡単カスタードクリームレシピ
電子レンジで簡単に作れるレシピです。

【材料（作りやすい量）】
・卵……1個
・薄力粉……大さじ2
・牛乳……200ml
・砂糖……大さじ4
・無塩バター……10g
・バニラエッセンス……数滴

【カスタード作り方】
① 耐熱容器に卵を溶き、砂糖を加えてよく混ぜる。
② 薄力粉を少しずつ加えてよく混ぜる。次に牛乳を加え、よく混ぜる。
③ 電子レンジ600Wで2～3分加熱する。
④ よく混ぜる。とろみがまだつかないようなら様子を見ながら追加で加熱。
⑤ バターとバニラエッセンスを加えてよく混ぜる。

でき立てはトロトロですが、冷めるともったりするくらいに固まります。

【トースト作り方】
① りんごを薄くスライスして、塩水に浸けてからしっかりと水気を取る。
② 食パンにカスタードクリームを塗る。
③ りんごを並べ、シナモンパウダーとグラニュー糖を振りかける。
④ ラップで包んで冷凍。

冷凍トーストは、水気が多くない食材であれば具材として使うことができ、アレンジしやすく、すぐに作れるところが魅力。時間があるときや、ちょっと残った食材を消費するために作ることもでき、時間も食材も無駄なく効率的。いくつか種類を作っておけば、食べたいときに選んで焼くだけでおいしいトーストができあがるので、とっても便利ですよ♪